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2026.10.29

MAツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較

MAツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較

MAツールは、「BtoBで見込み客を育てて商談につなげるのか、BtoCで顧客データとあわせて使うのか」と「料金をリード数・コンタクト数・PVのどれで数えるか」で選ぶと失敗しにくくなります。Abin編集部は12製品の公開情報を同じ基準で調べました。その結果、無料から始めるならHubSpot Marketing Hub、BowNow、List Finder、国産のツールでBtoBの商談につなげるならSHANON MAやKairos3 Marketing、Salesforceと一体で使うならMarketing Cloud Account Engagement、BtoCで顧客データを統合するならb→dashが候補になりました。合計点では、SHANON MA、HubSpot Marketing Hub、BowNowが23点で並び(機能と利用者の評価の点でSHANON MAが1位、HubSpot Marketing Hubが2位、BowNowが3位)、Kairos3 Marketingが22点で4位です。点数は「公式に情報が出ているか」「日本語で使えるか」を多く見ています。料金を公開していない製品や海外製品は点が低く出ますが、機能が劣るという意味ではありません。

2026年には、BowNowとGENIEE MAの提供元が不正アクセスに関する発表をしています。BowNowは、旧メール配信機能で使っていた外部のメール配信サービス「ブラストメール」への不正アクセスで、BowNowを使う14社の顧客情報と、その顧客が登録した個人情報の流出が判明したと、2026年10月23日に発表しました(第一報)。GENIEE MAは、2026年5月21日に、第三者による同社のクラウド計算資源の不正利用を公表し、個人情報・機密情報の漏えいは確認されていないとしています。評価軸にはセキュリティ事案を含めていないため、2製品とも点数を付けて掲載し、公表された事実を各製品の注意点に書いています。

目的別の結論

  • 無料・低予算で始めたい:HubSpot Marketing Hub(無料プラン)、BowNow(フリープラン)、List Finder(フリープラン)、Zoho Marketing Automation(1,000連絡先で月¥2,020〜、年払い・税別)
  • BtoBで商談につなげたい:SHANON MA、Kairos3 Marketing、SATORI
  • SFAと一体で使いたい:Kairos3 Marketing、HubSpot Marketing Hub、SHANON MA
  • Salesforceと連携したい:Marketing Cloud Account Engagement、Adobe Marketo Engage
  • 大企業・グローバル:Adobe Marketo Engage、Oracle Eloqua、Marketing Cloud Account Engagement
  • BtoCでCDPと合わせたい:b→dash

この記事では、BtoB向けのMAと、BtoC向けのCDP(顧客データ基盤)を兼ねる製品を、同じ基準で比べています。b→dashは公式に「for Enterprise BtoC」とうたうBtoC寄りの製品のため、BtoBの見込み客管理を軸にした評価軸では機能の点が低く出ます。目的が合うかを先に確かめてください。

この記事でわかること

  • MAツール12製品の料金・無料で試せる範囲・日本語の支援・AIへの対応(2026年10月29日〜30日に公式サイトやITreviewなどで確認)
  • 編集部が使った5つの評価軸と点数
  • 2026年に公表されたセキュリティ事案の事実(BowNow、GENIEE MA)
  • 目的別の選び方と、料金・連携・セキュリティで確かめること

各製品の口コミは、製品ごとの評判記事にまとめています。

本記事は、掲載製品の提供元から報酬を受け取らずにAbin編集部が独自に調査・評価しています。有償の掲載がある場合は、該当する製品に「PR」と明記します。

MAツールおすすめ12選の比較表

点数は後で説明する5つの評価軸の合計(25点満点)です。料金は公式に出ている最低額で、通貨と税の扱いは公式の表記に従っています(公式に金額がない製品は「非公開」)。ITreviewは製品全体の満足度と件数です。製品名のリンクから評判記事を読めます。

順位 製品 向いている事業 料金の目安 無料で試せるか 日本語・支援 AI ITreview 合計点
1 SHANON MA BtoB中心(展示会・セミナー管理に強い) デジタル 月60,000円〜+初期100,000円(税別、契約期間1年) 無料デモ(トライアルの記載なし) 国産、オンボーディング無償・専任担当の支援・運用代行(有償) 生成AIでLP・フォームを作る「デザイン提案」、AIコンシェルジュ 4.2(316件、旧名で掲載) 23点
2 HubSpot Marketing Hub 対象区分の明記なし 無料 ¥0、Starter ¥840/月/シート(年払い)〜(税の表記なし) 無料プラン(2ユーザーまで)、14日間の無料トライアル 日本語の画面、Professional以上は必須の導入支援 Breezeでメール本文・LP・ブログなどを生成 3.8(53件) 23点
3 BowNow BtoB(中小企業・法人営業向けの機能が中心) フリープラン 0円(有料プランの金額は公式で確認できず) フリープラン 国産、専任担当・1to1導入支援 ChatGPTを使った「AIメール作成」 4.2(58件) 23点
4 Kairos3 Marketing BtoB中心(公式に「BtoCでも利用可」) スタンダード 月20,000円〜(税別、別途初期費用、最短12か月) 無料トライアル(問い合わせで申し込み) 国産、日本語の窓口 AIメルマガ作成 4.2(155件) 22点
5 List Finder BtoB フリー 0円、ライト 月45,000円+初期100,000円(税の表記なし) フリープラン 国産、運用支援サービス・運用代行 「AIサポート」(内容は確認できず) 3.7(98件) 21点
6(同率) Marketing Cloud Account Engagement BtoB Growth+ 150,000円/組織/月〜(年間契約、税の表示なし) 公式に記載なし 日本語の製品・料金ページ、構築パートナー Einsteinでメール・LPを作成、Agentforceキャンペーン作成 3.6(202件、統合先のAgentforce Marketing) 20点
6(同率) Oracle Eloqua BtoB中心 Marketing Basic 月2,000ドル〜(1万コンタクト、グローバル価格表) 公式に記載なし(デモ・クリックスルー・ツアー) 日本語の画面(一部は英語のみ) 生成AIで件名案、メール・LPの本文を生成 3.0(10件) 20点
8 SATORI BtoB・BtoC(両方の事例あり) 月148,000円+初期300,000円(税別、年間契約) 公式に記載なし 国産、導入サポート込み 公式で確認できず 3.8(171件) 18点
9 Adobe Marketo Engage BtoB 非公開(導入のご相談) 公式に記載なし 日本語のUIに切り替え可、日本語の相談窓口 生成AIでメール本文・件名を生成 3.9(182件) 18点
10 b→dash BtoC寄り(BtoB向けページもあり) 非公開(問い合わせ後に案内) 無料デモ(トライアルの記載なし) 国産、構築から活用までの支援 b→dash AIなど(生成AIでのメール作成は確認できず) 4.2(199件) 18点
11 Zoho Marketing Automation BtoB・BtoC(EC向け機能とリード管理の両方) 1,000連絡先でスタンダード ¥2,020/月(年払い、税別) 14日間の無料トライアル 管理画面の日本語は確認できず、技術サポートは英語 公式で確認できず 掲載なし 15点
12 GENIEE MA 対象区分の明記なし(メール・LINE・SMS・アプリプッシュなどに配信) 非公開(資料請求) 公式は「まずは無料で相談」 国産内製、導入支援(比較サイトの掲載) 公式で確認できず 0件(旧名MAJINの掲載は使わず) 14点

同じ点数は「機能」→「利用者の評価」→「始めやすさ」の順に比べました。23点の3製品は、機能でBowNow(4点)が3位です。機能が同じ5点のSHANON MAとHubSpot Marketing Hubは、利用者の評価(5対3)でSHANON MAを1位にしています。Marketing Cloud Account EngagementとOracle Eloquaは、5つの評価軸がすべて同じ点のため同率6位です。18点の3製品は、機能でb→dash(3点)が10位です。SATORIとAdobe Marketo Engageは機能(5点)と利用者の評価(3点)が同じため、始めやすさ(3対1)でSATORIを8位にしています。

MAツールとは(できること)と、CRM・SFA・メール配信システムとの違い

MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み客(リード)を集め、Webサイトでの行動やメールへの反応から関心の高さを測り、育てて営業に渡すまでを仕組みにするツールです。今回の12製品では、主に次のことができます。

  • リード管理:フォームや名刺、展示会などで集めた見込み客の情報を一か所にまとめます。
  • Web行動のトラッキング:Cookieなどで、見込み客がどのページを見たかを記録します。名前の分からない訪問者の会社を、IPアドレスなどから判別する機能を持つ製品もあります(SHANON MAの企業分析、BowNowの企業属性の付与、List Finderのアクセス企業解析、SATORIのアクセス企業リストなど)。
  • スコアリング:閲覧やメールの反応に点数を付け、関心の高い見込み客を見分けます。
  • メール配信とシナリオ:一斉配信に加え、ステップメールや、条件に合ったときに自動で送るシナリオを組めます。
  • フォーム・LP作成:問い合わせや資料請求のフォーム、LP(ランディングページ)を作れます。
  • CRM・SFAとの連携:育った見込み客を、営業が使うCRM・SFAに渡します。

ほかのツールとの違いは次のとおりです。

種類 主な役割 この記事の製品との関係
MA 見込み客を集めて育て、関心の高い人を営業に渡す 今回の12製品
CRM 顧客の情報と対応の履歴を一か所にまとめる HubSpot Marketing HubはHubSpot CRMと同じ基盤。Zoho Marketing AutomationはZoho CRMと連携
SFA 商談の進み具合や営業活動を管理する Kairos3 MarketingはSFA「Kairos3 Sales」と一体(別料金)。SHANON MAは全プランにSFA(商談管理)の機能
メール配信システム メルマガやお知らせを一斉に送る MAの機能の一部。メール配信だけでよければ専用のシステムも候補

MAとCRM・SFAは、MAで関心が高まった見込み客を、CRM・SFAで営業が追いかける、という流れでつなぎます。12製品の中には、SFAやCRMと一体のもの(Kairos3 Marketing、SHANON MA、HubSpot Marketing Hub)と、Salesforceなどの外部のCRMとつなぐもの(Marketing Cloud Account Engagement、Adobe Marketo Engage、SATORI、Zoho Marketing Automationなど)があります。メール配信システムもステップメールや開封・クリックの測定はできますが、MAはWeb行動の記録、スコアリング、フォーム・LP、CRM・SFAとの連携までを一つにまとめる点が違います。それぞれの比較は、CRMツールおすすめ12選、SFAおすすめ12選、メール配信システムおすすめ10選にまとめています。

Abin編集部の選び方(評価軸5つ)

12製品すべてに同じ5つの物差しで点を付けました(各5点、合計25点)。点の根拠は主に、公式サイト・公式資料・提供元のプレスリリースと、ITreviewに提供元が載せている情報です。公式で確認できなかった点は比較サイトや報道で補い、本文に出所を書いています。

評価軸 見たところ 点の付け方
機能 ①Web行動のトラッキング(匿名の訪問者や企業の判別を含む)、②スコアリング、③メール配信とシナリオ(ステップメールや条件での自動配信)、④フォーム・LP作成、⑤CRM・SFA連携(製品名が分かる標準連携か、CRM・SFAと一体) 5つのうち、公式またはITreviewのベンダー掲載で確認できた数
始めやすさ 料金が公式に出ているか、無料で試せるか 公開+無料プラン=5点、公開+無料トライアル=4点、公開のみ=3点、非公開+無料トライアル=2点、非公開のみ=1点(第三者の掲載だけの金額は非公開、無料デモ・無料相談はトライアルに含めない)
日本語・支援 日本語の画面と、日本語のサポート・導入支援 日本語の画面+導入・運用支援=5点、日本語の画面+日本語の窓口=4点、日本語の画面のみ=3点、日本語の画面なし・不明=2点(販売パートナーによる支援は含めない)
AI 生成AIでメールやコンテンツを作れるか 生成AIで作れる(ベータを含む)=5点、そのほかのAI機能=4点、限定的=3点、記載なし=2点
利用者の評価 ITreviewの製品全体の満足度と件数 4.2以上かつ100件以上=5点、4.0以上かつ50件以上=4点、それ以外で1件以上=3点、0件・掲載なし=2点

口コミの中身は点数に入れず、各製品の評判記事にまとめています。ITreviewの満足度と件数は、2026年10月26日の集計を中心に確認したものです。BowNowは有料プランの金額を公式で確認できていませんが、公式に0円のフリープランがあるため「公開+無料プラン」として扱いました。セキュリティ事案は評価軸に含めず、各製品の注意点と「選び方」の章で事実を説明しています。

おすすめのMAツール12選

1位 SHANON MA|展示会・セミナーとWebの接点を一つにまとめる国産MA

SHANON MAの公式サイト
出典:SHANON MA公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:展示会・セミナー・ウェビナーとWebでの接点を、1人の見込み客の履歴にまとめたいBtoBの会社。オンボーディングや専任担当者の支援を受けながら運用したい会社。Salesforce・kintone・Sansanとつないで使いたい会社。

