Power Automateの評判は?料金・機能・向いている会社を調査
Power Automateは、米Microsoftが提供する自動化ツールです。クラウドで動く「クラウドフロー」と、Windowsで動くデスクトップ版(Power Automate for desktop)を一つの製品で扱えます。ITreviewのRPAツールのカテゴリでは、満足度3.9(75件)です。定例作業の自動化や履歴の見やすさを評価する声がある一方、フローが増えると管理が難しいという声もあります。デスクトップ版はWindows 11に最初から含まれ、無料で始められます。ただし、スケジュール実行や共有、無人実行には有償ライセンスが必要です。有償はPremiumの月2,248円/ユーザー(税抜・年払い)からです。Microsoft 365を使っていて、Windowsの作業から自動化を始めたい会社に向いています。

- 調査日:2026年10月29日
- 調べた情報源:Power Automateの公式料金ページ、Microsoft Learnのドキュメント、公式の導入事例、ITreview・ITトレンドの口コミ
- この記事で扱うのはツール利用者の評判です。
Power Automateの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Microsoft Corporation(米国)。日本法人は日本マイクロソフト株式会社(東京都港区港南、代表取締役社長 津坂美樹) |
| 日本での提供・サポート | 日本語の料金ページとドキュメントあり。導入支援や研修の公式メニューは確認できませんでした |
| タイプ | クラウド型(クラウドフロー)+デスクトップ型(Windowsにインストールするデスクトップ版) |
| 主な機能 | 操作の記録とドラッグ&ドロップでのフロー作成、クラウドフローのコネクタ、Copilot |
| 料金 | Premium 月2,248円/ユーザー〜(税抜・年払い) |
| 無料プラン・トライアル | デスクトップ版はWindows 10で追加費用なし、Windows 11に最初から含まれる。30日間の無料試用版あり |
| 対応OS(Mac対応か) | デスクトップ版はWindows 10/11とWindows Server 2016〜2025。ARM端末は非対応。macOSの記載は見つかりませんでした |
| 公式サイト | Power Automate |
出典:Power Automate 料金、デスクトップ版の要件、日本マイクロソフト 会社概要、窓の杜

Power Automateの良い評判・口コミ
利用者の声(公式以外)
ITreviewでは、製品全体で満足度4.0(174件)です。カテゴリ別では、RPAツール3.9(75件)、iPaaS 4.1(89件)です。Grid Award 2026 Fallでは、RPAツールとiPaaSの部門でLeaderです。ITトレンドでは4.3(98件)で、RPAではなくPaaSのカテゴリに載っています。BOXILの掲載は見つかりませんでした。(ITreview、ITreview Grid Award、ITトレンド)
- 利用者は、定例メールの送信や集計を自動化し、フローを共有して属人化を解消できたとしている。スケジュール実行と即時実行の両方に対応する点も挙げている。(ITreview)
- 別の利用者は、ステップごとの履歴や変数の値を確認でき、原因を調べやすいと評価している。(ITreview)
公式の導入事例(自社発表)
- 早稲田大学:2022年4月から業務改革の主要ツールに採用。2年で400を超える業務を変え、口座登録業務の工数を5〜6割削減した。依頼から登録まで最短1週間かかっていたものが20〜30分になった。デスクトップ版をAzure Virtual Desktop上で動かしている。(事例)
- パソナJOB HUB:業務報告書の依頼から回収、OneDriveへの保存までを自動化し、月約60時間を削減。非エンジニアが約1カ月半でリリースした。クラウドフローの事例で、デスクトップ版のRPAではない。(事例)
公式は、Gartnerの2023年のRPAのMagic QuadrantでLeaderに選ばれたとしています(自社発表、2023年版)。
Power Automateの気になる評判・注意点
- フローが増えると管理が難しい:フローの数が増えると管理しにくい、トリガーを変えると設定や式が消える、ブラウザ版が重いという声がある。(ITreview)
- 無償の範囲では足りない:サブスクに含まれる無償の利用では全機能を使えず、使い込むほど不足を感じるという声がある。(ITreview)
- 「無料」はデスクトップ版の範囲だけ:クラウドからのトリガーやスケジュール実行、共有、集中管理、AI Builder、プレミアムコネクタ、無人実行には有償ライセンスが必要。
- Copilotの言語に制限:クラウドフローのCopilotは、モデルの対応言語が英語のみ(2026年2月21日更新のFAQ)。職場・学校アカウントも必要。デスクトップ版の一部AI機能は、当面は米国拠点のアカウントに限るとの報道がある。
- 価格は改定されることがある:料金は税抜・年払いの月額で、円建ての価格は改定されることがある。
- ITreviewの数字は2種類:製品全体(174件)とRPAカテゴリ(75件)で件数が違う。比較表ではRPAカテゴリの数字を使う。
Power Automateの料金
| プラン | 料金(税抜、年払い) | 主な内容 |
|---|---|---|
| デスクトップ版(Windows付属) | 追加費用なし | フロー作成とアテンド型の実行。クラウド連携・共有・AI Builder・無人実行は不可 |
| Premium | 月2,248円/ユーザー | クラウドフロー+アテンド型のデスクトップフロー、プロセス・タスクマイニング50MBなど |
