ノーコード開発ツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較
ノーコード開発ツールは、「何を作るか(業務アプリ、Webサービス・スマホアプリ、Webサイト)」と「料金を何で数えるか」で選ぶと失敗しにくくなります。Abin編集部は12ツールの公開情報を同じ基準で調べました。その結果、社内の業務アプリならkintone、現場のスマホ入力ならPlatio、Microsoft 365を使っているならMicrosoft Power Apps、ストアに出すスマホアプリならBubbleやAdaloが候補になりました。合計点では、kintoneとPlatioが22点で並び(機能の点でkintoneが1位、Platioが2位)、Microsoft Power Appsが21点で3位です。点数は「公式に情報が出ているか」「日本語で使えるか」を多く見ています。海外ツールは日本語の点が低くなりますが、機能が劣るという意味ではありません。
目的別の結論
- 社内の業務アプリを作りたい:kintone(月1,000円/ユーザー〜、税抜)、SmartDB(大企業向け)、Platio(現場のスマホアプリ)
- Microsoft 365・Google Workspaceを使っている:Microsoft Power Apps、Google AppSheet
- スマホアプリをストアに出したい:Bubble、Adalo、Click
- 無料から試したい:Google AppSheet(テストユーザー10人まで無料)、Glide・Bubble(Freeプラン)
- Webサイトを作りたい:Studio(Webサイト制作向け)
この記事では、業務アプリやWebアプリ、スマホアプリを作るツールに加えて、Webサイト制作向けのStudioも同じ基準で比べています。Studioは業務アプリを作れないため、目的が合うかを先に確かめてください。
この記事でわかること
- ノーコード開発ツール12製品の料金・無料で試せる範囲・AIへの対応(2026年10月29日に公式サイトやITreviewなどで確認)
- 編集部が使った5つの評価軸と点数
- 目的別の選び方と、料金・トライアルで確かめること
各ツールの口コミは、ツールごとの評判記事にまとめています。
本記事は、掲載ツールの提供元から報酬を受け取らずにAbin編集部が独自に調査・評価しています。有償の掲載がある場合は、該当するツールに「PR」と明記します。
ノーコード開発ツールおすすめ12選の比較表
点数は後で説明する5つの評価軸の合計(25点満点)です。料金は確認できた最低額で、通貨と税の扱いは出典の表記に従っています。ITreviewは製品全体の満足度と件数です。ツール名のリンクから評判記事を読めます。
| 順位 | ツール | 作れるもの | 料金の目安 | 無料で試せるか | 日本語 | AI | ITreview | 合計点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | kintone | 業務アプリ | 月1,000円/ユーザー(税抜、最小10ユーザー) | 30日の無料お試し | 国産 | アプリ作成AI | 3.9(583件) | 22点 |
| 2 | Platio | 現場のスマホアプリ | 月27,000円(10ユーザー、税別) | 1か月の無料トライアル | 国産 | AIアプリ作成(ベータ) | 4.2(119件) | 22点 |
| 3 | Microsoft Power Apps | 業務アプリ | ¥2,998/ユーザー/月相当(年払い・税抜) | 無料の開発者向けプラン(本番不可) | 日本語のドキュメント | Copilotでアプリ作成 | 3.7(68件) | 21点 |
| 4 | Claris FileMaker | 業務アプリ | 月2,200円/ユーザー(税抜・年間契約) | 45日のトライアル(第三者の掲載) | 日本語サイト | アプリ内でAI | 4.1(228件) | 20点 |
| 5(同率) | Google AppSheet | 業務アプリ | $5/ユーザー/月 | テスト10人まで無料 | 画面は確認できず | アプリ作成用Gemini | 3.8(22件) | 20点 |
| 5(同率) | Bubble | Webアプリ、スマホアプリ | $59/月(Web+モバイル、年払い) | Freeプラン | 英語の画面 | AIでアプリ生成 | 3.3(3件) | 20点 |
| 5(同率) | Glide | 社内アプリ(PWA) | $25/月 | Freeプラン | 確認できず | AIでアプリ生成 | 3.9(6件) | 20点 |
| 8 | SmartDB | 業務アプリ・ワークフロー | 非公開(資料請求で案内) | 無料トライアル | 国産 | AIがチェック・提案 | 4.0(191件) | 19点 |
| 9 | Click | Webアプリ、スマホアプリ | 月4,400円(年一括払い・税込) | Freeプラン | 国産 | ChatGPT連携 | 0件 | 19点 |
| 10 | SPIRAL | フォーム・会員サイト | 月3万円〜+発行費用15万円(税別、PLUS) | 無料トライアル | 国産 | 確認できず | 3.9(100件、ver.1) | 18点 |
| 11 | Adalo | スマホアプリ、Webアプリ | $65/月(Builder、初月$30) | Freeプラン | 公式で確認できず | AIでアプリ生成 | 3.5(1件) | 18点 |
| 12 | Studio | Webサイト(Webサイト制作向け) | 月590円(年払い・税込、アイミツ掲載) | Freeプラン | 国産 | 文章・画像の生成 | 4.1(62件) | 18点 |
同じ点数は「機能」→「利用者の評価」→「始めやすさ」の順に比べました。22点のkintoneとPlatioは、機能(5対4)でkintoneを1位にしています。20点の4ツールは機能がすべて5点のため利用者の評価で比べ、評価4点のClaris FileMakerを4位、全項目が同じGoogle AppSheet、Bubble、Glideを同率5位にしています。19点のSmartDBとClickは、機能(5対4)でSmartDBを上にしています。18点の3ツールは、機能(SPIRAL 4点、Adalo 3点、Studio 2点)の順に並べています。
ノーコード開発ツールで作れるもの
ノーコード開発ツールは、作れるものによって大きく4つに分かれます。1つのツールで複数を作れるものもあります。
| 作れるもの | 例 | この記事のツールの例 |
|---|---|---|
| 業務アプリ・データベース | 案件管理、在庫管理、申請・承認、日報 | kintone、Microsoft Power Apps、Claris FileMaker、Google AppSheet、Glide、Platio、SmartDB |
| Webアプリ・Webサービス | 一般向けのサービス、会員サイト | Bubble、SPIRAL、Click、Adalo |
| スマホアプリ(ストア公開) | App Store・Google Playで配るアプリ | Bubble、Adalo、Click |
| Webサイト | コーポレートサイト、LP | Studio |
スマホで使うアプリには、App Store・Google Playで配るネイティブアプリと、ブラウザから開いてホーム画面に置けるPWAがあります。Bubble、Adalo、Clickはストアに公開できます。Glideのアプリは、ストアを通さないPWAです。kintone、Platio、Claris FileMaker(FileMaker Go)は、提供元の専用アプリから使う形です。社外の人が使う申込フォームや会員サイトなら、SPIRALや、kintoneの連携サービス(FormBridge、kViewerなど)が候補になります。
ノーコードはコードを書かずに作る方式、ローコードは一部をコードや数式で書いて機能を足す方式です。実際は両方に対応するツールが多くあります。kintoneはJavaScript、Microsoft Power AppsはPower Fxという数式で機能を足せます。SmartDBもイベントハンドラなど一部でローコードの記述を使い、SPIRALはローコードの「ver.1」とノーコードの「WebTools」に製品が分かれています。
Abin編集部の選び方(評価軸5つ)
12ツールすべてに同じ5つの物差しで点を付けました(各5点、合計25点)。点の根拠は主に、公式サイト・公式資料と、ITreviewに提供元が載せている情報です。公式で確認できなかった点は報道・比較サイト・口コミで補い、本文に出所を書いています。
| 評価軸 | 見たところ | 点の付け方 |
|---|---|---|
| 機能 | ①業務アプリ・データベース、②Webアプリ・スマホアプリとしての公開・配布、③ワークフロー・自動化、④外部連携(API、Excel・スプレッドシート、Microsoft 365など)、⑤権限・セキュリティ(細かいアクセス権、SSO、IP制限、監査ログのいずれか) | 5つのうち、公式またはITreviewのベンダー掲載で確認できた数 |
| 始めやすさ | 料金が公式に出ているか、無料で試せるか | 公開+無料プラン=5点、公開+無料トライアル=4点、公開のみ=3点、非公開+無料で試せる=2点、非公開のみ=1点(第三者の掲載だけの金額は非公開として扱う) |
| 日本語・支援 | 日本語の画面とサポート | 画面+導入支援=5点、画面+問い合わせ窓口=4点、画面のみ=3点、画面なし=2点 |