項目 点数・内容
合計 23点(HubSpot Marketing Hub、BowNowと同点。BowNowより機能の点が高く、HubSpot Marketing Hubより利用者の評価の点が高い)
機能 5点:IP解析による企業分析とWebトラッキング、スコアリング、メール配信・ステップメール・シナリオ、フォーム/LP生成、Salesforce・kintone・Sansan連携(全プラン)とSFA(商談管理)
始めやすさ 3点:公式料金ページで公開(税別)。無料プラン・無料トライアルの記載はなし(無料デモあり)
日本語・支援 5点:国産。オンボーディング無償、専任担当者による活用・改善支援(デジタルは有償、スタンダード以上は無償)、ナーチャリング設計・運用代行(有償)
AI 5点:生成AIの「デザイン提案」で、テンプレートを選ぶかAIと対話してLP・フォームを作成(ITreviewのベンダー掲載)。マニュアルから操作方法を探して答える「AIコンシェルジュ」(公式)
利用者の評価 5点:ITreview 満足度4.2(316件、旧名「SHANON MARKETING PLATFORM」で掲載)
料金 デジタル 月60,000円、スタンダード 月120,000円、エンタープライズ 月300,000円(すべて税別)。初期費用は各100,000円、契約期間は1年。リード登録数は5,000件/20,000件/50,000件、月間PVは5万/20万/50万、管理者アカウントは5/10/20人
提供元 株式会社シャノン(2000年設立、東証グロース上場。親会社は株式会社イノベーション)

SHANON MAは、株式会社シャノンが提供する国産のMAです。2011年2月に「シャノンマーケティングプラットフォーム」として提供を始め、今の公式の表記は「SHANON MA(シャノンMA)」です。Web・メール・展示会の接点を1人の履歴にまとめることを打ち出しています(自社発表)。公式の料金ページでは、企業分析(IP解析)、Webトラッキング、メール配信、フォーム/LP生成、セグメンテーション、Webポップアップ、データクレンジング、名刺管理、AIコンシェルジュが全プラン共通の機能です。スコアリング、シナリオ、レポート、SFA(商談管理)と、Salesforce・kintone・Sansanとの連携も全プランで使えます。名刺のデータ化は無料です。イベント機能とZoom・決済との連携はスタンダード以上、シングルサインオンはエンタープライズで使えます。ITreviewのベンダー掲載には、オフライン行動履歴の管理、ダッシュボード、イベント管理(事前登録、入場パスの発行、事後分析)、Zoomウェビナーとの連携も載っています。AIでは、生成AIの「デザイン提案」で、テンプレートを選ぶかAIと対話してLPやフォームを作れます(ITreviewのベンダー掲載)。2026年4月30日には全ユーザーの管理画面を新しいUIに切り替え、画面右上の「AIコンシェルジュ」がマニュアルから操作方法を探して答えるようになりました(データと設定への影響はなし)。サポートは、オンボーディング、平日の電話・メール・チャットでのカスタマーサポート、24時間のAIコンシェルジュが無償で、ユーザー会もあります。公式は、累計導入企業数3,000社としています(自社発表)。製品トップには「ITreview Grid Award 27期連続受賞」とも表示しています(自社発表)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツールとイベント管理システムの部門でLeaderに選ばれています。(製品ページ、料金、ITreview、新UIの開示)

事例

  • 池田金属工業:kintoneとの連携の事例(2024年5月の公式開示。成果の数字はなし)。(開示資料)
  • TMI総合法律事務所:セミナー運営での活用の事例(2024年2月の公式開示。成果の数字はなし)。(開示資料)
  • 顧客名と数字がそろった公式事例は確認できませんでした。2026年7月の自社ウェビナーの告知に「商談数を264%向上」の事例がありますが、企業名は書かれていません。(告知)

利用者の声:展示会・セミナー・ウェビナーの申込や参加者の管理、アンケート、フォローメールを一つで管理でき、国産で日本の業務の流れに合うという声や(ITreview)、開封率・クリック率やリードの行動を時系列で見られ、アプローチの時期を考えやすいという声があります(ITreview)。一方で、使わないリード項目を非表示・削除できず画面が煩雑で、シナリオ設計やスコアリングは海外製のMAより簡素という声や(ITreview)、フォーム送信後の完了画面への移動が遅く、メールテンプレートの作成画面が使いにくいという声もあります(ITreview、2024年9月。ベンダーは一部を改善したと返信しています)。

注意点:料金は税別で、初期費用100,000円と1年の契約期間がかかります。無料プランと無料トライアルの記載はなく、試せるのは無料デモです。月額がいちばん低いプランは、2024年の比較サイトの掲載では月12万円〜で、2026年1月に中堅・中小企業向けのデジタルプラン(月6万円〜)が加わりました。古い記事の金額に注意してください。専任担当者による活用・改善支援は、デジタルプランでは有償です。ITreviewの製品ページには、乗り換え向けの12か月無料キャンペーン(30社限定)が載っていますが、期間限定の可能性があります。グループ会社のList Finderとは、親会社のイノベーションが2027年3月期に機能統合を進める方針を示しています(名称変更・提供終了の発表は確認できませんでした)。シャノンの契約アカウント数901(2026年3月末)は、List Finderを含む数字です。比較サイトのITトレンドは、シャノンの親会社のイノベーションが運営する媒体です。ITreviewは今も旧名「SHANON MARKETING PLATFORM」で掲載しており、件数は製品ページ(316件)と価格ページ(314件)で違います。2026年の決算短信・開示資料には、セキュリティ事案の記載は見つかりませんでした。(料金、ITreview、イノベーションの開示資料、シャノンの決算説明資料)

SHANON MAの評判はSHANON MAの評判記事で詳しくまとめています。

2位 HubSpot Marketing Hub|無料から始めて、CRMと同じ基盤で使える

HubSpot Marketing Hubの公式サイト
出典:HubSpot Marketing Hub公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:無料プランでMAを試し、必要になったら有料プランに上げたい会社。営業や顧客対応の製品とあわせ、CRMと同じ基盤でデータをつなげたい会社。生成AIでLP・ブログ・メールの文章を作りたい会社。

項目 点数・内容
合計 23点(SHANON MA、BowNowと同点。SHANON MAより利用者の評価の点が低く、BowNowより機能の点が高い)
機能 5点:Cookie情報とのひも付けと行動履歴、スコアリング設定、シナリオ作成・メール配信・ステップメール、LP・フォーム作成(以上ITreviewのベンダー掲載)、HubSpot CRMと同じ基盤で一体(公式)
始めやすさ 5点:公式料金ページで円の価格を公開、無料プラン(2ユーザーまで、決済情報不要)。製品ページに「14日間の無料トライアル」
日本語・支援 5点:公式製品ページの製品画面が日本語のUI。Professional以上は必須の導入支援(有償)
AI 5点:Breezeで、Webページ・LP・ブログ記事・CTA・SMSなどの文章を生成し、ワークフローでメール本文を生成(原則すべての製品とプラン)
利用者の評価 3点:ITreview 満足度3.8(53件)
料金 無料 ¥0/月(2ユーザーまで、メール送信は月2,000件・ロゴあり)。Starter ¥840/月/シート(年額払い)・¥2,400/月/シート(月額払い)、1,000マーケティングコンタクト、500クレジット。Professional ¥96,000/月(年額払い)・¥106,800/月(月額払い)、3コアシート込み(追加は¥5,400/月〜)、2,000マーケティングコンタクト、3,000クレジット、必須の導入支援¥360,000(1回限り)。Enterprise ¥432,000/月、5コアシート込み(追加は¥9,000/月〜)、10,000マーケティングコンタクト、5,000クレジット、必須の導入支援¥840,000。いずれも最低利用料金で、税の表記は料金ページで見つからず
提供元 HubSpot Japan株式会社(2016年設立)。本社は米国のHubSpot, Inc.(ニューヨーク証券取引所上場)

HubSpot Marketing Hubは、HubSpotのマーケティング向けの製品です。製品ページでは「CRM、コンテンツ、キャンペーンの連携を実現したプラットフォーム」と説明しています。無料のCRMを起点に、Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubなどを追加でき、データが一つにつながる設計です(ITreviewのベンダー掲載)。ITreviewのベンダー掲載には、見込み客情報の管理、Cookie情報とのひも付け、オフライン行動履歴の管理、スコアリング設定、シナリオ作成、メール作成・配信、ステップメール、LP・フォーム・ブログの作成、SNS連携、ダッシュボードが並びます。ワークフローで「メールを送信」するアクションは、ProfessionalとEnterpriseで使えます(公式ナレッジ)。AIの「Breeze」は、エディターの中で、Webページ・LP・ブログ記事・ナレッジベース記事・CTA・SMS・導入事例の文章を作ったり、書き換えたりできます。タイトルやメタディスクリプションの生成、ブログ記事からのSNS投稿の生成、ワークフローでのメール本文の生成にも使えます。公式ナレッジでは、原則「すべての製品とプラン」で使えるとしています。AIエージェントは「HubSpotクレジット」を消費する従量制で、Professionalにはナーチャリングエージェント(ベータ)などのAI機能があります。月のメール送信の上限は、無料が2,000件、Starterがコンタクト契約数の5倍、Professionalが10倍、Enterpriseが20倍です。日本では、kintone(Data Sync)、Sansan、freeeとの公式の連携を発表しています。HubSpot全体の顧客数は306,446件(2026年第2四半期、全Hubの合計、自社発表)です。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でLeader(5年連続)に選ばれています。(製品ページ、料金、Breezeのナレッジ、ITreview、ROIレポート)

事例

  • ピー・シー・エー(PCA):Marketing HubとSales Hubを2020年12月に導入。コンバージョンポイントを見直し、Web行動でリードの優先度を分け、LP作成を内製化。「2年間でMRRは5倍以上に」(公式事例。リード数などの数字はなし)。(事例)
  • 公式の全体集計(個社の事例ではありません):Marketing Hubを12か月以上使った顧客(n=67,842)で、導入6か月後のインバウンドリード(月間フォーム送信数)が107%増。Marketing HubまたはContent Hubを使う顧客(n=27,548)で、Webトラフィックが134%増(自社集計、データ期間は2019年1月〜2024年7月)。(ROIレポート)

利用者の声:メール・フォーム・リード管理・ワークフローが一つの画面でつながり、施策を突き合わせる手間が減ったという声や(ITreview)、使いやすく費用対効果が高く、経験の浅いスタッフでもメルマガを定期的に配信できたという声があります(ITreview)。一方で、予告なくUIが変わり、ボタンの場所が分からなくなるという声や(ITreview)、日本語のサポート記事やテンプレートが少なく、細かい設定を調べるのに時間がかかるという声もあります(ITreview)。機能が多く、初めに設計や運用ルールを決めないとプロパティやリストが増えて煩雑になる、という指摘もあります(ITreview)。

注意点:料金ページの金額は最低利用料金で、シート数とマーケティングコンタクト数が増えると上がります。Professional以上は、必須で1回限りの導入支援(Professional ¥360,000、Enterprise ¥840,000)が別にかかるため、月額だけで比べると実際の費用を下回ります。税の表記は料金ページで見つかりませんでした。AIエージェントはクレジットを消費する従量制です。比較サイトの円の価格は、Starterが840円・2,400円・5,400円・6,000円、Enterpriseが384,000円・432,000円・480,000円と掲載ごとにそろっていません。2024年3月の体系変更(ユーザー数込みからシート制へ)や年払い・月払いの違いが混ざっているとみられるため、公式の料金ページで確かめてください。料金ページにある28日間のトライアルは別製品(AEO)のもので、Marketing Hubの無料トライアルは製品ページの「14日間の無料トライアル」です。日本語のナレッジベースは自動翻訳で、最新の情報は英語版を見るよう案内されています。匿名の訪問者の会社を判別する機能と、Salesforceとの連携の公式の記載は、今回の調査では確認できませんでした。ITreviewでは「HubSpot Marketing Hub」「HubSpot Sales Hub」「HubSpot CRM」が別々に掲載され、満足度と件数が違います(この記事ではMarketing Hubの数字を使っています)。(料金、ITreview)

HubSpotの評判はHubSpotの評判記事で詳しくまとめています(CRM・Sales Hubを中心にまとめた記事です)。

3位 BowNow|0円のフリープランで始める、中小企業向けのシンプルなMA

向いている会社:まず無料でMAを試したい中小企業。名前の分からない訪問者も含めて、どの会社がサイトを見ているかを知りたい会社。専任担当や1to1の導入支援を受けながら始めたい会社。

項目 点数・内容
合計 23点(SHANON MA、HubSpot Marketing Hubと同点。機能の点で下位)
機能 4点:約70万社の企業属性を未識別の訪問者にも付与、一斉配信・ステップメール(10ステップ)・簡易シナリオ、フォーム作成、Salesforce・kintone・Sansanとの標準連携(有償オプション、一方向)。点数式のスコアリングは公式で確認できず
始めやすさ 5点:フリープランが初期費用0円・月額0円(公式)。有料プランの金額は公式で確認できず
日本語・支援 5点:国産。専任担当、1to1導入支援、勉強会、技術支援の専用窓口
AI 5点:ChatGPTを使った「AIメール作成」
利用者の評価 4点:ITreview 満足度4.2(58件)
料金 公式で確認できたのはフリープラン(初期費用0円・月額0円)だけ。有料プランは比較サイトの掲載で、スタンダード 月36,000円(BOXIL、ITトレンド、PRONIアイミツ(2025年6月6日更新)、ferret MA(2026年4月16日更新))。ferret MAの掲載では、リード5,000件ごと・50,000PVごとに10,000円の追加。税込・税抜はどの掲載にも記載なし
提供元 クラウドサーカス株式会社(2009年設立。スターティアホールディングス株式会社(東証プライム)の連結子会社)

