Oracle Eloquaの評判は?MAツールの料金・できること・向いている会社を調査
Oracle Eloqua Marketing Automationは、米Oracleが買収したEloqua社の製品で、日本では日本オラクルが2013年に発売したBtoB向けのMAツールです。ITreviewの満足度は3.0(10件)で、最新のレビューは2022年です。スコアリングやシナリオ作成、Salesforceとの連携を評価する声がある一方、多機能で学習コストが高い、中小企業には割高という声もあります。料金はOracleのグローバル価格表(米ドル)で、Marketing Basicの月2,000ドル(1万コンタクト)からです。無料トライアルの記載は見つかりませんでした。メールに加えてSMSやWeb、ディスプレイも組み合わせたキャンペーンを、コンタクト数の多い規模で回したいBtoB企業に向いています。

- 調査日:2026年10月29日
- 調べた情報源:Oracle Eloquaの日本語製品ページ、Oracleのグローバル価格表、公式ドキュメント、公式の導入事例、日本語Oracle Marketingフォーラム、ITreview・ITトレンドの口コミ、発売時の報道
- この記事で扱うのはツール利用者の評判です。
Oracle Eloquaの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Oracle Corporation(米国)が買収したEloqua社の製品。日本では日本オラクル株式会社が2013年11月25日に発売。日本オラクルは東京都港区北青山、東証スタンダード(証券コード4716)、設立1982年2月(第三者の企業情報サイト掲載)。親会社の持株比率は確認できませんでした |
| 日本での提供・サポート | 管理画面は日本語に対応しています。画面の言語はブラウザの言語設定で決まり、一部のレポートフォルダ名などは英語のみです。ヘルプセンターは既定で英語表示ですが、日本語版のドキュメントがあります。日本語の製品ページから「デモのリクエスト」ができます。日本語Oracle Marketingフォーラムでは、日本オラクルのカスタマーサクセスの社員がリリース告知や活用解説を日本語で投稿しています。日本語の問い合わせ窓口(電話・チケット)の明記と、日本オラクル自身による導入支援の記載は見つかりませんでした |
| 向いている事業 | 主にBtoB(GartnerではB2B Marketing Automation Platforms部門で評価)。発売時の報道では、保険・自動車などBtoCでも活用できるとされています |
| 主な機能 | キャンペーン・オーケストレーション、プログラムキャンバス、プログレッシブ・フォーム、動的Eメール、ランディングページ、スコアリング、アカウント単位のエンゲージメントスコア、生成AI(Advanced Intelligence) |
| 料金 | Marketing Basic 月2,000ドル(1万コンタクト)〜(グローバル価格表、2025年6月12日付、米ドル) |
| 無料プラン・トライアル | 無料プラン・無料トライアルの記載は見つかりませんでした(「デモのリクエスト」「クリックスルー・ツアー」あり) |
| 公式サイト | Eloqua Marketing Automation |
出典:Eloqua 製品ページ、Oracle グローバル価格表、言語サポート(公式ドキュメント)、クラウド Watch(2013年)、Web担当者Forum(2013年)、企業情報(第三者)

Oracle Eloquaの良い評判・口コミ
利用者の声(公式以外)
ITreview(Oracle Eloqua Marketing Automation)で満足度3.0(10件、2026年10月26日集計)です。規模別は、大企業3.3、中堅企業2.5、中小企業2.9です。項目別は、価格1.9、使いやすさ3.1、サポート品質3.1、機能3.7です。Grid Award 2026 FallのMAツール部門には掲載されていません。ITトレンドは3.0(1件)です。BOXILの評価ページは見つかりませんでした。(ITreview、ITトレンド)
- 利用者は、スコアリングとシナリオ作成の機能を評価している。(ITreview)
- 別の利用者は、Salesforceと連携して顧客情報を一元化し、リードから受注まで管理できる点を挙げている。(ITreview)
- キャンペーンをドラッグ&ドロップで作れるというレビューもある。(ITトレンド)
公式の導入事例(自社発表)
- Mountain View(エジプトの不動産開発):約30,000件のコンタクトを1つのデータベースに統合し、Oracle Salesと連携した。直販売上が5%増え、キャンペーンの展開が数日から3分未満になり、NPSが17ポイント上がった(2022年8月12日)。(事例)
- Cisco:パートナー向けニュースハブのメール配信に利用。パートナーメールのユニーククリック率が3倍、ほかの手法よりエンゲージメントが42%増え、メールキャンペーン数を34%減らした(2021年2月23日)。(事例)
国内の公式事例は確認できませんでした。参考として、BOXILの[PR]記事(2020年3月10日更新)が、日本能率協会の事例を紹介しています。2015年4月の導入から約3年半で、自動で増えるコンタクトが年約2万件、面直営業のセールスリードが20倍になったとしています。(BOXIL Magazine)