| AI | 生成AIでアプリを作れるか | 生成AIでアプリを作れる(提供済みのベータを含む)=5点、アプリの中で生成AIを使える=4点、AI-OCRなど限定的=3点、記載なし=2点 |
| 利用者の評価 | ITreviewの製品全体の満足度と件数 | 4.2以上かつ100件以上=5点、4.0以上かつ50件以上=4点、それ以外で1件以上=3点、0件・掲載なし=2点 |
口コミの中身は点数に入れず、各ツールの評判記事にまとめています。
おすすめのノーコード開発ツール12選
1位 kintone|現場で業務アプリを作れる国産ツール

向いている会社:紙やExcelの業務を、現場の担当者がアプリにしたい会社。部署や役職ごとに、見せるデータを細かく分けたい会社。国内のデータセンターやISMAPなど、日本の基準に沿ったクラウドを選びたい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 22点(Platioと同点。機能の点で上位) |
| 機能 | 5点:業務アプリ、公式モバイルアプリ、プロセス管理(承認)と通知、REST API・連携コネクタ、アプリ/レコード/フィールド単位の権限・IP制限・SAML認証・監査ログ |
| 始めやすさ | 4点:公式料金ページで公開、30日の無料お試し |
| 日本語・支援 | 5点:国産の日本語画面とサポート、ワイドコースに「導入相談」 |
| AI | 5点:アプリ作成AIで、チャットからアプリを作成(2026年6月14日に正式提供) |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.9(583件) |
| 料金 | ライト 月1,000円、スタンダード 月1,800円、ワイド 月3,000円(1ユーザー、税抜)。年額はライト12,000円、スタンダード21,600円、ワイド36,000円(1ユーザー、税抜)。最小10ユーザー(ワイドは1,000)。初期費用無料、1か月から契約可。kintone AIのクレジットは、ライト対象外、スタンダード500、ワイド1,000(×ユーザー数) |
| 提供元 | サイボウズ株式会社(東証プライム上場) |
kintoneは、データベース型の業務アプリを作る国産ツールです。100種類以上の無料サンプルアプリ、Excelの読み込み、ドラッグ&ドロップ、AIとのチャットからアプリを作れます。承認は「プロセス管理」でステータスと担当者を決めて組み、担当者に通知できます。アクセス権は、アプリ・レコード・フィールドの単位で、ユーザー・組織・グループごとに設定できます。IPアドレス制限、SAML認証、二要素認証、監査ログを標準で備え、国内のデータセンターで運用し、ISMAPにも登録されています。足りない機能は、パートナー各社のプラグインや連携サービス、JavaScriptで足せます。「kintone AI」には、アプリ作成AI、プロセス管理設定AI、検索AIなど6つの機能があり、2026年6月14日に正式提供されました。2026年5月には、OneDrive、Outlook、TeamsなどのMicrosoft 365とノーコードでつなぐ「連携コネクタ」を正式リリースしました。公式は、利用企業42,000社以上としています(自社発表)。(料金、kintone AIの発表、連携コネクタの発表、セキュリティ資料)
事例
- 沖縄電力:グループ約3,800名の全社基盤にし、承認のリードタイムを半分以下に、業務時間を年間1万5,000時間削減(公式発表、2026年)。(発表)
- 日機装:案件管理と製品ライフサイクル管理をkintoneで作り、検索AIも使って業務時間を年間約23,000時間削減(公式事例集)。(事例集)
利用者の声:ドラッグ&ドロップでアプリを作れ、純正機能、プラグイン、JavaScriptと段階的に機能を足せるという声や(ITreview)、Excel・電話・メールに分かれていた案件・受注の管理を一つにまとめられたという声があります(ITreview)。一方で、集計機能が弱く、複雑な集計表には時間とお金がかかるという声や(ITreview)、プラグインが多すぎて選びにくく、PCとスマホで操作感が違うという声もあります(ITreview)。
注意点:ライトコースでは、プラグイン、連携サービス、連携コネクタ、kintone AIを使えません。ノーコード開発ツールとして使うならスタンダード以上が前提で、実質の最低額は月18,000円(10ユーザー、税抜)です。プラグインや連携サービスはパートナー各社の製品で、別料金(月額数千円〜数十万円、買い切りもあり)です。社外向けのフォームやWeb公開、独自のスマホアプリも、別料金の連携サービスで作ります。連携コネクタは、無料枠が月3,000ステップで、月額1万円ごとに月1万ステップを足す料金と報じられています(税の記載なし)。kintone AIのクレジットは、公式料金ページの表で、ライトが対象外、スタンダードが500クレジット×ユーザー数、ワイドが1,000クレジット×ユーザー数です。監査ログのうち、ログイン履歴は過去2週間分です。
kintoneの評判はkintoneの評判記事で詳しくまとめています。
2位 Platio|現場のスマホ業務アプリを国産ツールで

向いている会社:点検や日報など、現場の入力をスマホに置き換えたい会社。エンジニアがいなくても、テンプレートから短期間でアプリを用意したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 22点(kintoneと同点。機能の点で下位) |
| 機能 | 4点:データベースの自動作成、スマホでの写真・GPS入力、Web API・Excel帳票、IP制限・SAML SSO・活動ログ。承認は比較サイトで「非対応」 |
| 始めやすさ | 4点:公式料金ページで公開(税別)、1か月の無料トライアル |
| 日本語・支援 | 4点:国産の日本語画面とサポート |
| AI | 5点:文章や帳票の画像からアプリを作る「AIアプリ作成」(2026年2月からベータ) |
| 利用者の評価 | 5点:ITreview 満足度4.2(119件) |
| 料金 | Lite 月27,000円、Basic 月57,000円、Premium 月97,000円、Enterprise 月210,000円(税別、保守料金を含む)。各10ユーザーで、ユーザー数の拡張上限はLite 100、Basic 200、Premium 500、Enterprise 1,000。10ユーザー追加は月3,000〜5,000円。初期費用0円、1契約で複数のアプリを作成可。AIクレジットはLite 500、Basic 5,000、Premium 10,000、Enterprise 25,000で、上限拡張は10,000クレジット5,500円(いずれも公式料金ページ) |
| 提供元 | アステリア株式会社(東証プライム上場) |
Platioは、現場で使うモバイル業務アプリ(ミニアプリ)を、ブラウザの設定だけで作る国産ツールで、2017年に発売されました。利用者はiOS・Androidの専用アプリで使い、写真やGPSの入力、Bluetooth機器からの自動入力、オフラインでの利用に対応します。データベースは自動で作られ、入力データの変化を管理者に通知できます(BOXIL掲載)。公式料金ページの機能表には、Webhook、Web API(Liteは対象外)、Excel帳票出力、ユーザー活動ログ、IPアドレス制限、二要素認証、SAMLのSSO(Enterpriseのみ)が並びます。ITreviewのベンダー掲載では、Basic以上でWeb APIとExcel帳票の出力、Premium以上でIP制限と二要素認証を使えるとしています。テンプレートは100種類以上で、1か月の無料トライアルではテンプレートを使ったアプリ作成から活用までを試せます(自社発表)。報道によると、2026年8月以降、PCのブラウザで使うWebアプリの作成や、ClaudeやChatGPTなどの生成AIとつなぐMCPサーバー機能(10月から)を順次加えています。(料金、料金(ITreview)、AI機能の記事、発売時の発表)
事例
- ルネサンス:落とし物管理アプリを3日で作り、全国103店舗で紙の台帳をやめて、作業時間を月最大550時間削減(公式発表、2022年)。(発表)
- NTT東日本-南関東:熟練技術者のノウハウを記録するアプリを約2日で作り、報告業務を年間1,000時間削減(公式発表、2022年)。(発表)
利用者の声:日報や検査記録をスマホで入力するようにし、事務所での入力と残業が減ったという声や(BOXIL)、エンジニアがいなくても月数万円でアプリを内製でき、テンプレートが多いという声があります(BOXIL)。一方で、テンプレートを使う仕様のため、画面を自由に変えられない部分が多いという声や(BOXIL)、テンプレートをもっと柔軟にカスタマイズしたいという声もあります(BOXIL)。BOXILのレビューには、謝礼のあるキャンペーン経由のものも含まれます。
注意点:AIアプリ作成の正式版と音声でのAI入力は、2026年8〜10月に順次提供と報じられています。公式料金ページの機能表には「AIアプリ作成」「AI音声対話入力」の行がありますが、正式に提供済みかは確認できませんでした。料金は税別で、ユーザー数ではなく10ユーザー単位のプランで決まるため、少人数でも月27,000円からです。Web APIはLiteでは使えず、SAMLのSSOはEnterpriseだけです。古い掲載ではプラン名が違い、イプロスの掲載(2026年2月更新)は「スタンダード27,000円」でBasicがありません。Basicは2026年8月に加わった新しいプランです。関連製品(Platio Connect、Platio One、Platio Canvas、Platio Canvas AI)が多く、料金は製品ごとに違います。承認ワークフローは比較サイトで「非対応」とされ、公式では確認できませんでした。