BowNowは、クラウドサーカス株式会社が提供する国産のMAです。無料のフリープランで始められる、必要な機能に絞ったシンプルなMAとしています(自社発表)。主な対象は中小企業で、ABMテンプレートなど法人営業向けの機能が中心です。公式の機能ページによると、Beegleのデータと連携して約70万社の企業属性(約200種類)を自動で付け、まだ名前の分からない訪問者にも企業属性を付けます。個人単位で、見たページや閲覧量を分析できます。ABMテンプレートでは「ポテンシャル」と「ステータス」の2軸でホットリードを自動で見える化し、80項目以上の条件でリードを探せます。営業向けの「セールスリスト」もあります。メールは一斉配信・予約配信、10ステップまでのステップメール、条件に合ったらメールを送る「簡易シナリオ」に対応します。フォーム作成もあります。AIでは、ChatGPTを使った「AIメール作成」があります。2026年6月10日には、商談メモなどをAIが解析して顧客情報の更新候補を下書きで出す「AI入力アシスト」(SFA機能の第1弾)を発表しました。10月1日には、専用アドレスに送った商談報告やAI議事録を解析し、確認後に顧客情報に反映する「AIリード情報更新」(第2弾)を発表しています。どちらも対象プランと料金の記載はありません。外部とは、Salesforce(Sales Cloudへ一方向)、kintone(一方向、kintone側はスタンダード以上が必要)、Sansan(Sansanから一方向)と、標準連携の有償オプションでつなげます。API(リードの登録・更新など)、Webhook、CSVにも対応し、JENKA・Yoomなどの連携サービス経由で350以上のツールとつながるとしています。支援では、専任担当、1to1導入支援、勉強会、動画、技術支援の専用窓口、有料プラン向けの初期プログラムを案内しています。公式は、導入社数16,000社(2026年6月末時点)としています(自社発表)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でLeaderに選ばれています。(機能、BowNowとは、外部システムとの連携のFAQ、AI入力アシストの発表、AIリード情報更新の発表、ITreview)

事例

  • 京都グレインシステム:初回メールを約850件に送り、開封率37%、クリック率26%、返信と合わせたCV率3%で案件を1件獲得(公式資料「MA活用 事例インタビュー 商談獲得編」。発行時点の記載なし)。(事例資料)
  • アクアスター:インサイドセールスの導入前後で、展示会のアポ率が6%から13%に。ウェビナーのアポ率は22%(同じ公式資料)。(事例資料)

利用者の声:閲覧履歴やメールの開封状況から、顧客の温度感に合わせて次の動きを選べるという声や(ITreview)、リードとして登録されていなくても、アクセス元のドメインから企業を特定できるという声があります(ITreview)。一方で、SFAとiPaaSを挟まずに直接つなげたい、クラウドサーカス経由のログインが手間という声や(ITreview)、会員登録の機能がなくフォームで離脱が起きやすく、メルマガのテンプレートの自由度が低く崩れやすいという声もあります(ITreview)。値上げが多いことへの不満もあります(ITreview)。

注意点:2026年10月23日、クラウドサーカスは「外部メール配信サービスへの不正アクセスに伴う、お客様情報の流出の可能性について(第一報)」を発表しました(同日13:55に更新)。BowNowの「旧メール配信機能」で使っていた外部サービス「ブラストメール」(株式会社ラクスライトクラウドが運営)への不正アクセスで、BowNowを使う14社の顧客情報と、その顧客が配信先として登録した個人情報の流出が判明したとしています。個人の件数は書かれておらず、ほかの顧客は追加で調査中です。対象は、旧メール配信機能を使う顧客の会社名・担当者名・メールアドレスなどと、配信先として登録された人の名前・メールアドレスなどで、パスワードとクレジットカード情報は含まれません。クラウドサーカスは10月21日にラクスライトクラウドから報告を受け、同じ日に旧メール配信機能を止めました。新メール配信機能を含むほかの機能は通常どおり使え、ブラストメールと連携していないBowNow本体への不正アクセスは確認されていないと説明しています。個人情報保護委員会への報告の手続きを進めています。ラクスライトクラウドは、ブラストメールの全契約者の契約者情報が持ち出され、配信先リストなど契約者情報以外の漏えいが確認された契約は345件としています(2026年10月29日12時更新のお知らせ)。続報(第二報以降)は公式のお知らせで確認してください。料金は、公式の料金ページを今回は開けず、有料プランの金額は比較サイトの掲載でしか確認できませんでした。販売店の大塚商会は年額で掲載し(スタンダード432,000円・初期100,000円など)、LISKULは別のプラン名(エントリー5,000円など、時点の記載なし)を載せていて、掲載ごとに食い違います。リード数やPVの追加で料金が上がる可能性があります。フリープランの条件は、比較サイトの掲載でリード100件、フォーム1つまでなどです(BOXIL)。ホットリードの見える化は2軸の判定で、点数式のスコアリングと分岐のあるシナリオは公式に明記がありません。LP作成の記載もありません。Salesforce・kintone・Sansanとの連携は有償オプションで、一方向です。導入社数の表記は資料によって違い(13,000社以上、14,000社、16,000社)、ITreviewの件数もページ上部(58件)と所属カテゴリ欄(42件)で違います。(クラウドサーカスの発表、ラクスライトクラウドのお知らせ、料金(BOXIL)、料金(ferret MA)、大塚商会)

BowNowの評判はBowNowの評判記事で詳しくまとめています。

4位 Kairos3 Marketing|MAとSFAを一体で使える、月20,000円からの国産ツール

Kairos3の公式サイト
出典:Kairos3公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:見込み客の獲得から商談・受注までを、MAとSFAが一体のツールで管理したい会社。展示会やウェビナーのリードを、営業にすぐ渡したい会社。AIでメルマガの文面を作り、無料トライアルで試してから決めたい会社。

項目 点数・内容
合計 22点
機能 4点:スコアリング、メール配信・シナリオ(スタンダードは利用量制限)、フォーム作成・LP作成、自社SFA「Kairos3 Sales」と一体(公式の機能表)。サイト行動のトラッキングは比較サイト(BOXIL)の掲載だけで、公式とITreviewのベンダー掲載では確認できず
始めやすさ 4点:公式料金ページで公開(税別)、無料トライアル(問い合わせフォームから申し込み)
日本語・支援 4点:国産の日本語画面と日本語の窓口。提供元による導入支援の記載は確認できず
AI 5点:AIメルマガ作成(概要を入れると文面やデザインを提案)、AI名刺スキャン、AI議事録作成
利用者の評価 5点:ITreview 満足度4.2(155件)
料金 Kairos3 Marketing スタンダード 20,000円〜/月、プロ 155,000円〜/月(税別)。保有アドレス数・PV・メール送信数による従量課金。別途初期費用(金額は資料・問い合わせ)、最短利用期間12か月。SFA(Kairos3 Sales)は別料金で、MAスタンダード+SFAスタンダードは45,000円〜/月、プロ+プロは205,000円〜/月
提供元 カイロスマーケティング株式会社(2012年設立、未上場)

Kairos3 Marketingは、カイロスマーケティング株式会社が提供する「Kairos3」のMAの部分です。Kairos3はMAとSFAが一体のツールで、MAが「Kairos3 Marketing」、SFAが「Kairos3 Sales」という料金体系になっています。見込み客の獲得・管理から商談・クロージングまでのデータを一つに集め、専門知識がなくても使える設計をうたっています(自社発表)。公式料金ページの機能表には、リード管理、メール配信、フォーム作成、スコアリング、ホットリード、リードナーチャリング、セグメンテーション、マーケティング分析、展示会管理、ウェビナー管理、LP作成、外部連携、iPaaS連携、Kairos3 API(Webhook)、シナリオ、AI名刺スキャン、カスタムレポート、SSOが並びます。APIとシナリオは、スタンダードでは利用量に制限があります。SMSとWebパーソナライズはオプション、マルチテナントは別途見積もりです。製品ページのAI機能は、概要を入れると文面やデザインを提案する「AIメルマガ作成」、「AI名刺スキャン」、「AI議事録作成」の3つです。製品ページでは、BtoCでも利用でき、中小企業から大企業まで使えるとしています。プライバシーマークとISO認証も取得しています。外部とは、Salesforce(Agentforce Sales)・Sansan・Zoom・Slackとの連携が比較サイト(BOXIL)に載っています。kintoneとは、GMO AIコネクト株式会社の別製品「Kairos3×kintone コネクター」(月15,400円税込、30日間無料トライアル)でつなぎます。公式は、導入2,000社以上、継続率99%(社調べ、2025年11月時点)としています(自社発表)。製品トップには、ITreview Grid Award 2026 SummerのMAツール・SFAツール・フォーム作成ツール・イベント管理システムの4部門でLeaderを受賞したと表示しています。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でもLeaderに選ばれています。(製品ページ、料金、ITreview、BOXIL、kintoneコネクター(ITreview))

事例

  • アドテクニカ(静岡市):メール配信の作業時間が約1時間から約15分に、配信の頻度が月1回から週1回に(自社リリース。リリースの年の表記はなし)。(リリース)
  • ウィーブ:マーケティングチームの作業時間を半分に、営業会議の準備を2時間から5分に(2025年9月4日の活用事例セミナーの告知リリース)。(リリース)

利用者の声:会員企業約500社に宛名を個別に差し込んで一斉に送れ、開封率などの効果もすぐ確認できるという声や(ITreview)、AI機能が随所にあり、数か月ごとのアップデートで使いやすくなっていて、サポートも丁寧という声があります(ITreview)。一方で、代表アドレスから回答があると会員データが上書きされるおそれがあり、DKIM・SPFの設定が反映されたか分かりにくいという声や(ITreview)、アタックリストから営業のログを残すまでの手順が多いという声もあります(ITreview)。

注意点:公式の金額は「〜」付きの最低額で、税別です。MAは保有アドレス数・PV・メール送信数による従量課金のため、リードや配信が増えると月額が上がります。別途初期費用がかかり、金額は資料請求か問い合わせで案内されます。最短の利用期間は12か月です。製品ページでは「この秋限定」で初期費用が最大0円になるキャンペーンを案内しています。SFA(Kairos3 Sales)は別料金です。ITreviewの価格ページはスタンダード21,000円・プロ156,000円(税抜)で、公式の金額と一致しません。BOXILは20,000円・155,000円に加えて「月額/ユーザー1,000円」も表示しています。kintoneとの連携は他社の有償コネクターです。匿名の訪問者の会社を判別する機能と、シナリオの分岐は確認できませんでした。本社の所在地は、2026年3〜4月のリリースで2通り(千駄ヶ谷と神宮前)書かれています。(料金、料金(ITreview)、BOXIL)

Kairos3 Marketingの評判はKairos3の評判記事で詳しくまとめています。

5位 List Finder|来訪企業の解析から始める、フリープランのあるBtoB向けMA

List Finderの公式サイト
出典:List Finder公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:自社サイトに来ている会社を知るところから、0円でMAを始めたいBtoBの会社。キックオフや定例ミーティング、運用代行などの支援を受けたい会社。全プランで使えるスコアリングから始め、フォーム作成(スタンダード以上)やシナリオ設定(プレミアム)に広げたい会社。

項目 点数・内容
合計 21点
機能 5点:アクセス企業解析・Cookie情報とのひも付け(ITreviewのベンダー掲載)、スコアリング設定(全プラン)、メール配信(全プラン)・シナリオ設定(プレミアムのみ)、フォーム作成(スタンダード以上)・LP作成(ITreview)、Salesforce連携(フリーとプレミアム)
始めやすさ 5点:公式の価格表で公開、フリープラン0円
日本語・支援 5点:国産。キックオフ、定例ミーティング、運用代行(ITreviewのベンダー掲載)、「List Finder 運用支援サービス」(公式)
AI 3点:価格表に「AIサポート」(ライト以上)とあるが、内容は確認できず
利用者の評価 3点:ITreview 満足度3.7(98件)
料金 フリー 0円(ユーザーID1、計測ドメイン1、登録顧客データ100件、企業解析・個人解析は500セッションまで)、ライト 月45,000円、スタンダード 月69,000円、プレミアム 月92,000円。有料プランは初期費用100,000円。PV数・顧客データ数で従量課金(〜50,000PVかつ〜5,000件は0円、〜10,000件で+10,000円など)。外部ツール連携オプション 月10,000円。税の表記なし
提供元 株式会社Innovation X Solutions(2025年12月26日から株式会社シャノンの完全子会社)

