kintoneの評判は?CRM・SFAとして使う料金・機能・向いている会社を調査
kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォームです。CRM/SFAの専用製品ではなく、顧客リストや案件管理のアプリをノーコードで作って顧客管理・営業管理に使います。ITreviewのCRMツール部門では満足度3.9(103件)です。テンプレートを自分でアレンジしてアプリを作れる点を評価する声がある一方、標準機能を超えるとJavaScriptか有料プラグインが必要という声もあります。料金はライトコースで1ユーザーあたり月1,000円(税抜、最小10ユーザー)からで、30日間の無料お試しがあります。自社の業務に合う顧客管理の形を、現場が自分で作って育てたい会社に向いています。

- 調査日:2026年10月29日
- 調べた情報源:kintoneの公式サイト・料金ページ・カタログ・営業職向け資料、公式の導入事例・IR資料、ITreview・BOXIL・ITトレンドの口コミ
- この記事で扱うのはツール利用者の評判です。
kintoneの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | サイボウズ株式会社(東京都中央区日本橋。東証プライム上場、証券コード4776) |
| 日本での提供・サポート | 国産で日本語の画面。ワイドコースに導入相談の記載あり。担当者による定着支援の明記は見つかりませんでした |
| 分類 | CRM/SFA専用ではない業務改善プラットフォーム。顧客管理・案件管理はアプリを作って実現する(CRM・SFAどちらの用途にも使う) |
| 主な機能 | ノーコードのアプリ作成(サンプルアプリ100種類以上)、顧客リスト・案件管理アプリ、プロセス管理、コメント・通知、集計・グラフ、プラグイン・API、kintone AI |
| 料金 | ライトコース 1ユーザーあたり月1,000円〜(税抜、最小10ユーザー)。初期費用無料、1か月から契約可 |
| 無料プラン・トライアル | 30日間の無料お試し(スタンダードコースの全機能、終了後の自動課金なし)。無料プランは確認できませんでした |
| スマホアプリ | スマートフォンからの利用に対応(公式資料に記載) |
| 公式サイト | kintone |
出典:kintone、料金ページ、カタログ(PDF)、営業職向け資料(PDF)、会社概要(PDF)

kintoneの良い評判・口コミ
利用者の声(公式以外)
ITreviewのGrid Award 2026 Fallでは、CRMツール部門で満足度3.9(103件)、3年連続のLeaderです。SFAツール部門には掲載がありません。BOXILでは4.19(396件)、ITトレンドでは4.0(2,428件)です。ITトレンドの件数は、グループウェアなど複数カテゴリを合算した製品全体の数です。(ITreview CRM部門、BOXIL、ITトレンド)
- 利用者は、テンプレートを自分でアレンジして、アプリを簡単に作れると評価している。(BOXIL)
- 別の利用者は、顧客管理やプロジェクト管理で、現場主導の業務改善を支えてくれると述べている。(BOXIL)
- 顧客管理など目的別のアプリを簡単に作れ、運用中に変更しても業務を止めずに済むという声もある。(ITトレンド)
公式の導入事例(自社発表)
- 日機装株式会社:案件管理(CRM)と製品ライフサイクル管理をkintoneで構築し、検索AIも活用。年間約23,000時間の業務時間を削減。(SFA/CRM事例集PDF)
- 株式会社リーグル:顧客管理をSalesforceから置き換え、コストを10分の1程度に圧縮、年間400時間あまりを削減。集計プラグインのkrewSheetを併用。(同PDF)
公式は、国内の契約企業40,000社突破(2026年6月時点)としています(自社発表)。
kintoneの気になる評判・注意点
- 標準機能を超えると開発か有料プラグイン:標準機能で作れる範囲を超えると、JavaScriptのカスタマイズか有料の追加機能(プラグイン)が必要という声がある。(ITトレンド)
- 初回は手間がかかる:未経験者は初回に手間がかかる、どのアプリが何に使われているか分かる一覧が欲しいという声がある。(ITトレンド)
- CRM/SFAの専用機能は本体にない:メール配信、名刺取り込み、売上予測など、専用製品の標準機能は本体になく、連携サービスやプラグイン(別料金)で補います。
- ライトコースは連携できない:外部サービス連携とプラグインはスタンダードコース以上です。ライトコースでは使えません。
- 最小10ユーザー:実質の最低月額は、ライト10,000円、スタンダード18,000円(税抜)です。
- 料金は2024年11月改定後:改定前(ライト780円、スタンダード1,500円、最小5ユーザー)のまま残る記事が多数あります。
- AIはクレジット制:kintone AIはコースごとに毎月一定量のクレジットが付与され、超える利用は追加購入が必要です(追加購入オプションは2026年秋頃の提供予定)。
- 年額契約の割引はない:年額サービスは月額の12倍です。
kintoneの料金
| プラン | 料金(1ユーザーあたり月額、税抜) | 主な内容 |
|---|---|---|
| ライトコース | 1,000円(最小10ユーザー) | アプリ200個まで。kintone AIは対象外。外部サービス連携・プラグインなし |
| スタンダードコース | 1,800円(最小10ユーザー) | アプリ1,000個まで。kintone AI 500クレジット×ユーザー数。外部サービス連携・プラグインなどの拡張機能。無料お試しあり |
| ワイドコース | 3,000円(最小1,000ユーザー) | 大規模利用向けの機能、kintone AI 1,000クレジット×ユーザー数、導入相談 |
年額サービスは1ユーザーあたり、ライト12,000円、スタンダード21,600円、ワイド36,000円(税抜)です。初期費用は無料で、1か月から契約できます。帳票出力などの連携サービスは別契約・別料金です。(料金ページ、カタログ)