Platioの評判はPlatioの評判記事で詳しくまとめています。
3位 Microsoft Power Apps|Microsoft 365と同じ基盤で作る

向いている会社:Microsoft 365やTeams、SharePointのデータを使うアプリを作りたい会社。Dynamics 365を使っていて、同じデータの基盤でアプリを足したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 21点 |
| 機能 | 5点:データベースのDataverse、Web・モバイル向けのキャンバスアプリ、アプリ内のPower Automateフロー、200以上のデータソース、IPファイアウォール・監査 |
| 始めやすさ | 5点:日本の公式料金ページで円の価格を公開(税抜)、無料の開発者向けプラン |
| 日本語・支援 | 3点:日本語のドキュメント。日本語のサポート・導入支援は確認できず |
| AI | 5点:Copilotとの会話でアプリを作成(日本語を含む7言語で一般提供) |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.7(68件) |
| 料金 | Premium ¥2,998 ユーザー/月相当(年払い、税抜)。最小2,000シートのPremiumは¥1,799 ユーザー/月相当(年払い、税抜、営業担当者に問い合わせ)。開発者向けプランは無料。米国の告知では、2027年1月1日からPremiumを値上げ予定(日本円での改定額は確認できませんでした) |
| 提供元 | Microsoft Corporation(日本法人は日本マイクロソフト株式会社) |
Microsoft Power Appsは、Power Automate、Power BIなどと同じ「Power Platform」の製品の一つです。白紙から画面を作り、Web・モバイル・タブレット向けに使う「キャンバスアプリ」と、Dataverseのテーブル・フォーム・ビューから画面ができる「モデル駆動型アプリ」を作れます。Dataverseは、Dynamics 365と同じデータの基盤です。キャンバスアプリは、SharePointリスト、Excel、Dataverseなど200以上のデータソースにつなげます。Copilotとの会話でテーブルとアプリを作る機能は、日本語を含む7言語で2024年2月に一般提供されました。Power Fxの数式の作成やフォームの入力支援にもCopilotを使えますが、キャンバスアプリの説明作成など、プレビューの機能も多くあります。日本の公式料金ページによると、Premiumではライセンスを持つユーザーが無制限にアプリを作って展開でき、アプリ内のPower Automateフロー(1か月あたり最大750)、Webサイトを作るPower Pages、Dataverse(250MBのデータベースと2GBのファイル)、アプリでのエージェント機能とMicrosoft 365 Copilot チャットも使えます。(料金、価格改定、Copilotの機能)
事例
- 花王:和歌山工場でIT経験のない社員が原材料の在庫アプリを作り、300種類超の紙のカードを置き換えて月約480時間を削減。国内10工場で、市民開発者が260超のアプリを作成(公式ブログ、2023年)。(事例)
- 経済産業省:Gビズフォームの開発期間を、従来の1年から1カ月に短縮(日本マイクロソフトの発表、2022年。Power Platform全体の事例)。(発表)
利用者の声:SharePoint・Excel・Teamsとの連携がスムーズという声や(ITreview)、社内のちょっとした要望をすぐアプリにでき、ドメイン内のユーザーだけが使えるので安心という声があります(ITreview)。一方で、Microsoft 365付属のライセンスではSharePointからのデータの読み込みに上限があり、時間がかかるという声や(ITreview)、アプリの起動に時間がかかり、Power Automateと関数の書き方が一部違って混乱するという声もあります(ITreview)。
注意点:第三者の記事によると、Microsoft 365付属の範囲はTeams・SharePoint中心で、Dataverseやプレミアムコネクタには有償のPremiumが要ります。開発者向けプランは無料ですが、本番では使えません。料金ページには「無料で試す」の案内もありますが、試用の期間は確認できませんでした。購入にはクレジットカードが必要です。IPファイアウォールを使うには、マネージド環境に加えて、利用者にMicrosoft 365 E5などのライセンスが必要です。アプリ単位のライセンスは2026年1月に新規販売を終えたと、第三者の記事が伝えています。「1アプリあたり月額○円」と書いた古い記事に注意してください。ITreviewの価格ページは、旧プランのまま更新されていません。
Microsoft Power Appsの評判はMicrosoft Power Appsの評判記事で詳しくまとめています。
4位 Claris FileMaker|Mac・Windows・iPhoneで動く業務アプリ

向いている会社:MacとWindowsが混在する職場や、iPhone・iPadで現場の入力をしたい会社。社内のデータを外に出さずに、生成AIを使いたい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 20点(5位の3ツールと同点。利用者の評価の点で上位) |
| 機能 | 5点:業務アプリ・データベース、Mac/Windows/iPhone・iPad/Web、承認ワークフロー、API・ODBC、アクセス権・監査ログ(ITreviewのベンダー掲載) |
| 始めやすさ | 4点:公式の価格表で公開、無料トライアル |
| 日本語・支援 | 3点:日本語のサイト。日本語のサポート・導入支援は確認できず |
| AI | 4点:アプリ内でRAG・自然言語での回答、Gemini対応。AIでの開発は2026年後半にプレビュー予定 |
| 利用者の評価 | 4点:ITreview 満足度4.1(228件) |
| 料金 | Cloud Starter 月2,200円、Max 月4,500円(1ユーザー、年間契約、最低5ユーザー。Cloudの新規導入は最低3ユーザー)。オンプレミス年間 Starter 月1,850円。Proシングル 永続66,600円。税抜。ほかに同時接続、サイトのライセンスがあります |
| 提供元 | Claris International Inc.(Appleの子会社) |
Claris FileMakerは、GUIでリレーショナルデータベースを設計し、ドラッグ&ドロップで画面を作る開発ツールです。作ったアプリはMac・Windowsのほか、iPhone・iPadではFileMaker Go、ブラウザではWebDirectで使えます。iPhone・iPadではオフラインでも動きます。Excel/CSVの取り込み、承認・決裁のワークフロー、APIやJavaScript、ODBCでの外部連携、ユーザーごとのアクセス権と監査ログにも対応します(ITreviewのベンダー掲載)。2025年版で、データベースのデータをもとに自然言語で答える機能やRAGが加わりました。2026年6月に提供が始まったFileMaker 2026では、Google Geminiに対応し、Claris AIモデルサーバーで社内環境にLLMを動かせます。AIと会話しながら開発する機能は、2026年後半に開発者プレビューの予定です。公式は、世界で100万人以上が利用、Fortune 100の70%以上が採用としています(自社発表)。(価格表、ITreview、FileMaker 2026の記事)
事例
- 全日本革靴工業協同組合連合会:紙のオーダーシートをiPadアプリにし、2人必要だった入力作業が1人に。仕様の検討から本稼働まで3か月(2020年のクラリス・ジャパン発表)。(記事)
- Spikeball(米国):事務作業の時間を約90%削減し、在庫のアップロードが45〜60分から約45秒に(Claris事例の転載ページ。claris.com上の原本は確認できず)。(事例)
利用者の声:Excel・基幹システム・Web APIと連携でき、WindowsとMacで使えるという声や(ITreview)、プログラミングの知識がなくても、機器管理の項目を現場に合わせて作り変えられるという声があります(ITreview)。一方で、データが数十万件になると動作や検索が重くなるという声や(ITreview)、複数人でレイアウトやスクリプトを変えるときのバージョン管理がわかりにくいという声もあります(ITreview)。
注意点:トライアル期間(Pro・Serverは45日、Cloudは15日)はBOXILなどの掲載で、公式では確認できませんでした。最低5ユーザーからで、1人で使う場合はProシングルを選びます。永続ライセンスは初年度の保守だけが含まれ、2年目以降は有償の更新が勧められています。社内でLLMを動かすAIモデルサーバーは、macOSではApple Siliconが必要で、2026版へのアップグレード時に埋め込みモデルの再登録が要ると、技術者向けの記事が伝えています。プラン名はサイトによって違い(BOXILはEssentials/Standard)、報道の「2,420円」は税込換算です。
Claris FileMakerの評判はClaris FileMakerの評判記事で詳しくまとめています。
5位(同率) Google AppSheet|スプレッドシートからアプリを作る