List Finderは、株式会社Innovation X Solutionsが提供するBtoB企業向けのMAです。2010年12月に提供を始め、IPアドレスから来訪企業名が分かる機能を出発点にしています(自社発表)。ITreviewのベンダー掲載には、リード情報の管理、Cookie情報とのひも付け、アクセス企業解析、スコアリング、メール作成・配信、ステップメール、シナリオ作成、フォーム・LP作成、ダッシュボード、営業アプローチの進捗管理が並びます。公式の価格表では、メール配信・アプローチ管理・スコアリング設定は全プランで使え、AIサポートはライト以上、フォーム作成とセミナー管理はスタンダード以上、外部ツール連携とシナリオ設定はプレミアムだけです。企業属性の付与は、スタンダードが月1,500件、プレミアムが月3,000件までです。PDFの閲覧解析はフリー・スタンダード・プレミアムに、Salesforce連携はフリーとプレミアムに付いています。導入後6か月以内は、名刺のデータ化代行を1,000枚まで無料で使えます。支援では、キックオフでの初期設定と活用計画、定例ミーティング、個別相談会、サポートサイト、活用セミナー、電話・メールのテクニカルサポート、Web会議でのサポート、運用代行を掲載しています(ITreviewのベンダー掲載)。公式サイトには「List Finder 運用支援サービス」もあります。公式は、導入実績1,800社以上、利用継続率99%としています(自社発表)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でHigh Performerに選ばれています。項目別では、導入のしやすさが4.4です。(価格表、公式サイト、ITreview)

事例

  • まほろば工房、michinaru、野村不動産:公式サイトに、顧客名と使った機能を紹介する事例があります。見出しに成果の数字は書かれていません。(公式サイト)
  • 顧客名と数字がそろった公式事例は確認できませんでした。

利用者の声:メールの開封状況と来訪企業の履歴から、反応のあった顧客に優先してアプローチできたという声や(ITreview)、MAが初めてでも直感的に操作でき、数日で運用を始められたという声があります(ITreview)。一方で、アプローチの管理を自社の運用に合わせて柔軟に設定しにくいという声や(ITreview)、GA4やLooker Studioと連携できず、自社のWebデータと組み合わせるのに手間がかかるという声もあります(ITreview)。ITreviewに表示されるレビューは、いずれも2024年1月の投稿です。

注意点:2025年12月26日、株式会社シャノン(SHANON MAの提供元)が、提供元のInnovation X Solutionsの全株式を取得して完全子会社にしました。グループ再編の目的はList FinderとSHANON MAの統合で、シャノンの親会社のイノベーションは、2027年3月期に2製品の機能統合を進める方針を示しています。名称変更や提供終了の発表は確認できませんでしたが、契約前に最新の状況を確かめてください。提供元の表記は、株式会社イノベーション、Innovation & Co.、Innovation X Solutionsと変わってきました。公式トップのコピーライトは「Innovation Inc.」です。比較サイトのITトレンドは、List Finderの提供元の親会社の親会社にあたるイノベーションが運営する媒体です。料金には税の表記がありません。シナリオ設定はプレミアムだけ、フォーム作成はスタンダード以上です。「AIサポート」の内容と、生成AIの機能は確認できませんでした。2022年の資料には20日間の無料トライアルがありましたが、今はフリープランだけが載っています。2026年のセキュリティ事案の公式発表は見つかりませんでした。(価格表、子会社化の開示、イノベーションの開示資料)

List Finderの評判はList Finderの評判記事で詳しくまとめています。

6位(同率) Marketing Cloud Account Engagement|Salesforce CRMと一体で動くBtoB向けMA(旧Pardot)

Account Engagementの公式サイト
出典:Account Engagement公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:Salesforce(Sales Cloud)を使っていて、見込み客・取引先責任者・商談のデータをMAと一体で扱いたいBtoBの会社。AIでのスコアリングやメール・LPの作成を使いたい会社。年間契約で月150,000円以上の予算を取れる会社。

項目 点数・内容
合計 20点(Oracle Eloquaと全項目が同点のため同率)
機能 5点:Cookie情報とのひも付け、シナリオ作成・メール配信・ステップメール、LP・フォーム作成(以上ITreviewのベンダー掲載)、Einsteinリードスコアリング・行動スコアリング、Salesforce CRMと統合(以上公式)
始めやすさ 3点:公式料金ページで円の金額を公開。無料トライアルは公式に記載なし
日本語・支援 4点:日本語の製品・料金ページ、比較サイト(BOXIL)の対応言語欄に「日本語ほか」。提供元自身の導入支援の記載は確認できず(構築パートナーあり)
AI 5点:Einsteinコンテンツ作成(メール・LP・SMS)、Agentforceキャンペーン作成、AIを活用したスコアリング
利用者の評価 3点:単体のページは0件。統合先の「Agentforce Marketing」がITreview 満足度3.6(202件、旧Marketing Cloudのレビューが中心)
料金 Growth+ 150,000円、Plus+ 330,000円、Advanced+ 528,000円、Premium+ 1,800,000円(組織/月、年間契約)。コンタクトはGrowth+〜Advanced+が10,000件、Premium+が75,000件込み。ドル建ては1,250/2,750/4,400/15,000ドル。追加プロスペクトは100米ドル(税抜)/10,000件/月。本体価格に税の表示なし
提供元 株式会社セールスフォース・ジャパン

Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)は、セールスフォース・ジャパンが提供するB2Bマーケティングオートメーションの製品です。Salesforce CRMのリード・取引先責任者・商談と緊密に統合すると説明しています。料金ページでは、Growth+にMarketing Cloud Next Growthエディション、Agentforceキャンペーンの作成、リードの育成と評価が含まれます。Plus+にはMarketing Cloud Next Advanced、AIを活用したスコアリング、B2Bマーケティングアナリティクスが、Advanced+にはビジネスユニットと専用IPアドレスが、Premium+には予測分析ツールとサポートが加わります。ITreviewのベンダー掲載には、見込み客情報の管理、Cookie情報とのひも付け、オフライン行動履歴の管理、スコアリング設定、シナリオ作成、メール作成・配信、ステップメール、LP・フォーム作成、ダッシュボードが並びます。公式事例では、「Engagement Studio」でシナリオに基づくメールを配信しています。AIでは、Einsteinリードスコアリングと行動スコアリング、メール・LP・SMSのEinsteinコンテンツ作成、セグメント作成、送信時間の最適化、エンゲージメント頻度、キャンペーンインサイトを公式で案内しています。マーケと営業のエンゲージメント履歴を統合したダッシュボードがあり、上位の分析「B2B Marketing Analytics Plus」は3,000米ドル/ユーザー/月のアドオンです。SMS・WhatsAppもアドオン(1,000クレジット10ドルから)です。BOXILの掲載では、セキュリティ認証はSOC3、ISO/IEC 27001/27017/27018です。公式は「世界No.1のCRMにおける唯一のマーケティングオートメーションプラットフォーム」としています(自社発表。根拠の記載なし)。Forrester Wave 2026年第1四半期のB2B収益マーケティングプラットフォームでリーダーとも表示しています(自社発表)。(製品ページ、料金、ITreview、BOXIL)

事例

  • 淵本鋼機:2018年4月に導入。展示会の来場者数が2018年の330名から2019年の507名に増え、過去最多。売上は約30億円(2017年5月期)から約41億円(2019年5月期)に(公式事例、Sales Cloudなども併用、2019年11月時点)。(事例)
  • 江崎グリコ(法人ノベルティ事業):Webからのリードが全体の約4分の1に。備蓄食糧は問い合わせからの受注率がほぼ100%(公式事例、2019年10月時点)。(事例)

利用者の声:リードスコアリング、行動ログの取得、セグメンテーションと、Salesforceとの連携のしやすさを評価する声や(BOXIL)、リード管理とシナリオの構築、Salesforceとの連携を評価する声があります(BOXIL)。一方で、費用が高く、使いこなせていない機能も多いので、機能を絞った安いプランがほしいという声や(BOXIL)、コーディングやレスポンシブ対応の知識がないと扱いにくく、LPのデザインの自由度が低いという声もあります(ITトレンド、2022年、Pardot時代)。

注意点:公式の名称は「Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)」ですが、ITreviewとBOXILでは「Agentforce Marketing」に統合して表示され、親ブランドも公式サイトで「Agentforce Marketing(旧 Salesforce Marketing Cloud)」になっています。新製品の「Marketing Cloud Next」は別の製品で、既存顧客は「Account Engagement+」でMarketing Cloud Nextを使え、クレジットを別に買う場合があります。公式のエディション名は「Growth+」のように「+」が付きます。ITreviewのPlus 300,000円は、公式の330,000円と一致しません。本体の価格に税の表示はなく、アドオンはドル建てで、年間契約が必須です。無料トライアルは公式に記載がなく、BOXILの「あり」と食い違います。Salesforce以外のCRM(HubSpot、kintoneなど)との連携は確認できませんでした。匿名の訪問者の会社を判別する機能も確認できませんでした。利用者の評価には、統合先のAgentforce Marketing(旧Marketing Cloud)の数字を使っています。Account Engagementに触れたレビューは一部で、単体のページは0件です。BOXILでは4.04(93件)、ITトレンドでは3.9(108件)です。Account Engagement単体の導入社数は確認できませんでした。(料金、Agentforce Marketing、ITreview(Agentforce Marketing)、ITトレンド)

Account Engagementの評判はAccount Engagementの評判記事で詳しくまとめています。

6位(同率) Oracle Eloqua Marketing Automation|生成AIを備えた大企業向けのMAを日本語の画面で

Oracle Eloquaの公式サイト
出典:Oracle Eloqua公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:大量のコンタクトを持ち、メール・SMS・Web・ソーシャルなどにまたがるキャンペーンを組みたい大企業。アカウント(企業)単位の分析や、生成AIでのメール作成を使いたい会社。米ドル建ての価格表を前提に予算を組める会社。

項目 点数・内容
合計 20点(Marketing Cloud Account Engagementと全項目が同点のため同率)
機能 5点:Cookie情報とのひも付け、シナリオ作成・メール配信・ステップメール(以上ITreviewのベンダー掲載)、スコアリング(公式の価格表・事例)、プログレッシブ・フォームとランディングページ(公式の日本語製品ページ)、Oracle Salesとの連携(公式事例)
始めやすさ 3点:oracle.comの公式グローバル価格表(米ドル)に金額あり。無料トライアルの記載なし(デモ、クリックスルー・ツアー)
日本語・支援 4点:管理画面は日本語に対応(一部は英語のみ)。日本語の製品ページからデモを依頼でき、日本オラクルの社員が日本語フォーラムで告知や解説を投稿
AI 5点:生成AIで件名案(最大5案)とメール・LPの本文を生成(Advanced Intelligence)
利用者の評価 3点:ITreview 満足度3.0(10件)
料金 公式グローバル価格表(2025年6月12日付、米ドル、「予告なく変更」):Marketing Basic 月2,000ドル(1万コンタクト)〜4,500ドル(10万)、Marketing Standard 月4,000ドル(1万)〜9,000ドル(10万)、Marketing Enterpriseは125万コンタクトで月41,200ドル。新規顧客はEloqua Platformの購入が必須で、最低1万コンタクト。追加のマーケティングユーザーは年840ドル/ユーザー。税の記載なし。日本円の公式価格は確認できず
提供元 日本オラクル株式会社(東証スタンダード上場)。米Oracle Corporationが買収したEloqua社の製品

Oracle Eloqua Marketing Automationは、米Oracle Corporationが買収したEloqua社の製品で、日本では日本オラクルが2013年11月25日に発売しました。日本語の製品ページでは、キャンペーン・オーケストレーション、行動データと企業統計データによるセグメンテーション、プログレッシブ・フォーム、動的Eメール、ランディングページを紹介しています。メール・ネイティブSMS・ディスプレイ・Web・動画・ソーシャルのキャンペーンをドラッグアンドドロップで作れ、プログラムキャンバスではリード・スコアの変化などをきっかけに動かせます。ITreviewのベンダー掲載には、見込み客情報の管理、Cookie情報とのひも付け、オフライン行動履歴の管理、シナリオ作成、メール作成・配信、ステップメール、キャンペーン管理、LP・フォーム作成、ダッシュボードが並びます。スコアリングは、価格表のオプション「Advanced Lead Scoring」と公式事例で確認できます。AIの「Advanced Intelligence」には、配信過多の度合いを判定する「Fatigue Analysis」、アカウント単位でエンゲージメントスコア(0〜100)を付ける「Account Intelligence」、配信時刻を最適化する「Send Time Optimization」、生成AIによる件名案の生成(最大5案)、メール・LPの本文生成があります。2025年6月12日から全顧客が使えますが、有効にするにはOracle Supportへのサービスリクエストが必要です。ガイドに沿ってキャンペーンを作る「Guided Campaigns」は有償オプション(月100ドル/ユーザー、最低10ユーザー)です。画面の言語はブラウザの言語設定で決まり、日本語に対応しています。ヘルプセンターはブラウザの設定に関係なく英語で表示されますが、日本語版のドキュメントもあります。Oracleが運営する「日本語Oracle Marketingフォーラム」では、日本オラクルのカスタマーサクセスの社員が日本語でリリースの告知やウェビナー、活用の解説を投稿しています。公式は、GartnerのMagic Quadrant for B2B Marketing Automation Platformsで13年連続リーダーに選ばれたとしています(自社発表)。(製品ページ、グローバル価格表、Advanced Intelligence、言語対応、ITreview)

事例

  • Mountain View(エジプトの不動産開発):約30,000件のコンタクトを1つのデータベースに統合し、Oracle Salesと連携。直販の売上が5%増え、キャンペーンの展開が数日から3分未満に、NPSが17ポイント上昇(公式事例、2022年8月12日)。(事例)
  • Cisco:パートナー向けのニュースハブのメール配信で、パートナー向けメールのユニーククリック率が3倍、ほかの手法よりエンゲージメントが42%増、メールキャンペーンの数が34%減(公式事例、2021年2月23日)。(事例)
  • 国内の公式事例は確認できませんでした。