導入社数の自社発表は見つかりませんでした。発売時の報道では、導入企業の例としてヒューレット・パッカード、シーメンス、マカフィー、アドビが挙げられています。オラクルは、Gartner「Magic Quadrant for B2B Marketing Automation Platforms」(2025年9月23日)で13年連続リーダーに選ばれたとしています(自社発表)。
Oracle Eloquaの気になる評判・注意点
- 学習コストが高い:多機能で覚えることが多く、メール・Web以外(LINEなど)に対応していないという声がある。(ITreview)
- 中小企業には割高:大企業向けの価格で中小企業には割高、動作も重いという声がある(2019年)。(ITreview)
- Basicは機能が限られる:Basicはスコアリングが1つだけで、本格的に使うにはStandard以上が必要というレビューがある(2019年)。(ITreview)
- 国内のレビューが少なく古い:ITreviewは10件で最新は2022年、ITトレンドは1件。
- 料金は米ドルの価格表:公式の価格表は米ドル・月額・コンタクト数のバンド制。日本円の公式価格は見つかりませんでした。価格表はフランスのoracle.comにあるグローバル版で、日本での販売価格と同じかは確認できませんでした。価格表には「予告なく変更」と書かれている。
- 円の目安は2013年の情報:発売時の報道では、下位モデルが1万コンタクトで月額20万円から、上位エディションが同条件で月額40万円程度とされていた。13年前の情報で、現在の価格ではない。
- 生成AIの有効化に申請が必要:Advanced Intelligenceは全顧客が使えるが、有効化にはOracle Supportへのサービスリクエストが必要。
- 日本語は一部英語のまま:画面は日本語に対応しているが、一部のレポートフォルダ名やプロンプトは英語のみ。ヘルプは既定で英語表示。日本語フォーラムに2026年6月19日付で「今後のWhat’s Newおよび製品マニュアルに関するご案内」の告知があるが、本文は確認できませんでした。
- 名称と別製品:価格表のファイル名は「Oracle Marketing Cloud Global Price List」で、Eloquaはその中の製品として載っている。同じOracle Marketingの別製品「Responsys」とは別物。
- 2026年のセキュリティ事案:Oracleの公式発表は見つかりませんでした。
Oracle Eloquaの料金
| プラン | 料金(米ドル、月額) | 主な内容 |
|---|---|---|
| Marketing Basic | 2,000ドル(1万コンタクト)〜4,500ドル(10万コンタクト) | コンタクト上限のバンドごとに月額が決まる |
| Marketing Standard | 4,000ドル(1万コンタクト)〜9,000ドル(10万コンタクト) | コンタクト上限のバンドごとに月額が決まる |
| Marketing Enterprise | 125万コンタクトで41,200ドル | 1万コンタクトからのバンドの金額は確認できませんでした |
価格表は2025年6月12日付で、「教育目的」「予告なく変更」と書かれています。税の記載はありません。新規顧客はEloqua Platformの購入が必須で、最低1万コンタクトからです。主なオプションは次のとおりです。
- 追加マーケティングユーザー:年840ドル/ユーザー
- Guided Campaigns:月100ドル/ユーザー(最低10ユーザー)
- Engage、Profiler:各年200ドル/ユーザー
- 追加テスト環境:年12,000ドル
- Advanced Lead Scoring:オプションとして掲載
初期費用と最低契約期間の記載は見つかりませんでした。日本語の公開料金ページも見つかりませんでした。第三者サイトでは、ITトレンド(2025年10月31日更新)が「別途お問い合わせ」、ITreview(ページの日付2023年2月3日)は金額の掲載がありません。(Oracle グローバル価格表、ITトレンド、ITreview 価格)
Oracle Eloquaでできること
- リード管理とWeb行動のトラッキング(匿名・企業判別):見込み客情報の管理、Cookie情報とのひも付け、オフライン行動履歴の管理ができる(ITreviewベンダー掲載)。公式の製品ページでは、行動データと企業統計データでセグメントを作れるとしている。匿名訪問者の企業判別は公式サイトでは確認できませんでした。
- スコアリング:価格表にオプション「Advanced Lead Scoring」がある。公式事例では、自動のリードスコアリングで質の高いリードを営業に渡している。アカウント単位でエンゲージメントスコア(0〜100)を付ける「Account Intelligence」もある。
- メール配信とシナリオ(ステップ・分岐):シナリオ作成、メール作成・配信、ステップメール、キャンペーン管理がある(ITreviewベンダー掲載)。公式の製品ページでは、Eメール・ネイティブSMS・ディスプレイ・Web・動画・ソーシャルのキャンペーンをドラッグアンドドロップで作れる。プログラムキャンバスでは、リード・スコアの変化などをきっかけに処理を動かせる。ガイドに沿ってキャンペーンを作る「Guided Campaigns」は有償オプション。分岐の具体的な仕様は公式サイトでは確認できませんでした。
- フォーム・LP作成:プログレッシブ・フォーム、動的Eメール、ランディングページを作れる(公式の製品ページ)。
- 分析・レポート:ダッシュボードがある(ITreviewベンダー掲載)。分析機能「Eloqua Insight」は、日本オラクルの社員がコミュニティで日本語の解説を投稿している(2025年9月2日)。