kintoneでできること
- 顧客情報と対応履歴の一元管理:「顧客リスト」アプリで、顧客の基本情報、対応履歴、関連案件を一元管理する(公式資料の利用例)。サンプルアプリは100種類以上あり、Excelの読み込みやAIからもアプリを作れる。
- 案件・商談(パイプライン)管理:「案件管理」アプリで進捗を見える化し、チームで相談・指示する。プロセス管理でステータス変更、履歴確認、担当者への通知ができる。事例では「ヨミ管理」から受注後の実績管理までつなげている。
- メール配信・フォームなど顧客接点の機能:メール配信・フォーム・問い合わせ管理は、本体機能として公式資料に記載がありませんでした。連携サービスやプラグイン(スタンダード以上)で補う。レコード内のコメントと、日付基準のリマインダー通知はある。
- 活動報告の省力化(スマホ・名刺・メール連携):スマートフォンから顧客情報の確認、商談結果の入力、投稿ができる。名刺取り込み、メール・カレンダー連携は本体機能として記載がなく、連携サービスで対応する。
- 売上予測・レポート:クロス集計、縦棒・円グラフ、ドリルダウンがあり、グラフとアプリの導線をまとめた「ワークスペース」を作れる。本体の売上予測機能は確認できませんでした。事例では売上管理アプリで予実を管理している。
- 外部連携(API・Slack・MAなど):kintone APIと、スタンダード以上のプラグイン・外部サービス連携がある。帳票出力、集計プラグイン(krewSheet)、企業情報データベース(ユーソナー)との連携事例がある。Slack・freee・Sansanとの連携は公式資料では確認できませんでした。HubSpotは公式リリースでkintone連携を明記している。
- 生成AI・AIエージェント:「kintone AI」を2026年6月に正式リリース。IR資料にはアプリ作成AI、検索AI、要約AI、校正AIなどが挙がる。AIによる予測・スコアリングと、AIエージェントは確認できませんでした。
kintoneが向いている会社・向いていない会社
向いている会社
- 顧客管理の項目や流れが独自で、専用CRMの型に合わせたくない
- 顧客管理のほかに、見積・契約書・セミナー管理なども1つの基盤にまとめたい
- 現場に、アプリを作って改善を続ける担当者がいる
向いていない会社
- メール配信や名刺取り込みなど、SFA専用の機能を標準で揃えてほしい
- 10ユーザー未満で小さく始めたい(最小10ユーザー)
- 導入時に担当者の手厚い定着支援を求めている(公式に明記なし)
他のCRM・SFAツールとの比較
kintoneは1ユーザーあたりの単価が低い一方、CRM/SFAの専用機能は自分で作るか連携で補う点が違います。
| 項目 | kintone | Zoho CRM | Mazrica Sales |
|---|---|---|---|
| 分類 | 業務改善プラットフォーム(顧客管理・案件管理はアプリを作る) | CRM/SFA | SFA/CRM(国産) |
| 料金 | ライトコース 1ユーザー月1,000円〜(税抜、最小10ユーザー) | スタンダード 1ユーザー月1,760円〜(税抜、年間契約の月額換算) | Starter 組織あたり月70,000円〜(税抜。1ID 6,500円×10ID+Agent 5,000円) |
| 無料で試せるか | 30日間の無料お試し(無料プランなし) | 無料プラン(3ユーザー)、15日間トライアル | 無料トライアルあり |
| 案件管理 | 案件管理アプリを作成 | あり(営業パイプライン) | あり(顧客・案件・行動管理) |
| AI | kintone AI(クレジット制) | Zia。Zia Agentsの対象DCに日本の記載なし | Mazrica Sales Agent(AI議事録、AI自動更新など) |
| ITreview(CRM部門) | 3.9(103件) | 4.0(126件) | 4.0(67件) |
出典:kintone 料金、Zoho CRM 料金、Mazrica Sales 料金、ITreview CRM部門
Zoho CRMの評判、Mazrica Salesの評判も調べています。
CRMの比較は「CRMツールおすすめ12選」、SFAの比較は「SFAおすすめ12選」で見られます。
kintoneを掲載しているおすすめ記事
- CRMツールおすすめ12選|無料・有料を料金・機能・AI対応で比較
- SFA(営業支援システム)おすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較
- ノーコード開発ツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較
よくある質問
kintoneの料金はいくらですか?
ライトコースが1ユーザーあたり月1,000円、スタンダードコースが月1,800円で、いずれも税抜、最小10ユーザーです。実質の最低月額はライト10,000円、スタンダード18,000円です。
無料で使えますか?
30日間の無料お試しがあり、スタンダードコースの全機能を使えます。終了後に自動で課金されることはありません。無料プランは確認できませんでした。
kintoneはCRMやSFAとして使えますか?
使えます。ただし専用製品ではなく、顧客リストや案件管理のアプリを作って運用します。メール配信や名刺取り込みは本体になく、スタンダードコース以上で連携サービスやプラグインを足します。
AIは使えますか?
kintone AIが2026年6月に正式リリースされました。スタンダードコースは500クレジット、ワイドコースは1,000クレジット(いずれも×ユーザー数)が毎月付与されます。ライトコースは対象外です。
情報の確認日と出典
- 確認日:2026年10月29日。料金や機能は変わることがあるため、最新は公式サイトで確認してください。
- 掲載内容の修正依頼は、お問い合わせフォームから受け付けます。
出典
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