向いている会社:Google Workspaceを使っていて、スプレッドシートの管理をアプリにしたい会社。現場の作業報告を、写真付きでスマホから入力したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 20点(Bubble、Glideと全項目が同点のため同率) |
| 機能 | 5点:Excel/CSVのアプリ化、公開アプリ(Publisher Pro)、データ変更やスケジュールでの自動化、Workspace・API・BigQuery連携、セキュリティフィルタ・監査ログ |
| 始めやすさ | 5点:公式で料金を公開(米ドル)、テストユーザー10人まで期限なしで無料 |
| 日本語・支援 | 2点:日本語のヘルプはあるが、画面の日本語表示は確認できず |
| AI | 5点:「アプリ作成用Gemini」が文章からアプリ案を作成 |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.8(22件) |
| 料金 | Starter $5、Core $10、Enterprise Plus $20(1ユーザー/月)、Publisher Pro $50/アプリ/月。税の記載なし。月払いか年払いかの価格の明記なし。Workspaceの多くの有料プランにCoreが付属 |
| 提供元 | Google(ITreviewの表記はグーグル・クラウド・ジャパン合同会社) |
Google AppSheetは、スプレッドシートやExcelのデータから、入力画面のあるアプリを作れるツールです(2020年にGoogleが買収)。ドラッグ&ドロップで画面を作れ、メールやプッシュ通知の自動化はStarter以上で、データ変更をきっかけにした自動化、Webhook、スケジュール実行はCore以上で使えます。つなげるデータは、Starter以上でGoogle Workspace、Excel、Airtable、Smartsheetなど、Enterprise PlusではクラウドDB、BigQuery、API、Salesforceのデータなどです。Core以上ではセキュリティフィルタでデータの見え方を制御でき、監査ログとバージョン履歴は全プランにあります。アプリ作成用Geminiは、業務の説明文からテーブル・列・画面・アクションを含むアプリ案を作ります。有料ライセンスに含まれ、Workspace付属のCoreでも使えます。公式は、Google Workspaceの多くの有料プランにCoreが含まれ、追加料金なしでアプリを作って組織内で共有できるとしています。(料金、アプリ作成用Gemini、料金・ライセンスFAQ)
事例
- 京都桂病院:エンジニアのいない情報企画室が、薬剤部の在庫管理や職員約1,400人分の健康診断など、約1年で25個のアプリを自社開発(Google Workspace公式事例)。(事例)
- LIXIL:導入から1年足らずで約850のアプリを開発(Google Cloud公式ブログの抄訳、2023年)。(ブログ)
利用者の声:作業員がスマホから作業内容と写真を入力でき、報告書の手間が減ったという声や(ITreview)、ExcelやGoogleスプレッドシートから入力画面を自動で作れて開発が速いという声があります(ITreview)。一方で、ドキュメントやサポートが英語中心という声や(ITreview)、テンプレートに沿ったレイアウトでデザインの自由度が低く、大量のデータでは動作が不安定になることがあるという声もあります(ITreview)。
注意点:料金はドル建てで、公式の円価格と税の扱いは確認できませんでした。データベースの数と行数には上限があり、料金ページにはStarter 5個・2,500行、Core 10個・2,500行、Enterprise Plus 200個・200,000行と書かれています(条件は契約前に確かめてください)。PDFや画像から情報を読み取るAI(AppSheetソリューションのGemini)はEnterprise Plusだけで、使った分のクレジットを消費します。サインインのない公開アプリ(Publisher Pro)は、社外秘のデータには向きません。ストアへの公開の公式記載は見つかりませんでした。1アカウントで1つのサブスクリプションのため、アプリごとに別のプランにはできません。
Google AppSheetの評判はGoogle AppSheetの評判記事で詳しくまとめています。
5位(同率) Bubble|WebアプリとiOS・Androidアプリを本格的に作る

向いている会社:一般向けのWebサービスやスマホアプリを、開発会社に頼まず自分で作りたい事業担当者。WebとiOS・Androidで同じデータを使うサービスを作りたい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 20点(Google AppSheet、Glideと全項目が同点のため同率) |
| 機能 | 5点:組み込みのデータベース、WebアプリとiOS/Androidアプリのストア公開、ワークフロー(承認は自作)、API Connector・プラグイン、Privacy Rules・SSO(Enterprise) |
| 始めやすさ | 5点:公式で料金を公開(米ドル)、Freeプラン |
| 日本語・支援 | 2点:エディタは英語。日本語のサポートは見つからず |
| AI | 5点:Bubble AIで自然言語からアプリを生成。AI Agentはベータ |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.3(3件) |
| 料金 | Free $0、Starter $59、Growth $209、Team $549(月額、年払い時、Web+モバイル)、Enterprise 要問い合わせ。処理量(WU)の超過は$0.30/1,000WU。税の記載なし |
| 提供元 | Bubble Group, Inc.(米国) |
Bubbleは、画面、データベース、ロジックを一つのエディタで作るツールです。WebアプリとiOS・Androidのネイティブアプリは同じバックエンド(データベースとワークフロー)を共有し、エディタからApp StoreとGoogle Playに直接公開できます(AppleとGoogleの開発者アカウントは別途必要)。外部サービスとはAPI Connectorやプラグインでつなぎ、データへのアクセスはPrivacy Rulesでサーバー側から制御します。SOC 2 Type IIにも準拠しています。Bubble AIは自然言語からアプリを生成し、AI Agent(ベータ、無料)は画面の生成・編集、問題の発見、API連携の作成などを手伝います。2026年8月には、AI Agentがモバイルアプリのワークフローとデータまで作れるようになりました。公式は、約600万人のビルダーが700万超のアプリを作成としています(自社発表)。(料金比較、AI Agentの発表、セキュリティ概要)
事例
- National Zakat Foundation(英国の慈善団体):月25,000件の申請を処理し、待ち時間を5カ月から2週間に短縮(公式事例、2025年)。(事例一覧)
- CLEBER(メキシコの自動車ディーラーグループ):商品情報の管理とマーケットプレイスを3カ月で作り、10万ドルを削減(公式事例、2025年)。国内の公式事例は見つかりませんでした。(事例一覧)
利用者の声:外部APIをコードなしで呼び出せ、定期実行やWebhookの受け口も作りやすいという声や(ITreview)、ブロックを組み合わせるだけのツールより自由度が高いという声があります(ITreview)。一方で、学習コストが高く、データが増えると重くなり、従量課金の将来コストを見積もりにくいという声や(ITreview)、アプリが大きくなるとエディタが重くなり、変更の影響範囲を調べにくいという声もあります(ITreview)。
注意点:料金はWeb、モバイル、Web+モバイルの3系統で、上の金額はWeb+モバイルです。第三者の記事では、Webだけなら年払いでStarter $29からとされています。公式は年払いで最大20%割引としていて、月払いは年払いより高くなります。Freeでは本番に公開できません。アプリはBubble上でしか動かず、コードとして書き出せません(データはCSVやAPIで取り出せます)。SSOはEnterprise、二要素認証はGrowth以上です。ITreviewのレビューは3件と少なめです。
Bubbleの評判はBubbleの評判記事で詳しくまとめています。
5位(同率) Glide|スプレッドシートやプロンプトから社内アプリを作る

向いている会社:スプレッドシートの情報を、早くスマホで使えるアプリにしたい小さなチーム。ストアには出さず、社内のメンバーだけで使うアプリを作りたい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 20点(Google AppSheet、Bubbleと全項目が同点のため同率) |
| 機能 | 5点:社内アプリとGlide Tables、PWAでの配布、トリガーで動くワークフロー、1,000以上のツールとの連携、ロール・権限とSSO(Enterprise) |
| 始めやすさ | 5点:公式で料金を公開(米ドル)、Freeプラン |
| 日本語・支援 | 2点:日本語の画面・サポートは見つからず |
| AI | 5点:プロンプトからアプリを生成 |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.9(6件) |