- CRM・SFA連携:Oracle Salesとの連携は公式事例で確認できる。Salesforceとの連携はレビューで触れられているが、公式の記載は確認できませんでした。HubSpot・kintone・Microsoft Dynamicsとの連携も確認できませんでした。
- AI機能:「Advanced Intelligence」として、配信過多の度合いを判定する「Fatigue Analysis」、Account Intelligence、配信時刻を最適化する「Send Time Optimization」、生成AIによる件名案の生成(最大5案)、生成AIによるメール・LPの本文生成がある。従来の「Subject Line Optimization」は提供を終えた。2025年6月12日から全顧客が使えるが、有効化にはOracle Supportへの申請が必要。公式の製品ページでは、オーディエンスの選択やパーソナライズされたアセットの作成にもAIを使うとしている。
- アカウント単位の施策:公式の製品ページに「アカウント・レベルの機能」がある。
Oracle Eloquaが向いている会社・向いていない会社
向いている会社
- メールに加え、SMS・Web・ディスプレイなども含めたキャンペーンを1か所で設計したい
- コンタクト数が多く、米ドルの価格表をもとに予算を組める
- Oracle Salesを使っている、またはアカウント単位でエンゲージメントを見たい
向いていない会社
- 円建ての料金や無料トライアルで、手軽に始めたい
- 国内のレビューや国内の公式事例を参考に選びたい(ITreview 10件、国内の公式事例は確認できず)
- Salesforceとの公式の標準連携を前提にしたい(公式で確認できず)
他のMAツールとの比較
海外製でBtoB向けのMA同士で比べると、Eloquaは料金が米ドルの価格表で、管理画面の日本語対応を公式ドキュメントで説明している点が違います。
| 項目 | Oracle Eloqua | Account Engagement | Adobe Marketo Engage |
|---|---|---|---|
| 向いている事業 | 主にBtoB(発売時の報道ではBtoCでも活用可) | BtoB | BtoB(BtoC向けの記載は見つからず) |
| 料金 | Marketing Basic 月2,000ドル(1万コンタクト)〜(グローバル価格表) | Growth+ 月150,000円〜(組織/月、年間契約) | 非公開(要問い合わせ) |
| 無料で試せるか | 無料トライアルの記載なし(デモ、クリックスルー・ツアー) | 公式に記載なし | 無料トライアルの記載なし |
| 日本語・支援 | 管理画面は日本語対応(一部英語のみ)、日本語フォーラム | 日本語の製品・料金ページ。導入支援は構築パートナー | 日本語の製品・料金ページ、UIの日本語切り替え手順、日本語の「導入のご相談」窓口 |
| AI | 生成AIで件名案・メール/LP本文(有効化に申請が必要) | Einsteinコンテンツ作成、Agentforceキャンペーン作成 | 生成AIでメール本文・件名、Fireflyで画像 |
| CRM連携 | Oracle Sales(公式事例) | Salesforce CRMと統合 | Salesforce・Microsoft Dynamics・Veevaと双方向のネイティブ統合 |
| ITreview | 3.0(10件) | 単体0件(統合先のAgentforce Marketingは3.6・202件) | 3.9(182件) |
出典:Oracle グローバル価格表、Eloqua 製品ページ、Account Engagement 料金、Marketo Engage 料金、Marketo Engage 連携、ITreview:Eloqua、ITreview:Agentforce Marketing、ITreview:Marketo
Account Engagementの評判とMarketo Engageの評判も調べています。
12製品の比較は「MAツールおすすめ12選」で見られます。
Oracle Eloquaを掲載しているおすすめ記事
よくある質問
Oracle Eloquaの料金はいくらですか?
Oracleのグローバル価格表(2025年6月12日付、米ドル)では、Marketing Basicが1万コンタクトで月2,000ドル、Marketing Standardが同じく月4,000ドルからです。日本円の公式価格は見つかりませんでした。
日本語で使えますか?
管理画面は日本語に対応しています。ただし、一部のレポートフォルダ名などは英語のみで、ヘルプは既定で英語表示です。日本語版のドキュメントと、日本語Oracle Marketingフォーラムがあります。
Salesforceと連携できますか?
Salesforceと連携して使っているというレビューはありますが、公式の記載は確認できませんでした。公式事例で確認できる連携先はOracle Salesです。
無料で試せますか?
無料プラン・無料トライアルの記載は見つかりませんでした。日本語の製品ページから、デモのリクエストとクリックスルー・ツアーを利用できます。
情報の確認日と出典
- 確認日:2026年10月29日。料金や機能は変わることがあるため、最新は公式サイトで確認してください。
- 掲載内容の修正依頼は、お問い合わせフォームから受け付けます。
出典
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