利用者の声:スコアリングとシナリオ作成がよいという声や(ITreview)、Salesforceと連携して顧客情報を一元化し、リードから受注まで管理できるという声があります(ITreview、2019年)。一方で、多機能で学習コストが高く、LINEなどメール・Web以外に対応していないという声や(ITreview)、大企業向けの価格で中小企業には割高で、動作も重いという声もあります(ITreview、2019年)。いちばん新しいレビューも2022年で、古い声が中心です。

注意点:公式の価格は米ドル・月額・コンタクト数のバンド制で、日本円の公式価格は確認できませんでした。価格表はフランスのoracle.comのパスにあるグローバル版で、日本での販売価格と同じかは確認できませんでした。円の目安は2013年の発売時の報道(1万コンタクトで月額20万円〜)だけで、古い情報です。初期費用と最低契約期間も確認できませんでした。Basicはスコアリングが1つだけで、本格的に使うにはStandard以上が必要という声があります(2019年)。画面は日本語に対応していますが、一部のレポートフォルダ名などは英語だけで、ヘルプは英語で表示されます。日本語の問い合わせ窓口(電話・チケット)の明記は確認できませんでした。日本語フォーラムの2026年6月19日の告知「今後のWhat’s Newおよび製品マニュアルに関するご案内」は、本文を確認できませんでした。生成AIなどのAdvanced Intelligenceは、サポートへの申請で有効にします。Salesforceとの連携はレビューにありますが、公式の記載は確認できませんでした。同じOracle Marketingの別製品「Responsys」と混同しないよう注意してください。ITreviewは10件、ITトレンドは1件と、国内の第三者のレビューは少なめです。(グローバル価格表、発売時の報道、日本語フォーラム)

Oracle Eloquaの評判はOracle Eloquaの評判記事で詳しくまとめています。

8位 SATORI|匿名の見込み客にもアプローチできる国産MA

SATORIの公式サイト
出典:SATORI公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:名前の分からないサイト訪問者にも接点を作りたい会社。国産のツールで、導入サポートやハンズオンセミナーを受けながら運用したい会社。kintone・Sansan・Sales Cloudとつないで使いたい会社。

項目 点数・内容
合計 18点(Adobe Marketo Engage、b→dashと同点。b→dashより機能の点が高く、Adobe Marketo Engageより始めやすさの点が高い)
機能 5点:匿名の見込み顧客の行動把握・アクセス企業リスト、スコアリング、メール配信・自動メール配信・ステップメール、フォーム作成・ウェブページ制作、Sales Cloud・kintone・Sansan連携(以上公式)
始めやすさ 3点:公式料金ページで公開(税別)。無料プラン・無料トライアルの記載なし
日本語・支援 5点:国産。基本料金に導入サポート(ウェルカムミーティング、フォローアップミーティング)、ハンズオンセミナー、回数制限のない無料相談
AI 2点:AI機能の記載は公式で見つからず
利用者の評価 3点:ITreview 満足度3.8(171件)
料金 初期費用300,000円、月額148,000円(税別)。プランは1つで、年間契約、前払いの一括請求。従量課金が発生する場合あり。サポートに追加料金なし。外部ツール連携・LINE配信などのオプションは個別の価格の記載なし
提供元 SATORI株式会社(2015年設立)

SATORIは、SATORI株式会社が提供する国産のMAです。「名前の分かる見込み顧客」だけでなく「匿名の見込み顧客」にも接点を作れることを打ち出し、Web行動の履歴を把握します。計測タグを埋め込めば即日運用できるとしています(自社発表)。公式の機能ページには、アクセス企業リスト、スコアリング、メール配信・自動メール配信・ステップメール、フォーム作成・ウェブページ制作、ダッシュボード、目標設定・管理、データテーブル、Sansan・kintone・Sales Cloudとの連携、Webhookでの外部連携が並びます。ITreviewのベンダー掲載にもシナリオ作成があります。2026年は、2月17日に「シナリオ」の通知機能を強化(Webhook送信)、5月14日に「ウェブページ ブロックエディタ」、8月27日に「企業情報エンリッチメント機能」をリリースしました(企業情報エンリッチメント機能の内容は確認できませんでした)。基本料金には、導入サポート(ウェルカムミーティング、フォローアップミーティング)、ハンズオンセミナー、オンライン学習コンテンツ、活用支援サイト、ユーザーコミュニティ、回数制限のないサポートセンターへの無料相談が含まれます。事例にはBtoB(関東製作所など)とBtoC(富国生命)の両方があります。ISO27001(ISMS)を取得しています(Moneyforward Adminaの掲載)。公式は、導入実績1,500社以上としています(自社発表、時点の記載なし)。公式サイトの「使いやすさ No.1」は、BOXILの口コミでMAツール(BtoB)部門の「使いやすさ」の平均点が最も高いとして、スマートキャンプが選んだものです(自社発表、対象期間2023年7月1日〜2024年6月30日)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でLeader(5年連続)に選ばれています。(公式サイト、料金、機能、リリース一覧、ITreview)

事例

  • ディーエムソリューションズ:リード獲得数が5倍以上に。テレアポを見直した後、商談の獲得率が以前の約15倍に(公式事例、取材は2017年2月)。(事例)
  • パナソニック「リード獲得4倍(3ヶ月)」、三井住友DSアセットマネジメント「セミナー申込数9.2倍、参加率1.9倍」:公式の事例一覧ページの見出しです(個別ページの本文は確認できませんでした)。(事例一覧)

利用者の声:匿名の顧客にもアプローチでき、計測タグを埋め込むだけで導入できるという声や(ITreview)、Web行動にもとづく関心度のスコアリングで、見込みの高い顧客に人手を集中できたという声があります(BOXIL)。一方で、マニュアルで知りたい情報を探しにくく、慣れていないメンバーは追いつくのが難しいという声や(ITreview)、メールテンプレートの編集の自由度が低く、フォームやポップアップの設定で「登録」を押し忘れて内容が消えたという声もあります(ITreview)。

注意点:料金は税別で、年間契約の前払い一括です。従量課金が発生する条件と、リード数・PV・ユーザー数の上限は公式に書かれていません。無料プランと無料トライアルは公式に記載がなく、ITトレンドも「なし」としています。AI機能は、公式の機能ページ、トップ、2025年9月〜2026年10月のリリース一覧で見つかりませんでした。料金ページでは、外部ツールとのデータ連携はオプションです。HubSpotとの連携は公式で確認できませんでした。シナリオの分岐の記載も見つかりませんでした。導入実績1,500社以上には時点の記載がありません。本社の所在地は資料によって神宮前と桜丘町の2通りあります。同じ名前の別会社(株式会社SATORI、佐鳥電機)と混同しないよう注意してください。2026年のセキュリティ事案は、公式の新着情報とリリース一覧で見つかりませんでした。(料金、料金(ITトレンド)、新着情報)

SATORIの評判はSATORIの評判記事で詳しくまとめています。

9位 Adobe Marketo Engage|Salesforceなどと双方向につなぐ大企業向けのMA

Adobe Marketo Engageの公式サイト
出典:Adobe Marketo Engage公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:Salesforce、Microsoft Dynamics、Veevaのいずれかを使い、MAと双方向でデータをつなぎたい会社。多くのユーザーで使い、ABMやアトリビューション分析まで行いたい大企業。生成AIでメールの本文・件名や画像を作りたい会社。

項目 点数・内容
合計 18点(SATORI、b→dashと同点。b→dashより機能の点が高く、SATORIより始めやすさの点が低い)
機能 5点:Munchkinによる匿名アクティビティの追跡、リードスコアリング、バッチメール・育成プログラム・ジャーニーオートメーション、ランディングページとフォーム、Salesforce・Microsoft Dynamics・Veevaとの双方向のネイティブ統合(以上公式)
始めやすさ 1点:日本語の料金ページにも金額の掲載なし(各パッケージ「導入のご相談」)。無料トライアルの記載なし
日本語・支援 4点:アドビ社員によるMarketo Japanコミュニティの投稿で、UIを英語から日本語に切り替える手順を案内。日本語の「導入のご相談」窓口
AI 5点:生成AIでメール本文・件名を生成、Fireflyで画像を生成
利用者の評価 3点:ITreview 満足度3.9(182件)
料金 非公開(見積もり)。Growth/Select/Prime/Ultimateの4パッケージで、ユーザー数はGrowthが10・ほかが25、1日のAPI呼び出しはGrowthが2万・ほかが5万。課金単位・税・初期費用・最低契約期間の記載なし
提供元 アドビ株式会社(米Adobe Inc.の日本法人)。2018年にアドビがマルケトの買収を完了

Adobe Marketo Engageは、アドビが提供するMAです。2018年11月1日にアドビがマルケトの買収完了を発表し、「Marketo」から今の名前になりました。製品ページは「AIを活用したエンタープライズマーケティングオートメーション」とうたい、B2Bを前面に出しています(自社発表)。公式の情報によると、Munchkinトラッキングコードを置いたサイトやMarketoのLPで匿名のアクティビティを作り、ブラウザーのCookieで追跡します。フォームの入力やメールのリンクのクリックで、既知のリードにまとめます。リードスコアリングと、フィールドの値やスコアの自動更新、バッチメール、自動化された育成プログラム、マルチステップのキャンペーンに対応します。日本語の料金ページでは、Growthがコアのマーケティングメール・セグメンテーション・オートメーション・測定、Selectが基本的なMAと効果測定、Primeがリード管理とABM・カスタマージャーニー分析・AIによるパーソナライゼーション、Ultimateが包括的なオートメーションとアトリビューションです。機能表には、ジャーニーオートメーション、スコアリング・ルーティング・アラート、メール、ランディングページとフォーム、SEO、キャンペーンのレポート、ウェビナー、プレディクティブコンテンツ(50アセット)、ダイナミックチャット、ターゲットアカウント管理、プレディクティブオーディエンスが並びます。分析では、ダッシュボード、カスタマイズできるレポート、マルチタッチアトリビューションを備え、上位の「Marketo Measure」はUltimateだけに含まれます。AIでは、生成AIでのメール本文・件名の生成、Fireflyでの画像生成、コンバージョンの高いコンテンツの予測、エージェント型のUIでのバッチメール・育成プログラムの計画と実行、AIアプリやLLMから操作できる「Marketo Engage MCPサーバー」を案内しています。新規ユーザー向けのAIアシスタントは「近日リリース予定」です。外部とは、Salesforce・Microsoft Dynamics・Veevaと双方向のネイティブ統合を持ち、REST API・Webhook、Workato・InformaticaなどのiPaaS、Zoom・ON24・LinkedInなどとつながります。国内では、ソフトバンクが販売パートナーとして3段階の導入・活用支援をつけて扱っています。製品ページでは、2025年のGartner Magic Quadrant(B2Bマーケティングオートメーションプラットフォーム)でリーダーに選ばれたとしています(自社発表)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール部門でLeaderに選ばれています。(製品ページ、料金、連携、匿名アクティビティの解説、日本語UIへの切り替え(コミュニティ)、ITreview)

事例

  • Chatwork:受注数が年度初めと比べて5倍以上に(公式事例、2022年10月時点の情報)。(事例)
  • ビザスク:リード数・商談数がともに20倍以上に。月十数本のウェビナーを1人で運用(公式事例、取材は2020年6月)。(事例)

利用者の声:スマートリストやスコアリングを細かく設定でき、Salesforceとの連携も強いという声や、機能が豊富で、Salesforceと連携して流入経路や商談の情報を活用できるという声があります(いずれもITreview、2026年)。一方で、習得が難しく複雑で、APIの自由度を上げてほしいという声や、方針が変わるたびに設定を直す作業が大変で、サポートはメールが中心という声もあります(いずれもITreview、2026年)。

注意点:料金は公式・ITreview・ITトレンドのどれにも金額がなく、見積もり制です。「要問い合わせ」として予算を相談してください。無料トライアルの記載はなく、「導入のご相談」やデモの依頼になります。日本語のUIへの切り替えは、アドビ社員によるコミュニティの投稿で確認したもので、公式の製品ページには日本語UIの明記は見つかりませんでした。導入支援は販売パートナーのソフトバンクのもので、アドビ自身の導入支援の記載は確認できませんでした。匿名の訪問者の会社をIPアドレスで判別する機能は、公式で確認できませんでした。kintone・HubSpotとの連携の記載も見つかりませんでした。Gartnerの評価の年は、製品ページが2025年、料金ページが2023年と表示が違います。導入社数の公式の数字は確認できませんでした。BOXILにはMarketo Engageのページが複数あり、評価が分かれています。(料金、料金(ITreview)、ソフトバンク)

Adobe Marketo Engageの評判はAdobe Marketo Engageの評判記事で詳しくまとめています。

10位 b→dash|BtoC向けに顧客データを統合し、施策まで回すCDP

b→dashの公式サイト
出典:b→dash公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:EC・小売・金融などのBtoCで、顧客・購買・行動のデータを一つにまとめて施策に使いたい会社。SQLを書かずに、データの加工からメール・LINE・プッシュ通知の配信まで行いたい会社。構築から運用まで支援を受けたい会社。