| 料金 | Free $0、Basic $25、Plus $50〜、Pro $125〜(月額、チーム単位のクレジット制)、Enterprise 個別見積もり。税の表記なし。年払いの金額は掲載なし |
| 提供元 | Glide(ITreviewの表記はtypeguard, Inc.、米国) |
Glideは、スプレッドシートや文章の指示から、在庫、物流、CRM、作業指示などの社内アプリを作るツールです。データはGlide Tablesに置けるほか、Googleスプレッドシートなどの外部データも使え、1,000以上のツールとつなげます。ワークフローはAIが文章から作り、スケジュール、Webhook、トリガー、手動で動かせます。アプリの中にAI機能を組み込め、Basic以上ではエージェントモード、Pro以上ではMCP経由で外部のAIエージェントを使えます。権限は、Proで組織単位のロール、EnterpriseでSSO・監査ログ・プロジェクト単位の権限を使えます。2026年8月に「GlideOS」として刷新しました。アプリはPWAで、公式ヘルプでストアへの公開には対応していないとしています。公式は、10万社以上が利用としています(自社発表)。(料金、GlideOSの発表、ストア公開のヘルプ)
事例
- Centerline Business Services:50以上のアプリを本番で使い、週80時間・2人分の工数を削減(公式事例)。(事例)
- Catapult Sports:Salesforceのライセンス費を1万ドル以上削減し、週100人以上が利用(公式の事例一覧)。(事例一覧)
利用者の声:スプレッドシートをそのままデータベースにでき、PWAなのでストアを通さずスマホに入れられるという声や(ITreview)、見栄えのよいアプリを短期間で作れ、Googleログインなどの認証も標準で備えているという声があります(ITreview)。一方で、日本語への対応が不十分で、プラン変更で前より取っつきにくくなったという声や(ITreview)、プランがわかりにくく、画面のデザインの制約が大きいという声もあります(ITreview)。
注意点:料金追跡サイトの記録では、料金は2026年8〜9月に何度も変わりました(クレジット制への変更、プラン名の変更、Proの基本クレジットの変更など)。Proのクレジット数は、料金ページの中でも表記が食い違っています。旧製品「Glide Classic」も別料金で併売されていて、2025年6月に終わった「Classic Apps」とは別物です。どちらの料金かを確かめて比べてください。ITreviewのレビューは6件で、2019〜2024年のもののため、GlideOS以降の評価ではありません。
Glideの評判はGlideの評判記事で詳しくまとめています。
8位 SmartDB|大企業の複雑な承認を一つの基盤に

向いている会社:多くの部署やグループ会社の申請・稟議をまとめたい大企業。細かい承認条件や権限を、紙やメールではなく一つの基盤で管理したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 19点(Clickと同点。機能の点で上位) |
| 機能 | 5点:業務アプリ・Webデータベース、マルチデバイス対応、承認・代理承認・条件分岐、REST/SOAP API、アクセス権限・監査ログ |
| 始めやすさ | 2点:料金は非公開(公式の料金プランのページは資料請求フォーム)、無料トライアル(ITトレンド掲載) |
| 日本語・支援 | 4点:国産の日本語画面とサポート |
| AI | 4点:オプションのPractical AIで、業務フローの中でAIがチェックや提案。アプリを作るAIは見つからず |
| 利用者の評価 | 4点:ITreview 満足度4.0(191件) |
| 料金 | 非公開。公式の料金プランのページは資料請求フォームで、金額はフォームの送信後に案内される形式。通常1,000名以上の企業・団体での利用を想定(公式)。ユーザー数とデータベース数のライセンス、オプションの組み合わせ。部門単位の小規模から始められる(有価証券報告書)。Practical AIは契約者向けのフリーミアムプランあり、価格は要問い合わせ |
| 提供元 | 株式会社ドリーム・アーツ(東証グロース上場) |
SmartDBは、業務アプリ、Webデータベース、ワークフロー(申請・稟議)、文書管理をまとめて扱う大企業向けのクラウドです。公式は「Webデータベースとワークフロー機能を備えたノーコード開発プラットフォーム」とし、通常1,000名以上の企業・団体での利用を想定しています。ドラッグ&ドロップで画面を作り、Excel/CSVからアプリにでき、承認では代理承認や細かな条件分岐を設定できます。グループ15社の250以上に分かれる承認ルートを、一つの基盤で再現した事例もあります。外部とはREST/SOAPのAPIでつながり、BOXILの掲載ではSlack、Microsoft Teams、Okta、クラウドサイン、BizRobo!などとの連携が挙がっています。基盤はMicrosoft Azureです。2026年4月に始まったオプション「Practical AI」は、業務フローの各段階でAIがチェックや提案をし、添付ファイルのAI OCRや項目の自動入力もできます。判断を支援する第2弾は2026年中の予定です。公式は、大企業市場シェアNo.1としています(自社発表)。これはテクノ・システム・リサーチ「2025年 SaaS型ワークフロー市場メーカーシェア調査」によるもので、ノーコード開発ツール全体の順位ではありません。製品サイトでは、ITreview Grid Award 2026 Fallの「ノーコードWebデータベース」「ワークフロー」「文書管理システム」の3部門でLeaderに選ばれたこと、承認ルートの分岐に関する特許(ダイナミック・ブランチ機能)を取得したことも紹介しています(自社表示)。(製品サイト、発表、Practical AIの発表、ITreview)
事例
- グリーホールディングス:グループ15社の契約管理と稟議を内製化し、年3,700件の契約書審査の期間を50%短縮(公式事例)。(事例)
- HITOWA:51種類あった稟議のフォーマットを1つにまとめた(公式事例)。(事例)
利用者の声:代理承認で不在時も承認が止まらず、サポートが手厚いという声や(ITreview)、Excel関数程度の経験でもアプリを作れ、承認条件を細かく設定できるという声があります(ITreview)。一方で、追加オプションを含む料金がわかりにくいという声や(ITreview)、AI機能はあるが使える場面が限られるという声もあります(ITreview)。
注意点:料金は公開されておらず、公式の料金プランのページから資料を請求して確認する形式です。資料請求では、フリーアドレスや携帯電話のメールアドレスは受け付けていません。体系は、ユーザー数とデータベース(バインダー)数のライセンスに、オプションを組み合わせる形です。公式は通常1,000名以上の企業・団体での利用を想定していて、中小企業の単体導入の価格感は確認できませんでした。ノーコードが基本ですが、イベントハンドラなど一部でローコードの記述も使います。独自の資格制度やセミナーで学ぶ前提があり、習得に時間がかかる場合があります。ITreviewのカテゴリ別の満足度は、ノーコードWebデータベースで4.2(100件)、ワークフローで4.0(160件)と、カテゴリによって件数が違います。
SmartDBの評判はSmartDBの評判記事で詳しくまとめています。
9位 Click|国産でWeb・iOS・Androidのアプリを作れる

向いている会社:日本語の画面で、Webアプリとスマホアプリを一つのツールで作りたい会社。まず無料で、小さなアプリを試作したい個人や小さなチーム。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 19点(SmartDBと同点。機能の点で下位) |
| 機能 | 4点:レコードの保存と管理画面の自動生成、Web・PWA・iOS/Androidアプリの作成、プッシュ通知、外部API・kintone・Googleスプレッドシート連携(いずれも公式サイト)。権限・SSOなどは見つからず |
| 始めやすさ | 5点:公式サイトで料金を公開(税込)、Freeプラン |
| 日本語・支援 | 4点:国産の日本語画面と導入相談の窓口、DX研修「ノーコードブートキャンプ」。転記記事では、Free〜Proのサポートはコミュニティのみ |
| AI | 4点:AIを使うアプリやChatGPT連携のAIアプリを作れる。AIでアプリを作る機能は見つからず |
| 利用者の評価 | 2点:ITreview レビュー0件 |
| 料金 | Free 0円、Standard 月4,400円、Pro 月19,600円(税込、年一括払いの場合)。月々払いはStandard 4,980円、Pro 21,780円(税込)。Enterpriseは問い合わせ。月々払いでも年間契約(公式サイト) |
| 提供元 | アステリアキャンバス株式会社(旧MikoSea、アステリアの子会社) |
Clickは、ドラッグ&ドロップでWebアプリ・PWAとiOS/Androidのネイティブアプリを作れる国産ツールです。公式サイトでは、PCのデスクトップアプリやLINEミニアプリにも対応するとしています。アプリごとにレコードを保存でき、管理画面は自動で作られます。チャット、地図、プッシュ通知、LINEログイン、独自決済などの部品があり、外部とはAPIでつながり、kintoneやGoogleスプレッドシートとも連携できます。公式は「簡単にAIを活用したアプリを開発」できるとしていて、ChatGPTと連携したAIアプリも作れます。決済の部品(PayPay、fincode)もあると報じられています。kintoneとは、別会社が提供する「Click to kintone」(個別見積もり)でもつなげます。日本語の導入相談の窓口があり、2日間のDX研修「ノーコードブートキャンプ」も用意しています。2025年9月にアステリアが買収し、提供元のMikoSeaは2026年1月にアステリアキャンバスへ社名を変えました。公式サイトは、累計26,000の企業・団体が利用としています(自社発表)。買収時の発表では、累計70,000以上のアプリ開発としていました(2025年9月時点、自社発表)。(公式サイト・料金、発表、報道)