| Process | 月22,488円/ボット | 非アテンド型(無人実行)。1ボット=1マシンで、一度に1つのフローを実行 |
| Hosted Process | 月32,233円/ボット | Microsoftがホストする仮想マシン付き |
| プロセスマイニングアドオン | 月749,625円/テナント | プロセスマイニングの追加 |
30日間の無料試用版があります。対象はUIベースのクラウドフローと標準コネクタで、クレジットカードが必要です。Microsoft 365に付属する使用権でも、クラウドフローを使えます。初期費用と最低契約期間の記載は見つかりませんでした。従量課金の金額は料金ページに記載がありません。(料金、デスクトップ版の要件)
Power Automateでできること
- プログラミングなしでロボットを作れる:デスクトップ版はレコーダーとドラッグ&ドロップのデザイナーで作る。既製のアクションは400以上。クラウドフローは800以上のコネクタで、プログラミングなしに連携できる(2023年1月時点の公式ガイド)。
- Webブラウザとデスクトップアプリの両方を操作:デスクトップアプリとWeb(Edge・Chrome・Firefox)を一つのフローで操作できる。SAP、メインフレーム(AS400)、Java、Citrix向けのアクションもある。
- スケジュール実行:クラウドフローからのトリガーやスケジュールで、デスクトップフローを起動できる(有償ライセンス)。
- ロボットの集中管理:フローの共有、集中管理、レポートを使える(有償ライセンス)。無人実行はProcessライセンスで行う。
- SaaS・APIとの連携:クラウドフローのコネクタでSaaSとつなぐ。プレミアムコネクタとカスタムコネクタは有償。
- 生成AI・AIエージェントとの組み合わせ:デスクトップ版のCopilotで、自然言語からフローを作れる(2024年9月17日にパブリックプレビュー)。クラウドフローのCopilotは英語のみ。AI Builder(紙の書類の読み取りや予測)は有償。デスクトップフローからローカルのAIモデルにつなぐ機能は、2026年リリースウェーブ1の計画で2026年6月30日のプレビューとされている。AIエージェント機能は公式サイトでは確認できませんでした。
Power Automateが向いている会社・向いていない会社
向いている会社
- Microsoft 365を使っており、クラウドフローとデスクトップ版を組み合わせたい
- Windows付属のデスクトップ版で、費用をかけずに試したい
- Webとデスクトップアプリをまたぐ作業を一つのフローで動かしたい
向いていない会社
- Macで自動化したい(デスクトップ版はWindowsのみ)
- クラウドフローのCopilotを日本語で使いたい(英語のみ)
- 無料の範囲で、スケジュール実行や無人実行まで済ませたい
他のRPAツールとの比較
Webとデスクトップアプリの両方を動かせるツール同士で比べると、Power AutomateはWindows付属のデスクトップ版から始められ、有償の料金が円建てのユーザー単位で公開されている点が違います。
| 項目 | Power Automate | UiPath | WinActor |
|---|---|---|---|
| タイプ | クラウドフロー+デスクトップ版 | クラウド(Automation Cloud)とオンプレミス(Automation Suite) | デスクトップ型(Windows) |
| 料金 | Premium 月2,248円/ユーザー(税抜・年払い) | ベーシック 月額$25から(ドル建て) | フル機能版 年908,000円/月83,233円(税別、ノードロック) |
| 無料で試せるか | Windows付属のデスクトップ版、30日間の試用版 | Community(永久無料)、60日のトライアル | 無料トライアルは見つからず(有償の2カ月パック) |
| Web/デスクトップ | 両方 | 両方 | 両方 |
| AI | Copilotで自然言語からフロー作成(プレビュー) | Autopilot、AIエージェントのAgent Builder | 生成AIと対話してシナリオ作成 |
| ITreview(RPAツール) | 3.9(75件) | 3.8(64件) | 3.6(103件) |
出典:Power Automate 料金、UiPath 料金、WinActor 価格表、ITreview:UiPath、ITreview:WinActor
UiPathの評判とWinActorの評判も調べています。
12ツールの比較は「RPAツールおすすめ12選」で見られます。
Power Automateを掲載しているおすすめ記事
よくある質問
Power Automateは無料で使えますか?
Windows付属のデスクトップ版は無料で使えます。スケジュール実行、共有、無人実行などは有償ライセンスが必要です。
有償版の料金はいくらですか?
Premiumが月2,248円/ユーザー、無人実行のProcessが月22,488円/ボットです。いずれも税抜・年払いです。
Macで使えますか?
デスクトップ版の対応OSはWindows 10/11とWindows Serverです。macOSの記載は見つかりませんでした。
AIでフローを作れますか?
デスクトップ版のCopilotで、自然言語からフローを作れます(プレビュー)。クラウドフローのCopilotは英語のみです。
情報の確認日と出典
- 確認日:2026年10月29日。料金や機能は変わることがあるため、最新は公式サイトで確認してください。
- 掲載内容の修正依頼は、お問い合わせフォームから受け付けます。
出典
関連記事
-
2026.10.29
MAツールおすすめ12選|料金・機能・AI対応で比較
-
2026.10.29
b→dashの評判は?MAツールの料金・できること・向いている会社を調査
-
2026.10.29
SATORIの評判は?MAツールの料金・できること・向いている会社を調査