項目 点数・内容
合計 18点(SATORI、Adobe Marketo Engageと同点。機能の点で下位)
機能 3点:顧客・購買・行動データの統合(自社リリース)、メール配信と配信の自動化(公式トップ、自社リリース)、フォーム作成(ITreviewの「フォーム作成ツール」「CMS」カテゴリに掲載)。スコアリングは確認できず、Salesforceなどとの連携は比較サイト(BOXIL)の掲載だけ
始めやすさ 1点:公式FAQに「料金はサイト上では公開しておらず」。無料デモあり、無料トライアルの記載なし
日本語・支援 5点:国産。構築から活用までの支援と運用作業のアウトソーシング(自社リリース)、専任担当(LINEヤフーのパートナーページ)
AI 4点:b→dash AI、ABテストの自動最適化、配信チャネルの最適化、AIチャットコマース、配信タイミング・チャネル・コンテンツのAIでの自動調整、MCP機能。生成AIでメール本文などを作る機能は確認できず
利用者の評価 5点:ITreview 満足度4.2(199件)
料金 非公開(問い合わせ後に個別に案内)。比較サイトの掲載:BOXILの比較記事(2025年11月24日更新)は「大企業は月額30万円〜、中小企業は月額5万円〜」(公式の根拠は確認できず)。税と課金の単位は確認できず
提供元 株式会社データX(2010年設立、未上場)

b→dashは、株式会社データXが2014年10月に提供を始めたデータマーケティングのクラウドです。公式トップは「AI Driven CDP / for Enterprise BtoC」とうたい、一人ひとりに合った体験を届けて売上を伸ばすCDPと説明しています。ナビゲーションには「BtoB向け」のページもあります。SQLを書かずに、データの取り込み・加工・統合・抽出・活用まで一つで行えるとし(自社発表)、CDP・MA・BI・Web接客・レコメンド・CMSなど16の機能をまとめて提供しています(ASPICの掲載)。公式トップの機能アイコンは、Mail Marketing、Analytics、Push Notifications、In-Store Service、AI Automationです。比較サイト(BOXIL)には、シナリオ設計、メール・ステップメール、LINE・プッシュ・SMS配信、BI、RFM分析、ABテスト、Agentforce Sales(Salesforce)・Sansan・kintone・Shopify・ecforceとの連携が載っています。AIでは、「b→dash AI」(2024年10月4日)、ABテストの自動最適化(2025年3月24日)、配信チャネルの最適化(2025年4月30日)、AIチャットコマース機能(2026年3月23日)を順に出しています。2025年12月10日には、AIが配信のタイミング・チャネル・コンテンツを自動で調整する機能を発表し、2026年7月には、ClaudeやChatGPTなどのAIエージェントから自然な言葉でデータを操作できるMCP機能が報じられました。支援では、構築から活用までの支援と運用作業のアウトソーシングに対応し、専任担当が施策の提案と振り返りを行います。「IT導入補助金2025」の対象ツールです。公式は、累計導入社数1,300社突破としています(自社発表)。ITreviewでは、Grid Award 2026 FallのMAツール、Web接客、CDP、BI、プッシュ通知、レコメンド、フォーム作成、CRM、CMSの各部門でLeaderに選ばれています。BOXIL SaaS AWARD 2025では、MAツール(BtoC)部門で1位に選ばれたとしています(自社ニュース。スマートキャンプ主催のアワード)。(公式サイト、FAQ、新着情報、AI自動調整の発表、BOXIL、ITreview)

事例

  • 東京ソワール:施策経由の売上が昨対比315%(公式の事例リリース、2026年1月30日)。(新着情報)
  • パレモ:施策経由の売上が600%増(公式の事例リリース、2025年12月18日)。(新着情報)

利用者の声:UIが直感的で、ワークフローを一度組めばデータの加工が自動で走り工数が減った、勘定系のデータと行動データを統合できたという声や(ITreview、銀行)、以前のツールは一部の人しか扱えなかったが、店舗スタッフもメール配信を設定できるようになり、サポートも手厚いという声があります(ITreview、アパレル)。一方で、画面の切り替えやデータの表示が遅く、ピーク時や複雑な条件では待ち時間が増えるという声や(ITreview)、サポートサイトが検索しにくく、「準備中」のコンテンツが多いという声もあります(ITreview)。

注意点:料金は公開されておらず、問い合わせ後に個別に案内されます。ITトレンドの「0円〜」という表示と、BOXILの「無料プラン・無料トライアルなし」は食い違います。BOXILの比較記事の金額にも、公式の根拠は見つかりませんでした。BtoC・データ統合(CDP)寄りの製品で、BtoBの見込み客管理を前提にした今回の評価軸では、スコアリングや企業判別が確認できず機能の点が低くなっています。BtoBで使う場合は、BtoB向けのページで対応を確かめてください。2026年10月22日のお知らせ「セキュリティリスクに備えた当社の対応方針について」は、10月21日に発表されたPHPの重大な脆弱性について、b→dashはPHPを使っておらず問題は起きていない、と説明する方針のお知らせです。情報漏えいなどの事案の発表ではありません。今後リスクを確認した場合は、緊急メンテナンスや一時停止を行う場合があるとしています。営業代行の「b→dash for Sales」や経営管理クラウド「kpiee」は別のサービスです。2017年のリリースでは提供元が「株式会社フロムスクラッチ」と書かれていますが、商号変更の日付は確認できませんでした。導入社数は、ASPICの掲載では「1,000社を超え」(2026年7月16日更新)と、公式の1,300社と違います。(FAQ、10月22日のお知らせ、BOXILの比較記事、ITトレンド)

b→dashの評判はb→dashの評判記事で詳しくまとめています。

11位 Zoho Marketing Automation|1,000連絡先で月¥2,020から、14日間無料で試せる

Zoho Marketing Automationの公式サイト
出典:Zoho Marketing Automation公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:低い月額でMAを始めたい会社。英語のサポートや日本語の情報の少なさに対応できる会社。Zoho CRMやSalesforceとつなぎ、メールに加えてSMS・SNS・WhatsAppの配信もまとめたい会社。

項目 点数・内容
合計 15点
機能 5点:Webサイトのトラッキング、スコアリング(プロフェッショナル以上)、ジャーニービルダーとメール送信、登録フォーム(全プラン)・LP(プロフェッショナル以上)、Salesforceとの標準連携・Zoho CRMとの連携(以上公式)
始めやすさ 4点:日本語の公式料金ページで円の金額を公開(税別)、14日間の無料トライアル(クレジットカード不要)。無料プランはなし
日本語・支援 2点:日本語の料金ページ・ヘルプ・購入相談の窓口はあるが、管理画面の日本語表示は公式で確認できず。1対1の技術サポートは「英語対応」
AI 2点:Zoho Marketing AutomationとしてのAI機能の記載は見つからず
利用者の評価 2点:ITreviewに掲載なし
料金 1,000連絡先で スタンダード ¥2,020/月、プロフェッショナル ¥3,080/月、エンタープライズ ¥6,270/月(いずれも年間払いの月額、税別)。マーケティングコンタクト数で増額。月払いも可。メール送信数は無制限、SMSはアドオン。専用IPは年払いだけで1個あたり年360ドル
提供元 ゾーホージャパン株式会社(2001年設立、横浜市)。開発はZoho Corporation(インド南部に本社)

Zoho Marketing Automationは、Zoho Corporationが開発し、日本ではゾーホージャパンが扱うMAです。公式の料金ページによると、Webサイトのトラッキングとゴール(スタンダード)、コンタクトの経路の追跡(プロフェッショナル)、X-RAY tracing(エンタープライズ)があります。サイト訪問者数の上限は、コンタクト数の2倍(スタンダード)・5倍(プロフェッショナル)・10倍(エンタープライズ)です。スコアリングとタグでのコンタクト管理はプロフェッショナル以上で使えます。ジャーニービルダーはスタンダードが基本、プロフェッショナルが高度な機能とレポート、エンタープライズが全機能で、A/Bテスト(プロフェッショナル)、SMS・SNS・WhatsAppへの配信もあります。登録フォームは全プラン、LP作成とポップアップはプロフェッショナル以上です。分析では、ジャーニーのレポート、マーケティングプランナー(プロフェッショナル)、リードアトリビューション(エンタープライズ)があります。Salesforceとは設定画面から標準連携し、連絡先・リード・カスタムモジュールを同期します。Zoho CRMとも連携し、受注した商談をMAの側で見られます。スタンダードから40以上のアプリと連携でき、Webhookはエンタープライズで使えます。料金ページには、EC向けのカゴ落ち・ECマーケティング・商品レコメンドと、リード管理・スコアリング・CRM連携の両方の機能が載っています。無料トライアルは14日間で、ユーザー10人・サイト訪問者5,000人・マーケティング連絡先2,000件までです。Zoho全体では「全世界1.5億ユーザー以上(2026年3月現在)」としています(自社発表)。(料金、料金(英語)、Salesforce連携のヘルプ、日本語のヘルプ)

事例

  • 顧客名と数字がそろった公式事例は確認できませんでした。公式コミュニティにある「Zylker Apparel」は説明用の架空の例です。
  • Marketing Automation単体の導入社数も確認できませんでした。

利用者の声:国内のレビューサイトには掲載がないため、Capterra Japan(4.4、14件)の海外ユーザーのレビューを要約します。価格が安く機能が多く、リード管理やワークフローが便利という声や、使いやすく自動化の機能が豊富で、パーソナライズしたメール・LP作成・効果測定ができるという声があります。一方で、初心者には複雑で習得に時間がかかり、一部の機能は高いプランに限られるという声や、動作や画面の読み込みが遅く、外部ツールとの連携が少ないという声もあります(Capterra Japan)。

注意点:日本語の料金ページは円・税別ですが、英語の料金ページはUSDなどの表示で、税の扱いの記載が「現地の税込み」と「別途課税」の両方あり矛盾しています。G2・Capterraの19/29/59ドルは、前提のコンタクト数が分からず、公式との一致も確認できませんでした。管理画面の日本語表示は公式で確認できず、1対1の技術サポートは英語対応です。Zoho CRMの利用者からは、日本語の翻訳が不十分で日本語のドキュメントも少ないという声があります(BOXIL、CRMのレビュー)。コンタクト数の上限を超えると、新しいコンタクトの追加とインポートの同期が止まります。上限を超えるインポートでは、上位プランへの自動アップグレードが初期設定でオンです。アップグレードはすぐに、ダウングレードは請求期間の終わりに反映されます。ヘルプでは「Marketing Automation 2.0」、料金ページのURLは「/marketinghub/」と表記が分かれ、メール配信の「Zoho Campaigns」や「Zoho CRM」「Zoho Marketing Plus」とは別の製品です。BOXILやITreviewに載っているのはZoho Campaignsなどで、混同しないよう注意してください。Zoho Oneなどのパッケージ(月8,070円・月額換算・税抜、30日間無料トライアル)もあります。2026年のセキュリティ事案のZohoの公式発表は見つかりませんでした。(料金、プランの管理のヘルプ、G2)

Zoho Marketing Automationの評判はZoho Marketing Automationの評判記事で詳しくまとめています。

12位 GENIEE MA|メール・LINE・SMS・アプリプッシュまで配信できる国産MA(旧MAJIN)

GENIEE MAの公式サイト
出典:GENIEE MA公式サイト(2026年10月30日撮影)

向いている会社:メールに加えて、Webプッシュ通知・LINE・ポップアップ・SMS・アプリプッシュなど、複数のチャネルで顧客に届けたい会社。広告データやWeb行動を合わせて、顧客ごとに配信を変えたい会社。初期費用を含めた導入支援を受けて立ち上げたい会社。

項目 点数・内容
合計 14点
機能 4点:Cookie情報とのひも付け、スコアリング、シナリオ作成・メール配信・ステップメール、LP・フォーム作成(以上ITreviewのベンダー掲載。公式サイトにもシナリオキャンバス)。Salesforceなどとの標準連携は確認できず
始めやすさ 1点:公式の料金ページは資料請求フォームに移り、金額の掲載なし。公式は「まずは無料で相談」
日本語・支援 5点:国産の内製ツール。初期費用に導入支援(オンボーディング)を含む(ITセレクトの掲載)
AI 2点:GENIEE MAとしてのAI機能の記載は見つからず
利用者の評価 2点:ITreviewのGENIEE MAは0件(旧名MAJINの掲載は「販売終了」の表示のため使っていない)
料金 非公開(資料請求)。比較サイトの掲載:ITセレクト(2026年10月28日更新、税別)はスターター 月98,000円(メール50,000通込み)・スタンダード 月198,000円(300,000通込み)、初期費用1,100,000円、最低利用期間1年。ミツモア(日付なし)はスタンダード 月107,800円〜・プロ 月217,800円〜、初期費用1,210,000円に、コンタクト数・UU数・APIリクエストの従量課金
提供元 株式会社ジーニー(2010年設立、東証グロース上場)