事例
- アジケ:診断アプリを作り、リリースから3か月で流入数が週100件を超えた(公式事例)。(公式サイト)
- 東武トップツアーズ:社内向けのAIアプリ2種を作り、全社員が利用(公式事例)。(公式サイト)
- 日本農業新聞:1泊2日のノーコード合宿でアプリ開発に取り組んだ(公式事例)。報道では、主な顧客としてベネッセコーポレーション、NTTデータ、松井証券なども挙がっています。(公式サイト、報道)
利用者の声:ITreviewのレビューは0件です。公式パートナーがXやnoteなどの声をまとめた記事では、一つのプロジェクトからWeb・PWA・iOS・Androidに展開できる、国産で日本語のサポートがある、という声が紹介されています。一方で、複雑な条件分岐などのロジックに向かない、AdaloやBubbleより公開テンプレートや実装例が少ない、という声もあります(まとめ記事)。
注意点:料金は税込で、月々払いを選んでも年間契約です。契約は自動更新され、途中で解約すると残りの期間分の違約金がかかります。公式の料金表にはPWA・iOSアプリ・Androidアプリ・プッシュ通知の項目がありますが、プランごとの対応は確認できませんでした。iOS/Androidでの公開がProで可能かは、転記記事によっても食い違います。Freeはアプリ2個、10レコード/アプリ、10MBまでで、実質はお試し用です。外部API連携はStandardが50コール/アプリ、Proは無制限です。ストアに出すには、AppleとGoogleの開発者登録の費用が別にかかります。グループでは企業向けを「Platio Canvas」(月額20万円〜、税別)に統合する方針で、今後の料金や名称の変更に注意が必要です。ITreviewは、提供元を旧社名(MikoSea)のまま載せています。
Clickの評判はClickの評判記事で詳しくまとめています。
10位 SPIRAL|フォームや会員サイトをデータベースと一緒に作る

向いている会社:申込フォームや会員サイトなど、社外の人が使うWebアプリを作りたい会社。登録された個人情報を、データベースでまとめて管理したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 18点(Adalo、Studioと同点。機能の点で最上位) |
| 機能 | 4点:データベースを軸にしたWebアプリ、フォーム・会員サイトの公開、RESTful API、認証・認可・監査とIPアドレス制限(オプション)。承認ワークフローは見つからず |
| 始めやすさ | 4点:SPIRAL PLUSの公式料金ページで公開(税別)、無料トライアル(ver.1は14日、WebToolsは30日、PLUSは期間を確認できず) |
| 日本語・支援 | 5点:国産の日本語画面とサポート、設定代行・運用支援、ユーザーズデスクによる伴走サポート(自社発表) |
| AI | 2点:生成AIでアプリを作る機能や、アプリの中で生成AIを使う機能の具体的な記載は見つからず |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.9(100件、SPIRAL ver.1)。SPIRAL WebToolsは4.0(30件)で、こちらも3点 |
| 料金 | PLUS アカウント発行費用15万円、アカウント基本月額利用料3万円〜(税別、公式)。1契約で本番・開発・ステージングの3アカウント。登録データ数、データ通信量、スペック、サービスレベル、オプションで金額が変わる。ver.1とWebToolsは初期100,000円・月50,000円〜(ITreview掲載、税の表記なし) |
| 提供元 | スパイラル株式会社 |
SPIRALは、データベースを軸に、申込フォーム、アンケート、会員サイト・マイページなどを作る国産ツールです。製品は、ローコードの「SPIRAL ver.1」、その後継で2026年10月に正式提供の「SPIRAL PLUS」、ノーコードの「SPIRAL WebTools」(2026年7月に旧SPIRAL ver.2から改称)に分かれます。WebToolsでは、現場の担当者がWebサイト、フォーム、会員サイト、業務アプリを作れます。外部とはAPIでつながり、PLUSではRESTful APIを標準で備え、ファイル連携やPHPによる認証連携、本番・ステージング・開発の3つの環境を使えます。公式はPLUSを「エンジニア向けのローコード開発プラットフォーム」とし、認証・認可・データ管理・監査・連携をSPIRAL PLUSが担うとしています。WAF・IPSを標準で備え、24時間365日で監視し、IPアドレス制限はオプションで付けられます。独自ドメイン、PDF帳票、トランザクションDBはPLUSの標準機能です。デジタル庁の「デジタル認証アプリ」での本人確認にも対応しています。プライバシーマークと、ISO/IEC 27001・27017を取得しています。サポートは、設定代行・運用支援と、ユーザーズデスクによる伴走サポートがあり、最短5分以内に対応するとしています(自社発表)。製品ページには「ローコードもスクラッチも、AIネイティブ開発も」とありますが、生成AIでアプリを作る機能の具体的な記載は見つかりませんでした。公式は、累計導入社数14,000社以上、顧客満足度97%、金融機関の導入数約300社としています(自社発表。「当社およびSPIRAL ver.1の実績」との注記付きで、PLUS単体の数字ではありません)。(PLUS、PLUSの料金、ver.1、PLUSの記事、WebToolsの発表)
事例
- NieV:スタッフ管理を内製化し、案件数が10倍以上になっても手配担当は4〜5名のまま(公式事例)。(事例)
- 建設技術研究所:協力会社の登録を紙・郵送からオンラインにし、約1,500社を管理(公式事例。削減時間の数字はなし)。(事例)
利用者の声:内製ですぐ対応でき、API連携の柔軟さとセキュリティを評価する声や(ITreview)、申込サイトを簡単に作れ、サポートの質が高いという声があります(ITreview)。一方で、テンプレートが少なく、テスト環境から本番への反映が難しいという声や(ITreview)、画面が古く、突発的なメンテナンスが多いという声もあります(ITreview)。
注意点:料金と評価は製品ごとに別で、PLUSのレビューはまだありません。ver.1とWebToolsの料金は税の表記がなく、PLUSは税別です。ユーザー数ではなく、初期費用(PLUSはアカウント発行費用)と月額の体系のため、小規模でも月3万〜5万円かかります。PLUSの月額は、登録データ数やデータ通信量、オプション(担当者IDの追加、IPアドレス制限など)で増えます。PLUSの無料トライアルの期間は確認できませんでした。WebToolsのPDF帳票は月額1万5,000円のオプションです。承認ワークフローの機能やSSOは確認できませんでした。HTMLやCSSの知識が要るという声もあります(2020年のレビュー)。
SPIRALの評判はSPIRALの評判記事で詳しくまとめています。
11位 Adalo|スマホアプリをストアに公開しやすい

向いている会社:iOS・Androidのアプリを作ってストアに出したい会社。アプリのアイデアを、短期間で試作して確かめたい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 18点(SPIRAL、Studioと同点。機能の点で2番目) |
| 機能 | 3点:内蔵データベース、iOS/Androidのストア公開とWebアプリ、Zapier・スプレッドシート・外部API連携。ワークフローと権限機能は見つからず |
| 始めやすさ | 5点:公式料金ページで公開(米ドル)、Freeプラン |
| 日本語・支援 | 2点:日本語の画面は公式で確認できず |
| AI | 5点:AIビルダー「Ada」が文章からアプリを生成(全プラン。Freeは月5プロンプト) |
| 利用者の評価 | 3点:ITreview 満足度3.5(1件) |
| 料金 | Free $0、Builder $65/月(初月$30)、Business $200/月(本番向け)。四半期払いは10%引き、年払いは20%引き。従量課金なし。税の表記は確認できず(公式料金ページ)。ストア公開には別途Apple $99/年、Google $25(1回) |
| 提供元 | Adalo, Inc.(米国) |
Adaloは、iOS・AndroidのネイティブアプリとWebアプリを一つのツールで作れます。作ったアプリは、App Store・Google Playに公開できます。データベースを内蔵し、Zapier、Airtable、Googleスプレッドシート、Excel、外部APIなどとつなげます。2026年3月に発表したAIビルダー「Ada」は全プランで使えます。文章からデータベースと画面を備えたアプリを作る「Magic Start」、自然言語で機能を足す「Magic Add」、公開中のアプリの性能の問題を見つけて直し方を示す「X-Ray」があります。2025年9月のAdalo 3.0で、処理を3倍速くしたとしています(自社発表)。公式は、200万人に約300万アプリの公開を支援としています(自社発表)。公式料金ページでは、Freeでもアプリの作成とテストは無制限で、AdaのAIでの作成は月5プロンプトまでです。Builderでは、AIでの作成のプロンプトが無制限になり、2本のアプリをストアとWebに公開でき、独自ドメイン、5人のエディタ、Stripe・地図・プッシュ通知・カスタムアクションを使えます。(料金、料金ガイド(旧料金)、Adaの発表、Adalo 3.0)
事例
- Scholarcash:1週間で作り、iOSで2万ダウンロード以上(公式ブログの事例集)。(事例集)
- Quero Vender(Superbid):取引額8億ドル超(同じ事例集)。個別の事例ページは確認できず、事例集には実在を確認できない例も混ざっています。(事例集)
利用者の声:画面を直感的に作れ、外注なら1カ月以上かかる社内のPoCを3日で作れたという声や(ITreview)、部品が多く、モバイルとWebの両方を作れるという海外の評価があります(TechRadar)。一方で、リストやフォームの細かい動作の制御が難しいという声や(ITreview)、約5,000ユーザーの規模で性能が足りず、別の製品に移ったという海外の声もあります(G2)。
注意点:料金追跡サイトには2026年10月26日にBuilder($65/月)・Business($200/月)へ改定したという記録があり、新しい料金は公式料金ページでも確認できました。2026年3月の公式ブログにある「月$36〜」「Team/Business $250」や、追加アプリ$25/月・追加エディター$15/月の案内は旧料金です。Builderの初月は$30で、2か月目から$65です。Freeではストアに公開できず、エディタは1人、レコードは500件/アプリまでです。日本語化などの「Localization」、Crash monitoring、Analyticsは有料のアドオンです。コードの書き出しは別料金のサービスで、ほかのツールに移しにくい点にも注意が必要です。ITreviewのレビューは1件です。
Adaloの評判はAdaloの評判記事で詳しくまとめています。
12位 Studio|Webサイト制作向けの国産ノーコードツール

向いている会社:コーポレートサイトやLPを、エンジニアに頼まずに作って更新したい会社。マーケティングの担当者が、CMSでお知らせや記事を更新したい会社。
| 項目 | 点数・内容 |
|---|---|
| 合計 | 18点(SPIRAL、Adaloと同点。機能の点で下位) |
| 機能 | 2点:GA・GTM・API連携、役割に応じたアクセス許可。Webサイト制作ツールのため、業務アプリ・アプリの公開・ワークフローは対象外 |
| 始めやすさ | 5点:公式の英語ヘルプで料金を公開(米ドル)、Freeプラン |
| 日本語・支援 | 3点:国産の日本語画面。サポート窓口は確認できず |
| AI | 4点:エディタで文章・画像を生成。別料金のStudio.Assistantがサイトの初稿を生成 |
| 利用者の評価 | 4点:ITreview 満足度4.1(62件) |
| 料金 | Free 0円、Mini 月590円、Personal 月1,190円、Business 月3,980円、Business Plus 月9,980円(年払い時の月額・税込、アイミツ掲載)。月払いはMini 1,290円、Personal 1,720円、Business 5,460円、Business Plus 12,900円。Enterpriseは要問い合わせ。サイト単位 |
| 提供元 | Studio株式会社 |
Studioは、コードを書かずにオリジナルデザインのWebサイトを作り、CMSで更新できる国産ツールです。コーポレートサイト、LP、ブログ、ポートフォリオに向き、フォームの作成とホスティングも含みます。業務アプリやデータベース、ワークフローは作れません。Google Analytics、Google Tag Managerと連携でき、BOXILの掲載ではHubSpot、Slack、Notionなどとの連携も挙がっています。エディタでは文章や画像をAIで生成でき、別料金の「Studio.Assistant」は、ヒアリングの内容からサイトマップやワイヤーフレーム、初稿のデザインを作ります。運用中のサイトをAIとの対話で編集する「Studio.Drop」はクローズドβです。2026年7月には、全プランで月間Visitor数の上限をなくしました。公式は、ノーコードCMSの国内利用数No.1としています(自社発表。東京商工リサーチ調べ、2025年12月実施)。ノーコード開発ツール全体の順位ではありません。(公式サイト、料金のヘルプ、Visitor上限の廃止)
事例
- 日本経済新聞社「NIKKEI OFFICE PASS」:サイト更新のリードタイムが半月〜1か月から即日に、SEO記事が月1本程度から月20本近くに(公式発表)。(発表)
- 東急キッズベースキャンプ:コンテンツ入稿の作業負担が体感で約30%減(公式発表)。(発表)
利用者の声:コードを書けなくてもブロックの配置でLPやサイトを作って更新でき、GA4・GTMと連携して分析までできるという声や(ITreview)、エンジニアに頼らずに作れ、依頼のコストと待ち時間が減ったという声があります(ITreview)。一方で、ページの読み込みや管理画面が遅いという声や(ITreview)、ノーコードでもデザインの知識は必要で、生成AIで全体のテイストをそろえるのに時間がかかるという声もあります(ITreview)。
注意点:円の料金は第三者サイト(アイミツ、2025年7月更新)の掲載で、公式の英語ヘルプにはドル建ての料金があります。Freeでは独自ドメインを使えません。Studio.Assistantは本体とは別料金です。ITreviewの生成AI機能の満足度は3.1(7件)で、製品全体より低くなっています。多言語サイトを作る機能はありません(BOXILのFAQ)。サイトはStudio上で公開するため、ほかのサービスに移しにくい点にも注意が必要です。ITreviewではノーコード開発ツールのカテゴリに入っていません。2026年10月16日、Studioは同社が使うクラウド環境への不正アクセスで、預かっている顧客の情報が外部に流出した可能性があると発表しました。一部機能の脆弱性が悪用できる状態は、10月14日に同社が対処するまで続いていました。フォーム機能などで個人情報を扱う利用者向けに、個人情報保護委員会への連名での報告の受付を11月上旬に始める予定です(10月28日時点)。(不正アクセスの第一報、フォーム利用者向けの案内)
Studioの評判はStudioの評判記事で詳しくまとめています。
目的別のおすすめ
合計点よりも、自社の目的に合うかどうかが大切です。目的ごとに候補を挙げます。
社内の業務アプリを作りたい
- kintone:100種類以上のサンプルアプリから作れ、権限をアプリ・レコード・フィールド単位で設定できる。
- Platio:現場のスマホ入力が中心なら。写真・GPSの入力に対応。1か月の無料トライアルあり。
- Claris FileMaker:Mac・Windows・iPhone/iPadで使え、iPhone・iPadではオフラインでも動く。
スマホアプリをストアに出したい
- Bubble:エディタからApp StoreとGoogle Playに直接公開できる。Webと同じデータを使える。
- Adalo:iOS・Android・Webを一つのツールで作れる。Freeではストアに公開できない。
- Click:国産で日本語の画面、導入相談の窓口あり。ストアに公開できるプランは契約前に確認。
無料・低予算で試したい
- Google AppSheet:テストユーザー10人まで期限なしで無料。
- Glide・Bubble:Freeプランあり。Bubbleは本番に公開するには有料プランが必要。
- Microsoft Power Apps:開発者向けプランは無料(本番不可)。
- Click:Freeプランあり(アプリ2個、10レコード/アプリまで)。有料のStandardは月4,400円(年一括払い・税込)。
Microsoft 365・Google Workspaceを使っている
- Microsoft Power Apps:SharePoint・Excel・Teamsのデータを使える。Dataverseを使うならPremiumが必要。
- Google AppSheet:Workspaceの多くの有料プランにCoreが付属。
- kintone:連携コネクタでMicrosoft 365と連携(スタンダード以上)。
大企業で全社に展開したい
- SmartDB:複雑な承認ルートと権限管理に対応。グループ会社の稟議をまとめた事例がある。通常1,000名以上の企業・団体での利用を想定。
- kintone:1,000ユーザー以上向けのワイドコース。ISMAPに登録済み。
Webサイトを作りたい
ノーコード開発ツールの選び方
作るものを決める
最初に、何を作りたいかを決めます。
- 社内の申請や台帳管理:承認や権限の機能がある業務アプリ向けのツールを選びます。kintone、SmartDB、Microsoft Power Apps、Claris FileMakerなどです。
- 現場のスマホ入力:写真やGPSの入力、オフラインでの利用に対応しているかを確かめます。Platio(写真・GPS入力、オフライン対応)、Claris FileMaker(iPhone・iPadでオフライン動作)などです。
- 一般向けのサービスやストアに出すアプリ:Bubble・Adalo・Clickです。Glideはストアに公開できません。
- Webサイト:Studioです。業務アプリは作れません。