GENIEE MAは、株式会社ジーニーが提供する国産の内製MAです。旧名は「MAJIN(マジン)」で、2016年7月に提供を始めました。製品サイトは今も ma-jin.jp で、「serviced by MAJIN」と表記されています。製品サイトによると、シナリオキャンバスで施策を組み、メール、Webプッシュ通知、LINE、ポップアップ、SMS、アプリプッシュなどのチャネルに配信できます。2023年の公式リリースでは、外部の広告データ、見込み客の属性、Web行動、配信への反応を統合して分類し、顧客ごとにパーソナライズしたコミュニケーションで、見込み客の獲得から成約までを自動化するとしています。効果的なパターンの見える化もうたっています(自社発表)。ITreviewのベンダー掲載には、見込み客情報の管理、Cookie情報とのひも付け(メールアドレスがなくてもオンラインの行動を把握)、オフライン行動履歴の管理、スコアリング、シナリオ作成(オンラインの行動をきっかけにメール・ポップアップ・フォームを自動実行)、メール作成・配信、ステップメール、LP作成・フォーム作成、ダッシュボード、CRM/SFA連携が並びます。自社のGENIEE CDPと連携し(ITセレクトの掲載)、同社のGENIEE SFA/CRMの連携先にもGENIEE MAが載っています(BOXIL)。公式は、定着率99%としています(自社発表)。(製品サイト、導入事例、2023年のリリース、ITreview、ITセレクト)

事例

  • アールストーン:転職候補者のアクティブ率91%、転職希望者数が7%アップ(公式の導入事例)。(導入事例)
  • ロス・アジア:公式の導入事例に掲載されています(成果の数字はなし)。(導入事例)

利用者の声:GENIEE MAの利用者のレビューは確認できませんでした(ITreview 0件、ミツモア 0件)。旧名MAJINのITreviewの掲載には4件ありますが、本文が表示されず、「販売終了」の表示のため、現行製品の声としては扱っていません。

注意点:2026年5月21日、ジーニーは「GENIEE MA」への不正アクセスを公表しました(報道による)。5月15日に外部からの不正な利用を認識したもので、第三者が同社のクラウド計算資源を不正に利用しました。不正に使われたアカウントがアクセスできたのは、個人情報・機密情報を扱わない特定のサービスだけで、個人情報・機密情報への不正アクセスや漏えいは確認されていないとしています。不正利用は5月21日時点で止めています。件数の公表はなく、サービス停止の有無は確認できませんでした。8月14日には、不正アクセスに関する損失1億8,100万円を、2027年3月期第1四半期の「その他の費用」に計上すると公表しました。最終的な損失額は確定しておらず、連結業績予想は変えていません。同じ日に発表した貸倒引当金1億9,800万円は別の件です。公式発表のPDFは本文を確認できなかったため、報道(ScanNetSecurityなど)を出典にしています。料金は公式に掲載がなく、比較サイトでもプラン名と税の表記がそろっていません(ITセレクトはスターター・スタンダード、ミツモアはスタンダード・プロ)。ミツモアの金額はITセレクトの税別の金額の1.1倍ですが、「税込」とは書かれていません。初期費用は110万円(税別、ITセレクト)と高めで、最低利用期間は1年です。無料トライアルは比較サイト(ITセレクト、PRONIアイミツ、起業LOG)の掲載だけで、公式では確認できませんでした。IPアドレスから企業の情報を取る機能も、比較サイトの掲載だけです。ITreviewでは「MAJIN」が販売終了と表示され、「GENIEE MA」は別の掲載で0件です。名称変更の日付を示す公式発表は見つかりませんでした。「GENIEE」ブランドにはGENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)、GENIEE ENGAGE、GENIEE CDPなど別の製品が多く、評価や口コミを取り違えないよう注意してください。(ScanNetSecurity(5月)、ScanNetSecurity(9月)、料金ページ、ITセレクト、ミツモア)

GENIEE MAの評判はGENIEE MAの評判記事で詳しくまとめています。

目的別のおすすめ

合計点よりも、自社の目的に合うかどうかが大切です。目的ごとに候補を挙げます。

無料・低予算で始めたい

  • HubSpot Marketing Hub:無料プランは2ユーザーまで、決済情報不要、メール送信は月2,000件まで(ロゴあり)。Starterは¥840/月/シート(年額払い)から。製品ページに14日間の無料トライアル。
  • BowNow:フリープランが初期費用0円・月額0円。有料プランの金額は公式で確認できず。2026年10月に発表された旧メール配信機能の事案もあわせて確認。
  • List Finder:フリープランは0円(登録顧客データ100件、企業解析・個人解析は500セッションまで)。有料はライト 月45,000円+初期100,000円から。
  • Zoho Marketing Automation:1,000連絡先でスタンダード ¥2,020/月(年間払いの月額、税別)。14日間の無料トライアル(カード不要)。管理画面の日本語表示は確認できず、技術サポートは英語。
  • Kairos3 Marketing:スタンダード 20,000円〜/月(税別)で、無料トライアルあり。別途初期費用(この秋は最大0円のキャンペーン)。

BtoBで商談につなげたい

  • SHANON MA:IP解析での企業分析、スコアリング、シナリオ、SFA(商談管理)が全プランで使える。展示会などのイベント機能はスタンダード以上。
  • Kairos3 Marketing:MA+SFA一体型。ホットリード、展示会管理、ウェビナー管理がある。
  • SATORI:匿名の見込み顧客にも接点を作れ、アクセス企業リストとスコアリングがある。
  • BowNow:約70万社の企業属性を訪問者に付け、ABMテンプレートでホットリードを見える化。
  • List Finder:アクセス企業解析が出発点のBtoB向けMA。

SFAと一体で使いたい

  • Kairos3 Marketing:SFA「Kairos3 Sales」と一体(SFAは別料金。MAスタンダード+SFAスタンダードで45,000円/月〜、税別)。
  • HubSpot Marketing Hub:HubSpot CRMと同じ基盤で、Sales Hubなどを追加できる。
  • SHANON MA:全プランにSFA(商談管理)の機能がある。
  • BowNow:2026年にSFA機能として「AI入力アシスト」(第1弾)と「AIリード情報更新」(第2弾)を発表(対象プランと料金の記載はなし)。

Salesforceと連携したい

  • Marketing Cloud Account Engagement:Salesforce CRMのリード・取引先責任者・商談と緊密に統合。
  • Adobe Marketo Engage:Salesforce・Microsoft Dynamics・Veevaと双方向のネイティブ統合。
  • SHANON MA:Salesforce・kintone・Sansanとの連携が全プランで使える。
  • SATORI:Sales Cloud・kintone・Sansanと連携(料金ページでは外部ツール連携はオプション)。
  • Zoho Marketing Automation:設定画面からSalesforceと標準連携し、連絡先・リード・カスタムモジュールを同期。

BowNow(Sales Cloudへ一方向、有償オプション)とList Finder(価格表ではフリーとプレミアム)もSalesforceとつなげます。

大企業・グローバル

  • Adobe Marketo Engage:Select以上は25ユーザー・1日5万回のAPI呼び出し。ABM、アトリビューション、MCPサーバーまで備える。
  • Oracle Eloqua:コンタクト数のバンド制で、価格表にはMarketing Enterpriseの125万コンタクトの価格(月41,200ドル)も載っている。アカウント単位の機能と生成AIを備える。
  • Marketing Cloud Account Engagement:Premium+はコンタクト75,000件込み。Advanced+でビジネスユニットと専用IPアドレスを使える。

BtoCでCDPと合わせたい

  • b→dash:「AI Driven CDP / for Enterprise BtoC」。CDP・MA・BI・Web接客など16の機能をSQLなしで使える。
  • GENIEE MA:メール・Webプッシュ通知・LINE・ポップアップ・SMS・アプリプッシュに配信(公式の対象区分の明記はなし)。2026年5月に公表された不正アクセスの内容もあわせて確認。
  • Zoho Marketing Automation:カゴ落ち・ECマーケティング・商品レコメンドなどEC向けの機能がある。

MAツールの料金の目安

公式に出ている金額だけを並べます。比較サイトの金額は表に入れず、下で出所と時点を書いています。

製品 公式に出ている料金(月額) 税 課金の単位 初期費用・契約期間
SHANON MA デジタル 60,000円、スタンダード 120,000円、エンタープライズ 300,000円 税別 プランごとにリード登録数(5,000〜50,000件)と月間PV(5万〜50万)の上限 初期費用 各100,000円、契約期間1年
HubSpot Marketing Hub 無料 ¥0、Starter ¥840/シート(年払い)・¥2,400/シート(月払い)、Professional ¥96,000(年払い)・¥106,800(月払い)、Enterprise ¥432,000 表記なし シート数とマーケティングコンタクト数。AIエージェントはクレジット Professional・Enterpriseは必須の導入支援(¥360,000・¥840,000、1回限り)
BowNow フリー 0円(有料プランは公式で確認できず) 確認できず 公式で確認できず フリーは初期費用0円
Kairos3 Marketing スタンダード 20,000円〜、プロ 155,000円〜 税別 保有アドレス数・PV・送信数の従量課金 初期費用は別途(金額は非公開)、最短12か月
List Finder フリー 0円、ライト 45,000円、スタンダード 69,000円、プレミアム 92,000円 表記なし PV数・顧客データ数の従量課金 有料プランは初期費用100,000円。契約期間の記載なし
Marketing Cloud Account Engagement Growth+ 150,000円〜Premium+ 1,800,000円(組織/月) 本体は表示なし(アドオンは税抜) コンタクト10,000件込み(Premium+は75,000件)、追加は米ドル 年間契約が必須。初期費用の記載なし
Oracle Eloqua Marketing Basic 2,000ドル(1万コンタクト)〜 記載なし 米ドル、コンタクト数のバンド制 新規はEloqua Platformの購入が必須、最低1万コンタクト
SATORI 148,000円 税別 プランは1つ、従量課金が発生する場合あり 初期費用300,000円、年間契約・前払いの一括請求
Adobe Marketo Engage 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) ー パッケージでユーザー数・API呼び出し数の上限が違う 記載なし
b→dash 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) ー 確認できず 確認できず
Zoho Marketing Automation 1,000連絡先でスタンダード ¥2,020、プロフェッショナル ¥3,080、エンタープライズ ¥6,270(年間払いの月額) 税別 マーケティングコンタクト数 月払いも可。初期費用の記載は見つからず
GENIEE MA 公式サイトに記載なし(資料請求) ー 確認できず 確認できず

公式に金額がない製品は、比較サイトに次の掲載があります。いずれも公式の金額ではないため、見積もりで確かめてください。

  • BowNow:スタンダード 月36,000円(BOXIL、ITトレンド、PRONIアイミツ(2025年6月6日更新)、ferret MA(2026年4月16日更新))。ferret MAではリード5,000件ごと・50,000PVごとに10,000円の追加。大塚商会(販売店)は年額でスタンダード432,000円・初期100,000円などと掲載。
  • b→dash:BOXILの比較記事(2025年11月24日更新)で「大企業は月額30万円〜、中小企業は月額5万円〜」。
  • GENIEE MA:ITセレクト(2026年10月28日更新、税別)でスターター 月98,000円・スタンダード 月198,000円、初期費用1,100,000円、最低利用期間1年。
  • Adobe Marketo Engage:ITreviewとITトレンドも金額の掲載なし。
  • Oracle Eloqua:日本円の公式価格はなく、円の目安は2013年の発売時の報道(1万コンタクトで月額20万円〜)だけで古い情報です。

「MAツールの相場は〇円」とは一概に言えません。同じ製品でも、リード数・コンタクト数・PV・シート数で月額が変わり、初期費用や導入支援費が別にかかるものもあります。自社のリード数と月のPV、使う人数を決めてから見積もりを比べましょう。

MAツールの選び方

課金の数え方(リード数・コンタクト数・PV)を確かめる

料金を何で数えるかは製品ごとに違います。月額の最低額だけで比べると見誤ります。

  • リード数・顧客データ数とPVで決まる:SHANON MA(プランごとにリード登録数とPVの上限)、Kairos3 Marketing(保有アドレス数・PV・送信数の従量課金)、List Finder(PV数・顧客データ数の従量課金)。
  • コンタクト数で決まる:HubSpot Marketing Hub(マーケティングコンタクト数とシート数)、Marketing Cloud Account Engagement(10,000件込み、追加は10,000件ごとに100米ドル)、Oracle Eloqua(コンタクト数のバンド制)、Zoho Marketing Automation(マーケティングコンタクト数)。
  • プランが1つで従量課金の場合あり:SATORI(条件は公式に書かれていない)。
  • 非公開:Adobe Marketo Engage(パッケージでユーザー数・API呼び出し数の上限が違う)、b→dash、GENIEE MA(比較サイトの掲載ではコンタクト数・UU数・APIリクエストの従量課金)。

あわせて、次の点も確かめましょう。

  • 初期費用・導入支援費:SATORIは300,000円、SHANON MAとList Finder(有料プラン)は100,000円です。HubSpot Marketing HubはProfessionalで¥360,000、Enterpriseで¥840,000の導入支援が必須です。Kairos3 Marketingは別途かかり、金額は資料で案内されます。
  • 最低契約期間:SHANON MAは1年、Kairos3 Marketingは最短12か月、SATORIとMarketing Cloud Account Engagementは年間契約です。HubSpot Marketing HubとZoho Marketing Automationは月払いも選べます。
  • 税と通貨:SHANON MA、Kairos3 Marketing、SATORI、Zoho Marketing Automationは税別と明記しています。HubSpot Marketing HubとList Finderは税の表記がありません。Oracle Eloquaは米ドルで、Account Engagementのアドオンも米ドル(税抜)です。
  • 上限を超えたとき:Zoho Marketing Automationは、上限を超えるインポートで上位プランへの自動アップグレードが初期設定でオンです。HubSpot Marketing Hubは、コンタクトの段階を超えると料金が上がります。

CRM・SFAとの連携を確かめる

MAで育てた見込み客を営業に渡すには、CRM・SFAとの連携が欠かせません。

  • CRM・SFAと一体:HubSpot Marketing Hub(HubSpot CRMと同じ基盤)、Kairos3 Marketing(SFAのKairos3 Salesと一体、別料金)、SHANON MA(全プランにSFA(商談管理))。
  • Salesforceと標準連携:Marketing Cloud Account Engagement(Salesforce CRMと統合)、Adobe Marketo Engage(双方向のネイティブ統合)、SHANON MA(全プラン)、SATORI(Sales Cloud、オプション)、Zoho Marketing Automation(設定画面から)、List Finder(フリーとプレミアム)、BowNow(一方向、有償オプション)。
  • kintone・Sansan:SHANON MA、SATORI、BowNowが標準連携に対応します。Kairos3 Marketingのkintone連携は他社の有償コネクターです。

連携が一方向か双方向か、どのプランで使えるか、追加の費用がかかるかは製品ごとに違います。HubSpot Marketing HubのSalesforce連携、b→dash・GENIEE MAのSalesforceなどとの標準連携は、今回の調査では公式で確認できませんでした。

運用体制と支援を確かめる

MAは、導入した後もシナリオやコンテンツを作り続ける運用が必要です。社内に専任の担当者がいない場合は、提供元の支援の範囲を確かめましょう。

  • 導入・運用まで支援がある:SHANON MA(オンボーディング無償、専任担当者の活用・改善支援、ナーチャリング設計・運用代行は有償)、SATORI(導入サポート・ハンズオンセミナー・無料相談が基本料金に含まれる)、List Finder(キックオフ、定例ミーティング、運用代行、運用支援サービス)、BowNow(専任担当、1to1導入支援、技術支援の専用窓口)、b→dash(構築から活用までの支援、運用作業のアウトソーシング)、GENIEE MA(初期費用に導入支援、比較サイトの掲載)。
  • 必須の導入支援がある:HubSpot Marketing Hub(Professional以上、有償)。
  • パートナーの支援が中心:Marketing Cloud Account Engagement(構築パートナー)、Adobe Marketo Engage(販売パートナーのソフトバンク)、Oracle Eloqua(Oracle PartnerNetworkの専門認定制度)。

海外製品のうち、Zoho Marketing Automationは管理画面の日本語表示を確認できず、技術サポートは英語対応です。HubSpot Marketing Hubの日本語ナレッジは自動翻訳で、最新は英語版を見るよう案内されています。英語に慣れた担当者がいない場合は、国産の製品が向いています。

AI機能の中身と使えるプランを確かめる

「AI対応」と書かれていても、できることは製品ごとに違います。

  • 生成AIでメール・コンテンツを作れる:HubSpot Marketing Hub(Breeze、原則すべてのプラン)、Kairos3 Marketing(AIメルマガ作成)、BowNow(ChatGPTを使ったAIメール作成)、SHANON MA(LP・フォームの「デザイン提案」)、Adobe Marketo Engage(メール本文・件名、Fireflyで画像)、Oracle Eloqua(件名案とメール・LPの本文、サポートへの申請で有効化)、Marketing Cloud Account Engagement(Einsteinコンテンツ作成)。
  • 配信の最適化などのAI:b→dash(ABテストの自動最適化、配信チャネルの最適化、配信タイミング・チャネル・コンテンツの自動調整、MCP機能)。
  • 内容を確認できない・記載なし:List Finder(「AIサポート」の内容は確認できず)、SATORI、Zoho Marketing Automation、GENIEE MA。

AIエージェントを従量で課金する製品もあります(HubSpot Marketing HubのHubSpotクレジット)。ベータ版や「近日リリース予定」の機能(HubSpotのナーチャリングエージェント(ベータ)、Marketoの新規ユーザー向けAIアシスタント)は、契約時点で使えるかを確かめてください。

セキュリティ事案の公表状況と対応を確認する

MAツールには、見込み客の名前やメールアドレス、Web行動の履歴などを預けます。2026年には、次の2つの製品の提供元が不正アクセスに関する発表をしました(公式発表と報道の要約)。

  • BowNow:2026年10月23日に第一報。旧メール配信機能で使っていた外部サービス「ブラストメール」への不正アクセスで、BowNowを使う14社の顧客情報と、その顧客が登録した個人情報の流出が判明(個人の件数は記載なし、ほかの顧客は追加調査中)。パスワードとクレジットカード情報は対象外。10月21日に旧メール配信機能を停止し、ほかの機能は通常どおり使えるとしています。ブラストメールと連携していないBowNow本体への不正アクセスは確認されていないと説明しています。(クラウドサーカスの発表)
  • GENIEE MA:2026年5月21日に公表。第三者が同社のクラウド計算資源を不正に利用したもので、個人情報・機密情報への不正アクセスや漏えいは確認されていないとしています。8月14日に、関連する損失1億8,100万円を計上すると公表しました(最終額は未確定)。(ScanNetSecurity)

b→dashの2026年10月22日のお知らせは、PHPの脆弱性について、b→dashはPHPを使っておらず問題は起きていないと説明する対応方針で、事案の発表ではありません。ほかの製品については、今回の調査では、製品からの情報漏えいを伝える公式発表は見つかりませんでした(公式サイトのお知らせ欄まで確認できなかった製品もあります)。

契約中・検討中の製品については、次の点を確かめましょう。

  • 提供元が、事案の有無と内容(日付、対象、件数、サービスの状況)を公式に発表しているか
  • 自社が対象に入るか、提供元から個別の連絡があるか
  • 続報や、再発防止の対応が示されているか
  • 外部のサービス(メール配信など)とつないでいる場合、そのサービスの事案の影響を受けないか
  • 第三者の認証(Kairos3 Marketingのプライバシーマーク・ISO認証、SATORIのISO27001、Account EngagementのSOC3・ISO/IEC 27001/27017/27018など)や、SSOなどの機能があるか

よくある質問

無料で使えるMAツールは?

12製品のうち、期間の決まっていない無料プランを公式で確認できたのは次の3つです。

  • HubSpot Marketing Hub:2ユーザーまで、決済情報不要です。メール送信は月2,000件まで(ロゴあり)です。
  • BowNow:フリープランが初期費用0円・月額0円です。比較サイト(BOXIL)の掲載では、リード100件、フォーム1つまでです。
  • List Finder:フリープランは登録顧客データ100件、企業解析・個人解析は500セッションまでです。

このほか、HubSpot Marketing Hub(14日間)とZoho Marketing Automation(14日間、カード不要)は、期間を決めて無料で試せます。Kairos3 Marketingにも無料トライアルがありますが、期間は公式で確認できませんでした(問い合わせフォームから申し込み)。SHANON MA、b→dash、Oracle Eloqua、Adobe Marketo Engageは無料デモやデモの依頼が中心で、SATORI、Marketing Cloud Account Engagement、GENIEE MAは無料トライアルの公式の記載が見つかりませんでした。

MAとCRM・SFAの違いは?

MAは見込み客を集めて育て、関心の高い人を営業に渡すためのツールです。CRMは顧客の情報と対応の履歴をまとめ、SFAは商談の進み具合や営業活動を管理します。MAで関心が高まった見込み客を、CRM・SFAで営業が追いかける、という流れでつなぎます。Kairos3 Marketing(SFAと一体)、HubSpot Marketing Hub(CRMと同じ基盤)、SHANON MA(SFA機能)のように、一つの製品でまとめて使えるものもあります。詳しくは「MAツールとは(できること)と、CRM・SFA・メール配信システムとの違い」で説明しています。

料金の相場は?

今回の12製品で、円で公開されている月額の最低額は、無料(HubSpot Marketing Hub、BowNow、List Finder)から月150,000円(Marketing Cloud Account EngagementのGrowth+)まで幅があります。

  • 無料プランあり:HubSpot Marketing Hub、BowNow、List Finder。
  • 月数百円〜数万円台:Zoho Marketing Automation ¥2,020〜(1,000連絡先、年間払い、税別)、HubSpot Marketing Hub Starter ¥840/シート〜(年払い)、Kairos3 Marketing 20,000円〜(税別)、List Finder ライト 45,000円(初期100,000円)、SHANON MA デジタル 60,000円(税別、初期100,000円)、HubSpot Marketing Hub Professional ¥96,000(年払い、導入支援¥360,000)。
  • 月10万円以上:SATORI 148,000円(税別、初期300,000円)、Marketing Cloud Account Engagement Growth+ 150,000円/組織、HubSpot Marketing Hub Enterprise ¥432,000。
  • 米ドル建て:Oracle Eloqua Marketing Basic 月2,000ドル〜(1万コンタクト)。
  • 非公開:Adobe Marketo Engage、b→dash、GENIEE MA。

料金はリード数・コンタクト数・PV・シート数で上がり、初期費用や導入支援費が別にかかる製品もあります。詳しくは「MAツールの料金の目安」で、公式の金額と比較サイトの掲載を分けてまとめています。

BtoBとBtoCで選び方は違う?

違います。BtoBでは、サイトに来た会社の判別、スコアリング、営業に渡すためのCRM・SFA連携が大切です。今回の12製品では、SHANON MA、BowNow、List Finder、Marketing Cloud Account Engagement、Adobe Marketo Engage、Oracle EloquaがBtoB向けです。BtoCでは、購買や行動のデータの統合と、メール以外(LINE・SMS・アプリプッシュなど)への配信が大切になります。b→dashは公式に「for Enterprise BtoC」とうたうCDPで、GENIEE MAは複数のチャネルへの配信を打ち出しています。SATORI(BtoB・BtoCの事例あり)、Kairos3 Marketing(公式に「BtoCでも利用可」)、Zoho Marketing Automation(EC向け機能とリード管理の両方)は両方で使えます。HubSpot Marketing Hubは公式の対象区分の明記が見つかりませんでした。

導入して失敗しないためには?

次の順で確かめましょう。

  1. 目的と担当者を決める:BtoBの商談を増やすのか、BtoCの売上を伸ばすのかを決め、シナリオやコンテンツを作る担当者を置きます。機能が多い製品は、初めに設計や運用ルールを決めないと、項目やリストが増えて煩雑になるという声があります。
  2. データの量を見積もる:リード数・コンタクト数・月のPV・使う人数を出し、課金の単位に当てはめて見積もりを比べます。
  3. 無料プランやトライアル、デモで試す:無料プラン(HubSpot Marketing Hub、BowNow、List Finder)やトライアル(Zoho Marketing Automation、HubSpot Marketing Hub、Kairos3 Marketing)で、自社のサイトに計測タグを入れて動きを確かめます。
  4. 支援の範囲を確かめる:オンボーディングや運用代行が料金に含まれるか、有償かを確認します。
  5. 契約期間と連携を確かめる:1年契約が多いため、CRM・SFAとの連携やセキュリティの対応を、契約前に確かめておきます。

まとめ

合計点では、SHANON MA、HubSpot Marketing Hub、BowNowが23点で並び、機能と利用者の評価の点でSHANON MAが1位、HubSpot Marketing Hubが2位、BowNowが3位でした。4位はKairos3 Marketing(22点)です。ただし、点数は「公式に情報が出ているか」「日本語で使えるか」を多く見ているため、目的に合うかを優先して選んでください。迷ったら、無料プランやトライアル、デモで2〜3製品を試し、自社のサイトで見込み客の行動を記録し、メールを送り、CRM・SFAに渡すところまでできるかを確かめるのがおすすめです。2026年に不正アクセスに関する発表があったBowNowとGENIEE MAは、公式発表の最新の内容も確認してください。

  • 無料・低予算で始めたい:HubSpot Marketing Hub、BowNow、List Finder、Zoho Marketing Automation
  • BtoBで商談につなげたい:SHANON MA、Kairos3 Marketing、SATORI
  • SFAと一体で使いたい:Kairos3 Marketing、HubSpot Marketing Hub、SHANON MA
  • Salesforceと連携したい:Marketing Cloud Account Engagement、Adobe Marketo Engage
  • 大企業・グローバル:Adobe Marketo Engage、Oracle Eloqua、Marketing Cloud Account Engagement
  • BtoCでCDPと合わせたい:b→dash

各製品の口コミや注意点は、比較表の製品名のリンクから確認できます。

情報の確認日と出典

  • 確認日:2026年10月29日〜30日。料金や機能は変わることがあるため、最新は各社の公式サイトで確認してください。
  • セキュリティ事案は、2026年10月30日までに確認できた公式発表と報道の内容です。BowNowの事案は第一報の時点の内容のため、続報は公式のお知らせで確認してください。
  • 料金を公開していない製品や、公式で確認できなかった点は、比較サイト・報道の掲載で補い、本文に出所を書いています。
  • 掲載内容の修正依頼は、お問い合わせフォームから受け付けます。

出典(各製品の事例と口コミの出典は、本文の各製品紹介に記載)

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