料金の数え方(ユーザー・アプリ・処理量)を確かめる
料金を何で数えるかはツールごとに違います。月額だけで比べると見誤ります。
- ユーザー単位:kintone、Microsoft Power Apps、Claris FileMaker、Google AppSheet。kintoneは最小10ユーザー、FileMakerは最小5ユーザーです。
- アプリ・サイト単位:Google AppSheetのPublisher Pro($50/アプリ/月)、Studio(サイト単位)。
- 処理量・クレジット:BubbleはWU(サーバーの処理量)、Glideはクレジットで上限が決まります。Bubbleは上限を超えた分に$0.30/1,000WUがかかります。
- 定額:Platio(10ユーザー単位)、SPIRAL(アカウント発行費用+月額。PLUSは登録データ数などで月額が増える)、Click(アカウント単位)、Adalo。
あわせて、初期費用(SPIRAL PLUSのアカウント発行費用は15万円、税別)、プラグインや連携サービスの別料金(kintone)、ストアへの公開に必要な開発者登録の費用、税込・税抜、通貨も確かめましょう。
日本語とサポートを確かめる
Google AppSheet、Bubble、Glide、Adaloは、日本語の画面やサポートを公式で確認できませんでした。英語の画面に慣れた担当者がいない場合は、kintone、Platio、SmartDBなどの国産ツールが向いています。国産でも、ClickのFree〜Proはサポートがコミュニティだけと転記記事が伝えています(公式サイトには導入相談の窓口があります)。SPIRALは設定代行や伴走サポートを用意しています。
セキュリティと権限を確かめる
機密データを扱うなら、権限を細かく決められるかを確かめます。上位プランだけの機能もあります。BubbleとGlideのSSOはEnterpriseだけ、PlatioのSAML SSOはEnterpriseだけです。Microsoft Power AppsのIPファイアウォールには、Microsoft 365 E5などが必要です。kintoneは、IPアドレス制限、SAML認証、監査ログを標準で備えています。SPIRAL PLUSは認証・認可・監査を備え、IPアドレス制限はオプションです。
無料で試すときに確かめること
- 自社の実際のデータを取り込み、必要な画面を作れるか
- 承認や通知など、使いたい機能がお試しの範囲に入っているか
- 無料の範囲の制限(Bubbleは本番公開できない、Clickはアプリ2個・10レコード/アプリ、Adaloはストアに公開できないなど)
- 作った人以外が、アプリの中身を読んで直せるか
- 本番で使うときに、どのプランが必要になるか
よくある質問
有名なノーコードツールは?
海外ではMicrosoft Power Apps、Google AppSheet、Bubble、国内ではkintoneがよく知られています。ITreviewのレビュー件数では、kintone(583件)、Claris FileMaker(228件)、SmartDB(191件)が多くなっています。ITreview Grid Award 2026 FallのノーコードWebデータベース部門では、kintone、Microsoft Power Apps、SmartDB、Claris FileMakerなどがLeaderに選ばれています。
無料で使えるツールは?
12ツールのうち、無料のプランや無料枠を確認できたのは次の7つです。
- Bubble:Freeプラン。本番に公開できず、データベースは200件までです。
- Glide:Freeプラン。公開できるアプリはありません。
- Adalo:Freeプラン。ストアに公開できず、500レコード/アプリまでです。
- Studio:Freeプラン。独自ドメインは使えません。
- Click:Freeプラン。アプリ2個、10レコード/アプリ、10MBまでです。公式パートナーの転記では、公開はPWAのみとされています。
- Google AppSheet:テストユーザー10人まで、期限なしで無料です。
- Microsoft Power Apps:開発者向けプランが無料です(本番利用は不可)。
このほか、kintone(30日)、Platio(1か月)、Claris FileMaker(45日、第三者の掲載)、SPIRAL(ver.1は14日、WebToolsは30日)は、期間を決めて無料で試せます。SPIRAL PLUSとSmartDBにも無料トライアルがありますが、期間は確認できませんでした。
開発費用はどれくらい?
ツールの利用料の例として、kintoneでプラグインも使うならスタンダード10ユーザーで月18,000円(税抜)からです。現場のスマホアプリならPlatioのLiteが月27,000円(10ユーザー、税別)、Webアプリとスマホアプリを作るClickはStandardが月4,400円(年一括払いの場合・税込)です。Microsoft Power AppsはPremiumが¥2,998 ユーザー/月相当(年払い、税抜)です。ストアにアプリを出すには、別にAppleの年$99とGoogleの$25(1回)がかかります(Adalo公式ブログの案内)。開発会社に頼む場合の費用は、今回の調査の対象外です。
デメリットは?
利用者の声では、データが増えると重くなる(Claris FileMaker、Bubble)、デザインの自由度が低い(Google AppSheet、Platio)、日本語への対応が不十分(Google AppSheet、Glide)という不満があります。
ほかのツールに移しにくい点にも注意が必要です。Bubbleはアプリをコードとして書き出せず、Adaloのコードの書き出しは別料金のサービスです。StudioのサイトもStudio上で公開します。また、GlideやAdaloのように、料金が短い期間に何度も変わるツールもあります。契約前に、データを取り出せるか、料金が変わったときにどうなるかを確かめましょう。
ノーコードとローコードの違いは?
ローコードは、一部をコードや数式で書いて機能を足す方式です。kintoneのJavaScript、Microsoft Power AppsのPower Fxのように、ノーコードで作ったアプリに後から機能を足せるツールが多くあります。詳しくは「ノーコード開発ツールで作れるもの」で説明しています。
まとめ
合計点では、kintoneとPlatioが22点で並び、機能の点でkintoneが1位、Platioが2位でした。3位はMicrosoft Power Apps(21点)です。ただし、点数は「公式に情報が出ているか」「日本語で使えるか」を多く見ているため、目的に合うかを優先して選んでください。迷ったら、無料プランやトライアルで2〜3ツールを試し、自社のデータで必要な画面を作れるか確かめるのがおすすめです。
- 社内の業務アプリを作りたい:kintone、Platio、Claris FileMaker
- Microsoft 365・Google Workspaceを使っている:Microsoft Power Apps、Google AppSheet
- スマホアプリをストアに出したい:Bubble、Adalo、Click
- 大企業で全社に展開したい:SmartDB、kintone
- Webサイトを作りたい:Studio
各ツールの口コミや注意点は、比較表のツール名のリンクから確認できます。
情報の確認日と出典
- 確認日:2026年10月29日。料金や機能は変わることがあるため、最新は各社の公式サイトで確認してください。
- 公式の料金ページを確認できなかったツールは、ITreviewなどの掲載や報道の金額を載せ、本文に出所を書いています。
- 掲載内容の修正依頼は、お問い合わせフォームから受け付けます。
出典(各ツールの事例と口コミの出典は、本文の各ツール紹介に記載)
- kintone:料金
- kintone:kintone AIの発表
- Platio:料金
- Platio:料金(ITreview)
- Platio:AI機能の記事
- Microsoft Power Apps:料金
- Microsoft Power Apps:価格改定
- Claris FileMaker:価格表
- Claris FileMaker:ITreview(ベンダー掲載)
- Google AppSheet:料金
- Google AppSheet:アプリ作成用Gemini
- Bubble:料金比較
- Bubble:AI Agentの発表
- Glide:料金
- Glide:GlideOSの発表
- SmartDB:製品サイト
- SmartDB:料金プラン(資料請求)
- SmartDB:発表
- SmartDB:Practical AIの発表
- Click:公式サイト(料金・事例)
- Click:発表
- SPIRAL:SPIRAL PLUS
- SPIRAL:SPIRAL PLUSの料金
- SPIRAL:料金(ITreview)
- SPIRAL:PLUSの記事
- Adalo:料金
- Adalo:料金ガイド(旧料金)
- Adalo:Adaの発表
- Studio:料金(アイミツ)
- Studio:料金のヘルプ
- Studio:不正アクセスの第一報
関連記事
-
2026.10.29
MAツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較
-
2026.10.29
b→dashの評判は?MAツールの料金・できること・向いている会社を調査
-
2026.10.29
SATORIの評判は?MAツールの料金・できること・向いている会社を調査
